平成26年12月17日 各 位 中野区保健所長 中野区感染症発生動向調査情報集計結果の送付について 中野区の平成26年第50週(12月8日~12月14日)分情報、東京都・全国情報を下記の とおり送付いたします中野区分につきましては最新の情報を提供しております。なお、速 報性を優先していますので調査結果によっては、後日、情報が訂正されることがありま す。あらかじめご了承ください。 記 1 中野区集計 ① 全数届出患者数一覧(中野区届出分) ② 定点報告疾患集計(中野区届出分) 2 東京都感染症情報センター 感染症週報(第49週) 3 厚生労働省/国立感染症研究所 IDWR感染症週報(第48週・抜粋) 区内定点よりの調査票通信(50週速報) ・今週ご報告いただいたインフルエンザ簡易検査の結果は、A型80人、B型0人、臨床診 断4人でした(小児科および内科インフルエンザ定点の合計)。 コメント ○RSウイルス感染症の報告が続いています(3人)。 ○伝染性紅斑の定点報告数が再びやや増加しました(7人、定点当り1.2人)。 ●感染性胃腸炎の定点報告数は更に急増し、区内では警報開始基準値である医療機 関あたり20人迫る値となっています(118人、定点当り19.7人)。 ●区内インフルエンザ定点からの患者報告数は84人、定点当り8.4人となり、区内は 流行注意報の基準値である医療機関あたり10人に迫る値となっています。インフルエン ザの流行は急速に拡大しています。 今週、小学校2校3クラスと中学校1校2クラスがインフルエンザ様疾患による学級閉鎖 または学年閉鎖を行ないました。このほか、3か所の保育園からA型による集団感染が 報告されています。 ○第49週の都内インフルエンザ定点からの患者報告数は2,420人、定点当り5.86人と前 週(3.62人/定点)から増加しています。文京区(11.71人/定点)と荒川区(11.57人/定 点)では定点当りの患者報告数が流行注意報基準である10人を超え、全保健所管内で 定点当りの患者報告数1人を超えています。 ●西アフリカにおけるエボラ出血熱の患者発生が続いています。 エボラ出血熱を疑われる患者さんが医療機関を直接受診する可能性も考えられること から、医療機関におかれては引き続き以下のご対応をお願いいたします。 (1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。 (2) 受診者について、発熱症状に加えて、ギニア、リベリアまたはシエラレオネへの過 去1か月以内の滞在歴が確認できた場合は、エボラ出血熱の疑い患者として直ちに保 健所へ通報する。(夜間・休日は、東京都医療機関案内サービス「ひまわり」対応) エボラ出血熱疑似症患者の要件(平成26年11月21日現在) ア.ギニア、リベリアまたはシエラレオネへの過去21日以内の滞在歴を有し、38℃以上 の発熱症状のある方。 イ.21日以内にエボラ出血熱患者(疑い患者を含む)の体液等(血液、体液、吐物、排泄 物など)との接触歴()感染予防策の有無を問わない)があり、かつ、体熱感を訴える方。 中野区保健所 保健予防分野 Tel.3382-6500 Fax.3382-7765 ①-1 全数届出患者数一覧(中野区届出分) 分類 疾病名 エボラ出血熱 クリミア・コンゴ出血熱 一 痘そう(天然痘) 南米出血熱 類 ペ ス ト マールブルグ病 ラッサ熱 急性灰白髄炎 二 結核 ジフテリア 類 重症急性呼吸器症候群(SARS) 鳥インフルエンザ(H5N1) 中東呼吸器症候群(MERS) 指定 鳥インフルエンザ(H7N9) コレラ 三 細菌性赤痢 腸管出血性大腸菌感染症 類 腸チフス パラチフス E型肝炎 46週 3 一類から四類感染症まで 47週 1 48週 3 49週 1 2014年 50週 報告数 106 2 5 ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む) A型肝炎 エキノコックス症 黄 熱 オウム病 オムスク出血熱 回 帰 熱 キャサヌル森林熱 Q 熱 狂 犬 病 コクシジオイデス症 サル痘 重症熱性血小板減少症候群(※注) 腎症候性出血熱 西部ウマ脳炎 ダニ媒介脳炎 炭 疽 チクングニア熱 つつが虫病 四 デング熱 東部ウマ脳炎 類 鳥インフルエンザ(H5N1及びN7N9を除く ニパウイルス感染症 日本紅斑熱 日本脳炎 ハンタウイルス肺症候群 Bウイルス病 鼻疸 ブルセラ症 ベネズエラウマ脳炎 ヘンドラウイルス感染症 発疹チフス ボツリヌス症 マラリア 野兎病 ライム病 リッサウイルス感染症 リフトバレー熱 類鼻疸 レジオネラ症 レプトスピラ症 ロッキー山紅斑熱 ※注:病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る。 4 2 1 ①-2 全数届出患者数一覧(中野区届出分) 分類 疾病名 五類感染症 2014年 46週 アメーバ赤痢 47週 48週 1 49週 50週 報告数 7 ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 急性脳炎 クリプトスポリジウム症 クロイツフェルト・ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 後天性免疫不全症候群 ジアルジア症 侵襲性インフルエンザ菌感染症 五 侵襲性髄膜炎菌感染症 類 侵襲性肺炎球菌感染症 水痘(入院例に限る) 先天性風しん症候群 梅 毒 播種性クリプトコックス症 破 傷 風 2 2 1 8 1 1 1 13 6 9 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 風しん 麻しん 薬剤耐性アシネトバクター感染症 5 1 ② 定点報告疾患集計(中野区分) 2014年 疾病名 インフルエンザ インフルエンザ RSウイルス感染症 咽頭結膜熱 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水 痘 手足口病 小児科 伝染性紅斑 突発性発疹 百 日 咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 不明発疹症 MCLS(川崎病) 急性出血性結膜炎 眼科 流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 基幹 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎(オウム病を除く) 感染性胃腸炎(※注) 定点種別 46週 47週 48週 49週 50週 報告数 3 14 28 28 84 2240 5 7 3 3 3 78 4 1 1 93 8 7 6 8 7 338 45 67 78 87 118 2251 10 2 10 6 8 204 10 7 8 1 195 2 2 5 1 7 47 4 7 6 6 2 200 1 5 1 1 1 1 332 55 37 4 2 11 10 6 1 0 2 10 10(11) 6 6(7) 1 1 0 0(1) 2 2 3 1 ※注:病原体がロタウイルスであるものに限る。 中野区の定点 インフルエンザ定点数 小児科定点数 眼科定点数 基幹病院定点数 性感染症(STI)定点 [月報] 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2
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