資料3 千葉市地域自立支援協議会中央・美浜区地域部会開催報告 (平成21年4月~平成21年10月開催分) 中央.美浜地域部会 下記のとおり中央・美浜区地域部会を開催しましたので報告します。 開 催 内 容 中央・美浜地域部会を4回開催し、相談支援事業者からの報告・個別ケース の検討・各参加機関の現状と課題・課題に対する意見交換等を行った。 ① 平成21年4月21日(火)事例検討・情報交換 検 討 経 過 ② 平成21年6月16日(火)事例検討・情報交換 ③ 平成21年8月18日(火) 事例検討・情報交換 ④ 平成21年10月20日(火)事例検討・情報交換 事例検討 (新規) ・アスペルガー症候群の方の在宅支援の在り方 ・精神科入院中(知的)の方の退院先 討 議 報 告 上記 2 件は場合によって地域部会での検討を視野に入れていたが 事業所開催の個別支援会議で当面の収まりが見られたため、開催に は至らなかった。しかし、今後似たケースが出てくる可能性を考え 部会内で意見交換を行う。 主に出てきたテーマとしては権利擁護事業、病院側の退院支援。 ・身体障害 6 級、飲酒してヘルパーに罵声を浴びせるケース 受傷後 6 年、友人や生き甲斐を見いだせられる場所への導きが必要 ではないか。 ↓ 障害者サークル等への案内、保健福祉センターから提案してみる。 - 1 - ・脳性マヒと精神の重複、単身生活に向けた施設の係わり方 本人の目的意識を継続させる事と施設の限界説明、 ↓ 金銭管理を施設側が手伝い、成功体験を積み重ねていく、 本人との距離感を意識して行うと良いのでは。 (経過観察) ・美浜区のケース(身体と精神の重複) 傷害事件後、一時糖尿病治療で入院するが、対応困難で2wで 退院。ケアマネが手詰まり感を持っている様子のため、 相談事業所からケアマネに会議の打診してみる事で一致。 ↓ 部会に会議要請は無いが、事業所 3 か所とケアマネで在宅準備の 話し合いを実施。移動支援が行える方向で検討。 ↓ 精神障害者福祉手帳所得を準備中 参加者からの意見 ・権利擁護 フローチャートがあったり、専門機関からの説明があると利用に踏み 切りやすい。 ・児童の施設入浴 施設入浴は児童が対象外であるため、体格が良い方の訪問入浴は困難 - 2 - 千葉市地域自立支援協議会花見川・稲毛区地域部会開催報告 (平成21年4月~平成21年 8月開催分) 花見川・稲毛区地域部会 下記のとおり花見川・稲毛区地域部会を開催しましたので報告します。 開 催 内 容 検 討 経 過 花見川・稲毛地域部会を3回開催し、相談支援事業者からの報告・個別ケー スの検討・各参加機関の現状と課題・課題に対する意見交換等を行った。 ※ ① 第1回 平成21年4月23日(木) 事例検討・情報交換 ② 第2回 平成21年6月25日(月) 事例検討・情報交換 ③ 第3回 平成21年8月27日(木) 事例検討・情報交換 10 月は開催せず。 地域部会の進め方について ・定例会は偶数月の第 4 木曜日に開催。会場は各事業所および地域公民館を会 場とする。 ・臨時会議は必要に応じて即時召集し開催する。 ・個別支援会議の時間を十分にとることで、困難ケースの解決の方向性の模索 や地域の課題を洗い出す。 ・地域部会の定期的な開催の積み重ねから、主たる障害種別の垣根を越えた相 討 談支援事業所および行政や民間とのより強い関係性を築き上げる。 議 報 個別支援会議について 告 ケース1)触法行為のある方の地域移行に関する個別支援会議。地域へ帰るに あたって、本人および家族ニーズが明確にはなっていないケースで、関係各 機関が将来的な課題を予測し開催となっている。 会議としては明確な方向性は出ていないが、地域の中で情報の共有が行え たことは良い機会となる。 ケース2)特別支援学校(養護学校)卒業後、いずれの福祉機関にも属さず、 長期在宅かつ触法行為があるケースに関する個別支援会議。 現存する福祉サービスの枠において、本人および家族のニーズを支え切る ことが難しく、複数の相談支援期間がチームを作り対応していくこととなる。 - 3 - ケース3)特別支援学校(養護学校)在学中の引きこもりケース。卒業を目前 に控えて、非協力的な家族によるネグレストも垣間見られ、学校を含めたチ ーム支援の足掛かりを模索し、具体的な方向性を確認および支援を実施して いくこととなる。 個別支援会議から得られたこと ・ケース1に関して、触法行為のあるケースのこれまでの関わりについてのそ れぞれの機関と現状を情報交換できる。触法行為そのものが情報として得ら れないまま支援がなされるケースも多々あり、チーム支援の重要性が多数の 機関より聞かれている。 ・ケース2に関して、障害福祉サービス等の制度ではフォローしきれない方々 を地域でどのように受け止めていくか、新しい資源を考え出していけるかが 検討課題となる。 ・ケース3に関して、実は過去から様々な支援期間が関わっていたケース。家 族の非協力的態度がその時々の支援を単発のものにしていたことが実体とし て見えてくる。 単発の支援を継続的な物にしていくために、ケアマネジメント手法を用い た個別支援会議の重要性を再認識することとなる。 討 議 報 告 以下余白 - 4 - 千葉市地域自立支援協議会若葉・緑区地域部会開催報告 (平成21年4月~平成21年10月) 若葉・緑区地域部会 下記のとおり若葉・緑区地域部会を開催しましたので報告いたします。 若葉・緑区地域部会を、4回開催し、相談事業者および関係機関との事例 開 催 検討・情報交換をすすめながら、今後の自立支援協議会のあり方を検討して 内 きた。 容 検 討 経 過 開 催 結 果 ① 平成21年 4月15日(水) 事例検討・情報交換 ② 平成21年 7月 1日(水) 事例検討・情報交換 ③ 平成21年 8月19日(水) 事例検討・情報交換 ④ 平成21年10月21日(水) 事例検討・情報交換 そのほかに、サービス調整会議を2ケース(計3回実施) ケース検討 ① 若葉区の知的障害の方。本人と家族の現状を踏まえて、福祉サービスの利 用をふくめて日中の活動の場の確保およびヘルパー利用による生活状況 の日常の確認の必要性について、本人・家族の参加のもと、サービス調整 会議の開催等も行ないながら検討をすすめていく。また、家族一人一人の 今後の支援の方向性を検討を重ねてきている。現状としては、日中の活動 の場に月2回ほど通えるようになってきている。 ② 緑区の知的障害の方。市原で職親のもと30年間働いてきた職場での受け 入れが難しくなり、今後の生活場所の確保が急務になっていた。入所施設 への希望があるが、今まで関わりが少なかった親類の方の協力を得なが ら、ショートステイの受け入れ先を検討していった。自立支援協議会とし てのサポートを行いながら、11月に受け入れ先が見つかり、ショートス ティの生活をスタートしている。このことで、今までかかわりの少なかっ た親類の方の協力体制が見られるようになってきており、本人を支える環 境も改善しつつある。 ③ その他、相談事業所にあがってきている複数のケースについて、情報交換 をしていく。今後の状況を見ながら、必要に応じて、ケース調整会議の開 催も視野に入れながら、進めている。 地域部会で検討した困難ケース (情報交換も含めて) ・知的障害児者 6名 ( うち児童 2名 ) ・身体障害者 4名 ・精神障害者 3名 - 5 - 開 催 結 果 情報交換 * ショートスティ、施設入所希望の方への受け入れ支援の困難さ なかなか受け入れ先が見つからない現状。 児童施設から成人施設へ。保護者の健康状態の悪化。不況による家族支援 の崩壊など。 *ヘルパー事業所の現状・課題 ・ ヘルパー事業所で困難ケースを抱えすぎており、なかなか外部への協力体 制を築きづらい。(ヘルパー事業所と相談支援事業所との連携の確立) * 移動支援の制限 ・ ケースごとの判断になる場合が多く、スムーズな対応が難しい現状があ る。 * 近隣トラブル等による相談支援の難しさ ・ 障害者(当事者)の近隣の方からの、苦情や相談を受けた時に、相談支援 とし て動ける範囲には限界がある。このような場合の協力・支援体制を どのように築いていけるのか。(今後の検討課題) - 6 -
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