平成28年12月14日 各 位 中野区保健所長 中野区感染症発生動向調査情報集計結果の送付について 中野区の平成28年第49週(12月5日~12月11日)分情報、東京都・全国情報を下記 のとおり送付いたします。中野区分につきましては最新の情報を提供しております。な お、速報性を優先していますので調査結果によっては、後日、情報が訂正されることが あります。 記 1 中野区集計 ① 全数届出患者数一覧(中野区届出分) ② 定点報告疾患集計(中野区届出分) 2 東京都感染症情報センター 感染症週報(第48週) 3 厚生労働省/国立感染症研究所 IDWR感染症週報(第47週・抜粋) 区内定点よりの調査票通信(49週速報) ・インフルエンザ簡易検査の結果は、A型59人、臨床診断3人、計62人。定点当たり6. 2人でした(小児科および内科インフルエンザ定点の合計)。 コメント ○区内のインフルエンザ流行は徐々に拡大しています(定点当り2.9→6.2人)。 今週、幼稚園1校1クラス(年中児)、小学校2校9クラス、および高等学校1校1クラスが インフルエンザ様疾患による学級閉鎖または学年閉鎖を行ないました。 ●区内の感染性胃腸炎の定点報告数は、引き続き警報開始基準値(定点当り20人) を大きく超えた状態が続いています(271人、定点当り45.2人)。 定点報告人数 2016年 ●今週から第50週に入った12月12日に 感染性胃腸炎 360 2015年 かけて、6か所の保育園から感染性胃 330 2014年 300 腸炎の集団発生が報告されました。ま 270 た、小学校1校1クラス(3年生)が感染 240 210 性胃腸炎による学年閉鎖を実施しまし 180 150 た。 120 園児と職員の調査検便からはノロウ 90 60 イルスGⅡが検出されています。 30 各施設におかれては、引き続き徹底 0 36週 41週 46週 51週 した感染予防・防止対策をお願いいた します ○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点報告数がやや増加した状態が続いています(1 3人、定点当り2.2人)。 ○今週、2類の全数届出として結核が2人報告されました。患者さんは30歳代の男性 (接触者健診による無症状病原体保有者)、および80歳代の女性(尿道結核、尿塗抹 陽性)です。 ○今週、5類の全数届出としてアメーバ赤痢(腸管アメーバ症)が報告されました。患者 さんは50歳代の男性で、便潜血陽性による精密検査において大腸粘膜組織鏡検より 病原体を検出。感染原因等については不明です。 ○今週、5類の全数届出として侵襲性肺炎球菌感染症が報告されました。患者さんは 70歳代の男性で、術後の定期受診で発熱と息苦しさを訴えたため入院。肺炎症状もあ り、血液培養から病原体を検出しました。 ○今週、5類の全数届出として水痘(入院例)が報告されました。患者さんは20歳代の 男性で、発熱、発疹、肺炎症状があり入院。血清IgM抗体の検出により検査診断され ました。水痘ワクチンは2回接種しています。 中野区感染症発生動向調査週報 http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/402000/d001703.html ①-1 全数届出患者数一覧(中野区届出分) 分類 疾病名 エボラ出血熱 クリミア・コンゴ出血熱 一 痘そう(天然痘) 南米出血熱 類 ペ ス ト マールブルグ病 ラッサ熱 急性灰白髄炎 結核 45週 1 一類から四類感染症まで 46週 47週 1 48週 2 2016年 49週 報告数 2 74 ジフテリア 二 重症急性呼吸器症候群(SARS) 類 中東呼吸器症候群(MARS) 鳥インフルエンザ(H5N1) 鳥インフルエンザ(H7N9) コレラ 三 細菌性赤痢 腸管出血性大腸菌感染症 類 腸チフス パラチフス E型肝炎 1 10 1 ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む) A型肝炎 エキノコックス症 黄 熱 オウム病 オムスク出血熱 回 帰 熱 キャサヌル森林熱 Q 熱 狂 犬 病 コクシジオイデス症 サル痘 ジカウイルス感染症 重症熱性血小板減少症候群(※注) 腎症候性出血熱 西部ウマ脳炎 ダニ媒介脳炎 炭 疽 チクングニア熱 つつが虫病 四 デング熱 類 東部ウマ脳炎 鳥インフルエンザ(H5N1及びN7N9を除 ニパウイルス感染症 日本紅斑熱 日本脳炎 ハンタウイルス肺症候群 Bウイルス病 鼻疸 ブルセラ症 ベネズエラウマ脳炎 ヘンドラウイルス感染症 発疹チフス ボツリヌス症 マラリア 野兎病 ライム病 リッサウイルス感染症 リフトバレー熱 類鼻疸 レジオネラ症 レプトスピラ症 ロッキー山紅斑熱 ※注:病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る。 2 ①-2 全数届出患者数一覧(中野区届出分) 分類 疾病名 2016年 45週 アメーバ赤痢 ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) 1 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 急性脳炎 クリプトスポリジウム症 クロイツフェルト・ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 後天性免疫不全症候群 ジアルジア症 侵襲性インフルエンザ菌感染症 五 侵襲性髄膜炎菌感染症 類 侵襲性肺炎球菌感染症 水痘(入院例に限る) 先天性風しん症候群 梅 毒 播種性クリプトコックス症 破 傷 風 五類感染症 46週 47週 48週 49週 報告数 1 1 5 3 3 15 1 1 1 1 1 1 3 1 26 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 風しん 麻しん 薬剤耐性アシネトバクター感染症 3 ② 定点報告疾患集計(中野区分) 2016年 疾病名 インフルエンザ インフルエンザ RSウイルス感染症 咽頭結膜熱 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水 痘 手足口病 小児科 伝染性紅斑 突発性発疹 百 日 咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 不明発疹症 MCLS(川崎病) 急性出血性結膜炎 眼科 流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 基幹 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎(オウム病を除く) 感染性胃腸炎(※注) 定点種別 45週 46週 47週 48週 49週 報告数 13 30 24 29 62 2936 3 8 2 2 2 139 2 1 1 124 9 7 11 12 13 698 95 160 198 298 271 3746 6 9 9 6 3 188 3 5 4 1 107 1 6 5 113 7 9 4 4 5 270 3 4 1 1 1 2 1 1 470 81 10 3 20 ※注:病原体がロタウイルスであるものに限る。 中野区の定点 インフルエンザ定点数 小児科定点数 眼科定点数 基幹病院定点数 性感染症(STI)定点 [月報] 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2
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