第2回「焼却ごみ1/3削減」推進市民会議での委員からの質問

第2回「焼却ごみ1/3削減」推進市民会議での委員からの質問に対する回答について
<質問項目>
CO2算出に係る根拠数値と、焼却ごみを 1/3 削減するとどのくらい CO2 を削減できるのか提示し
てほしい。
<回答>
現在、排出削減の対象となっている温室効果ガスは、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一
酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、パーフルオロカーボン(PFC)、六ふ
っ化硫黄(SF6)の 6 種類です。
これらの温室効果ガス排出量の算出は、温室効果ガスごと、温室効果ガスを排出する活動(例え
ば、電力や燃料の使用、廃棄物の焼却など)ごとに、それぞれ活動量(例えば、燃料の使用量、廃
棄物の焼却量など)と法令で定める排出係数を乗じて算出した排出量を合算することで行います。
なお、CO2 以外の温室効果ガスの排出量については、法令で定める地球温暖化係数を用いて、
二酸化炭素の単位に換算して算出します。
上記の「排出係数」と「地球温暖化係数」は、
「地球温暖化対策の推進に関する法律」
、
「地球温
暖化対策の推進に関する法律施行令」及び「特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量
の算定に関する省令」に定められています。
係数等の詳細については環境省のホームページに掲載されている「温室効果ガス排出量 算定・
報告・公表制度について」
(http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/manual/index.html をご覧
ください。
(参考)清掃工場での廃棄物の焼却に関する排出活動ごとの排出係数
排出係数
エネルギーの消費
ガソリン
灯油
都市ガス
CO2
CH4
N 2O
LPG
電力の使用
CO2
CH4
N 2O
変圧器等電気機械器具の使用
廃棄物(一般廃棄物の中
のプラスチック)の焼却
0.0183t-CO2/GJ
0.0185t-CO2/GJ
0.0138t-CO2/GJ
0.000054t-CH4/GJ
0.000000078t- N2O/GJ
0.0163t-CO2/GJ
0.000555 t-CO2/kwh
2.69t-CO2/t
0.00000096 t-CH4/t
0.0000565 t- N2O/t
0.001t-SF6/t
地球温暖化係数
1
1
1
1
21
310
1
1
1
21
310
23,900
備考
ガス機関
ガス機関
また、焼却ごみを 1/3 削減するとどのくらい CO2 を削減できるのかについてですが、ごみ処理
基本計画で掲げた5つの目標の一つとして、ごみの焼却に伴う温室効果ガス排出量を 11.2 万トン
(平成 16 年度)から 5 万トン(平成 28 年度)に減らすことを掲げています。
なお、
平成 18 年度のごみの焼却に伴う温室効果ガス排出量は約 11 万 9 千トンとなっています。
<質問内容>
焼却について、プラスチック製容器包装や紙類を焼却ごみから資源へ移行させると言うが、ど
の程度まで紙類やプラスチックを減らしても重油等を投入することなく焼却炉を稼動できるのか。
また、ダイオキシン対策で焼却炉の温度を高くしていると思うが、これを続けるのか。こうしな
いときと紙類・プラスチックの減らせる量にどれくらい差が出るのか。
<回答>
千葉市の清掃工場で焼却しているごみの発熱量は、平成 19 年度の測定結果では、下表のとおり
1万 kJ/kg 前後となっています。
今後、プラスチック製容器包装や紙類の分別を進めて平成 28 年度までに目標の「焼却ごみ1/3
削減」が達成された場合のごみの発熱量は、8,700 kJ/kg 程度になるものと予想しています。
平成19年度の測定結果(下表)と比較すると低下することとなりますが、それでも新港・北
両清掃工場の焼却プラントのごみ質設計値の範囲内となっています。
すなわち、
「焼却ごみ1/3削減」の目標に沿って紙類やプラスチックを減らしても、設計値を
下回るごみ質(発熱量)にまで変化することはなく、燃焼に影響をもたらすことはないと考えて
おります。
なお、燃焼温度については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第4条の5(一般廃
棄物処理施設の維持管理の技術上の基準)において、
「燃焼室中の燃焼ガスの温度を摂氏 800 度以
上に保つこと」と定められていますので、これを遵守して焼却管理を行っていくこととなります。
清掃工場(新港・北)におけるごみの発熱量
平成19年度測定結果
ごみ質設計値
新港清掃工場
11,400 kJ/kg
7,535 ∼ 12,139 kJ/kg
北清掃工場
9,780 kJ/kg
5,028 ∼ 11,732 kJ/kg