ー消費生活情報ー 2015年 No. 110 ・・・安全・安心な暮らしのために・・・私たちは、日々の暮らしの中で、様々な商品を購入し使用していますが、商品自体の不備や不適切な使用などによって、思わぬ事故や被害にまきこまれることがあります。そのようなリスクを避けるためには、各自が積極的に情報収集を行い、安全な商品選択を心がけることや、商品を適正に使うことが大切です。もしトラブルが発生した時には、公的な相談機関などを利用しましょう。公的相談機関や販売者、生産者にトラブルを報告することによって、商品の改善や被害の拡大防止につながり、安全・安心な社会をつくっていくことができます。今号では、独立行政法人国民生活センターの提供資料から、商品の安全について、いくつかの事例と、役立つ情報をご紹介します。カラコンで目に傷が!! 安いのがいっぱいらくらくゲット! ふふ・・これでわたしも瞳美人!! 毎日忙しいし長、時間使っちゃえ! あっ、に、バイト学校に・コン・夜は合わたしもカラコンでおしゃれしてみたいなカラーコンタクトレンズ「カラコン」は、レンズに着色をしたコンタクトレンズです。瞳を大きく魅力的に見せる効果のあるタイプが、若い女性に大変人気があります。使用を始めて1か月たち異変が!! くて ! 目が痛ないよ∼! れ開けら眼科を受診したら、角膜に傷がつき失明の可能性もあるとのことで、大きな病院を紹介されたカラーコンタクトレンズは高度管理医療機器です必ずコンタクトレンズの処方を行っている眼科を受診し眼科医の処方に従ったレンズを購入するようにしましょう。また、正しいレンズのケアや使用法について指導を受け、取扱い説明書等もよく読み、適切に使用することが大切です。個人輸入のカラコンに注意!! ネットには、日本で承認されていないカラコンを海外から個人輸入するサイトが、よく見受けられます。海外で販売されているレンズは、日本において安全性が確認されていないため、自己判断で使用して障害を負う場合があり大変危険です。また、補償の請求も難しいため、個人輸入でカラコンを安易に購入しないようにしましょう! カラコンの使用は慎重に! コンタクトレンズは、レンズの形状が目に合っていなかったり、不適切な使用をすると、眼障害が起きやすくなります。特にカラーコンタクトレンズには、レンズの品質が原因で、透明なコンタクトレンズより眼障害を起こしやすいものがあることが分かっています。目は一生使うもの。リスクを充分に理解し、取り返しのつかないことにならぬよう、気を付けましょう。異常を感じたら、ただちに眼科医の診察を受けましょう。自己判断は危険です! 異常を感じなくても眼障害が起きていることがあります。3か月に1回は必ず定期検査を受けましょう。＊詳しくは⇒ 「カラーコンタクトレンズの安全性」 (国民生活センター) http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20140522_1.pdf 印刷・コピーOKです。広くご活用ください。 1