地域部会実績報告(PDF:259KB)

千葉市地域自立支援協議会中央・美浜区地域部会開催報告
(平成20年3月~9月開催分)
中央.美浜地域部会
下記のとおり中央・美浜区地域部会を開催しましたので報告します。
開
催
内
容
中央・美浜地域部会を4回開催し、相談支援事業者からの報告・個別ケースの検
討・各参加機関の現状と課題・課題に対する意見交換等を行った。
① 平成20年3月28日(火)各事業所等の現状と今後の進め方
② 平成20年4月15日(火)事例検討・情報交換
検
討
経
過
③ 平成20年6月17日(火)事例検討・情報交換
④ 平成20年8月19日(火)事例検討・情報交換
地域部会の進め方について
・定例会は原則第3火曜日に行い、会場はローテーションする
・会場準備、議事録作成は会場提供機関がおこなう
・臨時開催はケース担当している機関から事務局へ連絡、事務局が日程、会
場調整をおこなう。
以上確認
討
議
報
告
各事業所からの報告
(ヘルパー派遣の現状と課題)
・事業所ごとでサービス内容の基準が違う、コーディネートが難しい
・契約の理念定着により、権利主張する方が増えてきた
・バーチャル家族化への未然防止
ペットの散歩、当事者以外への食事づくり
居宅介護の派遣内容などは、その都度区役所に確認している現状
→市として事業所向けガイドラインの策定は可能か?
ヘルパーが行うことのできる行為限界、判断基準
→支給決定の段階でサービス内容の範囲提示は可能か?
事業者ごとに、重要事項説明で対処範囲を明確にしてゆけば良
いのでは、との意見もあるが、現在はサービス内容で切磋琢磨する
時ではなく、働きやすい環境を整備する時なのでは?
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との意見が占める。
→現在のヘルパー育成に加え、事業者研修の充実が必要と思われる
基本的に、介護ヘルパーは「できない」ことへのヘルプ、障害ヘル
パーは「できる」ことを増やすヘルプ、
・マンパワー不足
ヘルパー数3年前は80名→現在30名(事業所の一例)
コムスンの24時間サービス廃止以降、夜間ヘルパーがいない。
精神では20社近く探しても受け手が見つからない。
・事業者一覧を市から配布されたが、動き方が解らず困っている人がいる。
(単価設定について)
・重度訪問介護など、単価と内容が合っていない
→在宅者には加算が一切適応されない現状ではつらい
(地域の受け皿不足について)
・施設入所を望むケース(家族)が多い、自立させたいが安心したい。
予算的に厳しい状況だが、生活ホーム立ち上げの声が聞かれている
→安心できる受け皿=施設、という家族の考え方を和らげたい。
→単身困難=グループホーム、を結びつけないほうが良い
送り出す側のひと工夫
永住できるとの誤解を無くす
(その他)
・緊急通報システムが適切に活用されない
夜間でも些細なことで電話してくるケース有り
→万一のことが頭をよぎり取らないわけにはいかないジレンマ
・ショートステイは以前より活用しやすくなった、反面、緊急ケースが受けられ
ないことも出てきている。
ケース検討①
・中央区在住、単身生活保護受給、居宅介護を毎日利用、事業所とのトラブ
ルが絶えず転々、ヘルパーが怖がり派遣困難、糖尿病有り半身不随
問題点
問題ケースとして受け入れ困難の回答事業所が増えてしまっている
昼夜逆転、飲酒で暴れる事がある
調理内容、ケアに不満を言い出す
(現在安定しているとのことだが、次回不穏時の対応として)
(服薬、感情について)
一般科から不眠時薬としてハルシオン処方され、飲酒して服用されてい
る。理由は不明だが、服薬指導のできる人が必要ではないか?
また、飲酒と関係なく、自身の感情コントロールが困難な場合では受診
が必要と思われる。
選択肢として精神科と連携して糖尿病治療にあたるのが良いかもしれない、
その場合、医師への現状説明は健康福祉課の協力が必要、医療知識をもった
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看護師が望ましいのではないか。
(ヘルパー派遣について)
現在のヘルパー事業所での関係が崩れると、新たな派遣先を探すのを事業所
任せでは困難、また、自身の諸問題が原因でヘルパー派遣が困難となること
についての説明は、対応に責任が持てない、信頼関係が築けていない等の理
由で話せない。この場合対応困難時は中央保健福祉センターに連絡、生活指
導も含め生保ワーカーからが有効ではないか。
ヘルパー側には、状態の良い本人を想定しながらケアされると良い、反対に
状態の悪い時はドライな思考で、事業所の判断を仰ぐように指導されてはい
かがか。
ケース検討②
・生保+厚生年金で単身生活。金銭管理に問題あって権利擁護事業を利用してい
るが、月一回の支給が限度、本人の希望通り支給額を増額してしまう。
→成年後見制度を利用してみてはどうか
費用面、申請者で検討の余地あり、また、金銭以外の判断能力は
比較的保たれており、後見(保佐)の対象となるか疑問。
管理への閉塞感を緩和しながら、信頼できる KP がいるとよいのだが、、、
その他
具体的ではないが、自殺をほのめかすケース、自己主張の強いケースへの対
応の仕方などが話にのぼる。
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千葉市地域自立支援協議会中央・美浜区地域部会開催報告
(平成20年3月~9月開催分)
花見川・稲毛区地域部会
下記のとおり花見川・稲毛区地域部会を開催しましたので報告します。
開
催
内
容
花見川・稲毛地域部会を5回開催し、相談支援事業者からの報告・個別ケースの
検討・各参加機関の現状と課題、課題に対する意見交換等を行った。
① 平成20年3月18日(火)各事業所等の現状と今後の進め方
② 平成20年5月
検
討
経
過
9日(金)事例検討・情報交換
③ 平成20年5月23日(金)事例検討・情報交換
④ 平成20年6月26日(木)事例検討・情報交換
⑤ 平成20年8月28日(木)事例検討・情報交換
平成 19 年度第 1 回地域部会においては、それぞれの相談支援機関の概要と相談
状況などを共有し、お互いの理解を深めている。その中で、緊急一時保護の体制づ
くりが知的障害の分野では制度的な背景もあり活用しにくくなっている現状が見
えてきたり、サービス提供事業所として事業運営を安定的に営んでいくことの経営
的困難さが露呈されたりと、それぞれの事業所が抱える問題点も見えてきた。
討
議
報
告
平成 20 年度第 1 回地域部会からは、地域部会における個別の支援会議を今後ど
のような形で実施していけばより良いものとなっていけるか、実際に相談支援事業
所が抱えている知的障害特性および精神障害特性、家庭環境などが複雑に絡み合っ
たケースについて議論を重ねている。多方面の分野からの意見交換により、今後の
支援に対する新しい考え方を示すことができた。また、それぞれの事業所がそれぞ
れに個別支援会議のイメージをこれまで以上に膨らませることができる場となっ
た。
第 2 回地域部会は、ケース在住の民生委員、自治会長が地元の相談支援事業所に
緊急対応を求めてきたため、急遽個別支援会議として実施する。年齢的な介護保険
の検討、身体障害としての検討、てんかん発作に対する検討、退院後の検討と、親
族を交えて医療、行政、福祉、地域が議論する場となっている。
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第 3 回地域部会は、ケースに関する関係機関に市外より複数お越しいただき、本
人不在の個別支援会議になってしまったが、犯罪の可能性を大きく含んだケースに
対する今後の対応を議論している。軽度知的障害者の本ケースは、障害の受容がで
きておらず、自分はすべてできるので構わないでほしいという強い思いを持ってい
る。このようなケースに関して、今すぐに行える支援を共有することはできなかっ
たが、今後関わりが持てるようになった場合のいつくかの考え方を共有することが
できている。
第 4 回地域部会は、母子関係、家庭内暴力、母親及び本ケースの障害に対する理
解といったテーマの個別支援会議となる。緊急性を要する母親の思いが多数の相談
支援機関を巻き込む形となり、市内・市外の様々な機関と一緒に母親も同席する会
議となる。短期的な支援体制、中期的な支援体制、長期的な支援体制を検討すると
ともに、複数の相談支援機関の核となる事業所を確認し、本ケースのキーパーソン
作りもそれぞれの機関が行っていくこととなる。
地域部会における討議では、障害分野ごとの考え方や事業種別ごとの考え方、相
談支援員それぞれの考え方を一つのケースに集約することができることで、多角的
な視点で支援の可能性を求めていくことができるとても良い場となっている。ま
た、千葉市地域自立支援協議会という組織を各機関がしっかりとその役割を理解し
ていることで、これまでスムーズにいきにくかった個別支援会議を円滑に進めるこ
とができたことは大きな収穫となっている。
今後は、個別支援ケースを通して、より突っ込んだ千葉市の障害者福祉に関する
課題点や問題点、改善点、必要な社会資源の創出なども地域部会から提案すること
がでるような場としていきたいと考えている。
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千葉市地域自立支援協議会若葉・緑区地域部会開催報告
(平成20年2月~9月)
若葉・緑区地域部会
下記のとおり中央・美浜区地域部会を開催しましたので報告いたします。
開
催
内
容
検
討
経
過
開
催
結
果
若葉・緑区地域部会を、4回開催し、相談事業者および関係機関との事例検討・情
報交換をすすめながら、今後の自立支援協議会のあり方を検討してきた。
① 平成20年2月28日(木) 今後の地域部会の方向性についての検討
② 平成20年4月23日(木) 事例検討・情報交換
③ 平成20年6月18日(水) 事例検討・情報交換
④ 平成20年8月20日(水) 事例検討・情報交換
地域部会のすすめ方について
・ 定例会は、原則偶数月の第3水曜日に行ない、会場は中野学園とする。
・ 定例会以外の臨時開催(ケース調整会議等)は、必要に応じて事務局が連絡を取
り合い実施していく。
・ 千葉市の地域部会は、その人が住む地域で問題を解決するための新しいネットワ
ーク作り・情報交換の場として大きな意味合いがある。
・ 現場の担当者が出席して話し合う場としていく。
・ 行政の担当者とともに話し合う機会が定期的に取れることで、連携がとりやすく
なる。
ケース検討
① 若葉区在住の知的障害の方。本人と家族の現状を踏まえて、福祉サービスの利用
をふくめて日中の活動の場の確保について、本人・家族の参加のもと、サービス
調整会議の開催等ですすめていく。
② 緑区在住の方。強度行動障害の男性。安定した生活の場の確保のための、意見交
換、方向付けを協議会として検討。保護者の参加のもと、今後の動きの確認を行
なう。
③ 若葉区在住の方。保護者の高齢化に伴う支援の検討。今後、検討をすすめていく。
・
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開
催
結
果
情報交換
*精神障害者からの相談
・ 精神障害に関する相談の増加について。地域部会に精神障害の関係者がいないの
で、精神障害に関する情報が少ない。そのため、有識者・関係機関に参加を依頼
し、相談のすすめ方のレクチャーを受ける。
*行政機関への相談の現状
・ 福祉事務所では、高等学校を卒業してから5年間は、ケースのフォローを行なっ
ている。
・ 保護者の方が高齢になり、そのための施設利用の相談が多くなってきている。
・ 短期入所希望者および入所希望者が多いが、受け入れてもらえる施設が少ない。
・ 最近、精神障害の方で、働く場所を探している人が多い。
*ヘルパー事業所の現状・課題
・ ヘルパー派遣の場合、その方の一部しか見えず、ヘルパーの必要性が理解できな
いケースが多い。ケアマネジメントの役割が機能していると理解しやすい。
* 医療ケアの必要性
・ 医療棟、医療制度、医療機関の情報の共有が必要。
* 移動支援の制限
・ ケースごとの判断になる場合が多く、スムーズな対応が難しい現状がある。
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