千葉市感染症発生動向調査情報 2006年第48週(11/27-12/3)今週の発生は? 1 定点報告対象疾患(五類感染症) 報告のあった定点数 上段:患者数 下段:定点あたり患者数 小 児 科 眼 科 インフルエンザ 基幹定点 48週 16 5 21 1 47週 18 4 25 1 46週 15 4 22 1 45週 13 4 19 1 千 葉 市 定点 感 染 症 名 RSウイルス感染症 注意報 → 0.25 A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 17 1.06 ★★◎ 1.13 小 手 足 口 病 児 伝染性紅斑 突発性発しん 科 11 0.69 4 0.25 9 0.56 0 百日咳 0.00 0 風しん 0.00 1 ヘルパンギーナ 0.06 麻しん (成人麻しんを除く) 0 0.00 5 流行性耳下腺炎 0.31 イン インフルエンザ(高病 フル 原 0 0.00 0 眼 急性出血性結膜炎 科 流行性角結膜炎 0.00 0 0.00 細菌性髄膜炎 (真菌性を含む) 0 0.00 0 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎 (オウム病を除く) 成人麻しん 453 28.31 18 水 痘 基 幹 定 点 5 0.31 4 咽頭結膜熱 感染性胃腸炎 11/27-12/3 48週 0.00 ↓↓ 1 1.00 0 0.00 0 0.00 千 葉 県 11/20-11/26 11/13-11/19 11/6-11/12 11/27-12/3 47週 46週 45週 48週 6 1 3 15 0.33 0.07 0.23 0.12 2 3 1 34 0.11 0.20 0.08 0.27 24 35 15 215 1.33 2.33 1.15 1.73 363 244 145 3112 20.17 16.27 11.15 25.10 8 4 13 165 0.44 0.27 1.00 1.33 7 12 14 59 0.39 0.80 1.08 0.48 6 4 4 31 0.33 0.27 0.31 0.25 17 10 11 86 0.94 0.67 0.85 0.69 0 0 0 2 0.00 0.00 0.00 0.02 0 0 0 1 0.00 0.00 0.00 0.01 0 0 0 9 0.00 0.00 0.00 0.07 0 0 0 0 0.00 0.00 0.00 0.00 2 3 2 52 0.11 0.20 0.15 0.42 0 2 0 12 0.00 0.09 0.00 0.06 0 0 0 0 0.00 0.00 0.00 0.00 0 0 2 15 0.00 0.00 0.50 0.48 0 0 0 0 0.00 0.00 0.00 0.00 0 0 0 0 0.00 0.00 0.00 0.00 7 0 4 1 7.00 0.00 4.00 0.13 2 1 1 0 2.00 1.00 1.00 0.00 0 0 0 0 0.00 0.00 0.00 0.00 ★★:流行中 ★:やや流行中 ◎:増加 ○:やや増加 →:変化なし ↓:やや減少 ↓↓:減少 2 全数報告対象疾患(2件) 病名 性 男 男 細菌性赤痢 後天性免疫不全症候群 検査方法 年齢層 20歳代 70歳代 分離・同定による病原体の検出 抗HIV抗体確認検査 (第48週報告分) 第48週のコメント 定点あたりの報告数; RSウイルス感染症:前週の0.33(6件)に続き、第48週は0.31(5件)の報告があった。 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎:第48週の報告数は1.06で、46週(2.33)、47週(1.33)から減少。 感染性胃腸炎:第48週は、千葉市でのこれまで最多の定点あたり28.31の報告があった。 インフルエンザ:第48週の報告はない。 全数報告対象疾患; ()内は2006年累積件数 ・第48週には細菌性赤痢1件(7件)、後天性免疫不全症候群1件(11件)の報告があった。 トピック 感染性胃腸炎が全国で流行中! 感染性胃腸炎は、平年では12月下旬に最大のピークを迎え、春季にかけて流行状態が継続しますが、本年 (2006年)の流行は全国的にも例年にない早期に始まり、前週(第47週)には、定点医療機関からの報告数 は、富山県の42.41を筆頭に22都県で警報開始基準値20.0を超えています。また、警報レベルを超える保健所 をもつ都道府県は、図のとおり青森、岩手、福島、高知、沖縄の5県を除く全国となっています。 千葉市でも定点医療機関からの報告数が例年になく11月中に20.0を超え、第48週現在、定点あたり28.31と なっています。 これは千葉市で最も多かった2003年第51週の報告数(26.06)を上回っており、今後更に流行 拡大することが強く警戒されます。 感染経路、感染予防等については、第44週の当欄でも取り上げましたが、冬季の原因微生物の主体はノロ ウイルスなどのウイルスです。加熱の不十分なカキなどの二枚貝の摂食を避けるほか、不衛生な手指による 調理や食器を介した感染、または患者汚物の不適切な取り扱いによる二次感染にも注意が必要です。 感染性胃腸炎発生全国状況 (■警報レベル保健所あり) 感染性胃腸炎発生全国状況 (2006年46週) 30.0 定点あたり 報告数 25.0 15.0 30∼ 感染性胃腸炎 千葉市第48週現在 15∼19 2006年 2005年 2004年 年 齢 ︶ 2003年 2002年 10.0 感染性胃腸炎 性・年齢別患者構成比 千葉市2006年40W-48W定点報告 9 ︵ 20.0 (2006年47週) 7 ( n=1511) 5 男 3 女 1歳 5.0 ∼5ヶ月 0.0 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51 53 週 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 (%)
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