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大起産業ＦＸ週報 (英ポンド/円)
Daiki FX Weekly Report
2015/02/05（木）
TEL：052-201-6311（代表）
[email protected]
大起産業株式会社情報調査室室長小菅努
【英ポンド】 MPCは無風通過か、円サイドの動向に注目
英ポンド/円
直近1週間のレンジ
175.50-179.29円
今後1週間の予想レンジ
175.00-180.00円
英ポンド/円相場は、1ポンド＝175～180円のレンジで
揉み合う展開が続いている。ドル/円が改めて底固さ
を示す中、ポンド/円相場の下値不安も後退している。
ただ、改めてポンド買い・円売りを仕掛けるような手
掛かりも乏しいため、明確なトレンドは打ち出せてい
ない。対米ドルでもポンド相場は膠着気味の値動きに
なっている。
2月5日にはイングランド銀行（英中央銀行）金融政策
会合（MPC）が開催されるが、特に政策変更は想定さ
れていない。今週はオーストラリア準備銀行（豪中央
銀行）が前倒し気味に利下げに踏み切ったが、英国に
関してはこれまでの利上げ着手論が漸く引っ込められ
たばかりであり、直ちに逆方向の政策展開は想定しづ
らい。原油安がインフレ低下圧力に直結しているが、
カーニー総裁やフォーブスMPC委員などは、原油安の
ポジティブ効果を重視する発言を行っており、無風通
過で終わる可能性が高い。18日に公開されるMPC議事
録で、ハト派意見がどの程度まで強くなっているのか
を探る流れになる。
今後3ヶ月の予想レンジ
170.00-190.00円
注目イベント
【英国】
02/05（木）イングランド銀行金融政策会合
02/06（金）12月貿易収支
02/10（火）12月鉱工業生産
【日本】
02/06（金）12月景気動向指数
02/09（月）12月国際収支
02/09（月）1月景気ウォッチャー調査
02/10（火）12月第3次産業活動指数
<< 英ポンド/円日足 >>
一方、ギリシャ債務リスクを蒸し返す動きが見られる
中、ユーロにつれ安するリスクにも注意が必要。欧州
リスクが本格的に蒸し返されると、ユーロ売りの動き
がポンド売りにまで波及する可能性がある。株高を背
景とした円安圧力にもブレーキが掛かる中、ポンド/
円は、戻り売り優勢の地合が続き易い。対ドルの方が
ポンド売りに安心感が強いが、少なくともポンド主導
で他通貨に対してポンド高を進めるハードルは高く
なっている。
195
190
185
180
テクニカルでは、一目均衡表の雲（180.39～186.02
円）を下回る展開に。基準線（181.41円）との乖離拡
大でやや過熱感もあるが、抵抗線は雲下限、基準線と
続く。支持線は175円の節目の下は170円まで値が飛ぶ。
サイコロジカルは、前週の4勝8敗から5勝7敗に。14日
RSIは43.75。
14/08
175
170
165
14/09
14/10
14/11
14/12
15/01
15/02
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
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大起産業FX週報 (注意事項／お問い合わせ先)
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