横浜いずみ台病院 ニュースペーパー 2015年2 月10日 Izumidai News 2015 年 1月号の特集記事 寒い時期は気を付けよう! 『ヒートショック』 TEL 2月 号 045-806-1133 生活習慣病の方 心臓病の方 皮膚感覚が鈍くなっているため温度差を自覚しづらい傾向にあります。 血圧が変動しやすく低血圧症となりやすいため 意識を失う可能性があります。 糖尿病や脂質異常症などにより動脈硬化が進んでいる可能性が あるため、血圧の変化には注意が必要です。 血圧の急激な変動が心臓に負担をかけるため 心筋梗塞や脳卒中に繋がる危険性があります。 【こんな人もヒートショックの影響を受けやすいと言われています】 65 歳以上である 肥満気味である 睡眠時無呼吸症候群など呼吸器官に問題がある 不整脈がある 自宅の脱衣所や浴室に暖房器具がない いわゆる“いちばん風呂”に入ることが多い お酒を飲んでから入浴することがある 熱いふろが好き 近隣のインフルエンザ感染は、少し落ち 高血圧の方 若い方と比較して血管が硬いため、血圧の変動に伴うリスクが大きく 着いてきたようです。これからの時期は、 高齢者の方 ノロウイルスなどの急性胃腸炎にも細心の 注意が必要ですね。 日本列島に寒波が到来し、横浜でもかな り寒い日が続いております。 今号では、寒い時期に日常生活で注意し たい事柄について特集します。 冬のお風呂で起こるヒートショック 寒い日、熱いお風呂に入るのは本当に気 持ちがいいものですよね。でも、そこには 危険が潜んでいるのです。 ヒートショックとは、急激な温度変化に より血圧が変動することで起こる健康被 害のことをいいます。失神や不整脈、心筋 梗塞、脳梗塞などを引き起こすことがあり ます。 温かい部屋から風呂場へ移動し、衣服を 脱ぐことで体温が急激に下がります。急激 な体温の下降は血圧を急上昇させます。 これが心筋梗塞や脳卒中を起こす原因 さらに、この後温かい湯船に浸かること の一つとなるのです。 で、体温が急上昇し、血圧が急低下して、 失神してしまい、湯船の中で失神すると、 溺れてしまう可能性もあります。 ヒートショックを起こしやすいのはこんな方 ヒートショックを防ぐ工夫 • • • • • • • • 脱衣所や浴室などに暖房を設置 脱衣所や浴室に暖房を設置し、入浴前に室内を温めておくことで、急激な温度変化を防ぎます。 ※浴室で暖房器具を使用する場合は、浴室専用のものを使用する必要があります。 お湯をはるときはシャワーを使用 高い位置に設置したシャワーで浴槽にお湯を溜めると蒸気が発生し、浴室全体が温められます。す でにお湯がはってある場合は、入浴前にふたを開け、浴室内を温めてから入りましょう。 気温が下がらないうちに入浴する 日没前に入浴すると、いくらか温かいため、急激な温度変化を防ぐことができます。逆に、深夜は 気温が低いためできるだけ避けましょう。 湯の温度を下げる 熱すぎる湯に浸かると血圧変動が大きくなるため、湯の温度をぬるめ(40 度未満)に設定しておき ましょう。また、あまり長時間入浴しないよう心がけましょう。 ヒートショックの危険性が高い方は、半身浴がおすすめです。 食後や飲酒後の入浴は控える 食後 1 時間以内と飲酒時は血圧が下がりやすいため、入浴は控えましょう。 入浴時には声掛けを 高齢者や高血圧・心臓病・生活習慣病の方が入浴しているときは、家族がときどき声を掛けて、状 況を確認しましょう。 入浴前後に水分補給を 体内の水分が失われると、血液が濃縮され、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなりますので、入浴 前後は充分な水分を補給しましょう。 トイレなども注意 ヒートショックは急激な体温変化が原因で起こるため、入浴時以外にも、トイレが寒い場合などに も起こることがあります。注意しましょう。 外来担当医表 月 火 水 木 金 土 午前1診 那須 岡本 飯澤 井上 那須 渡部 午前2診 丸岡 那須 保坂 飯澤 渡部 丸岡 午前3診 藤山 (整外) - 須藤 (専・心) - - - 井上 渡部 丸岡 吉田 - 午後2診 渡部 飯澤 岡本 - 井上 - 須藤 吉田 (専・心) (専・消) (整外) 渡部 の季節!今年も健康を維持して、美 味しいものを少しずつ食べるのが 吉田 藤山 ン、美味しいものがあふれる季節 ですね。私にとっては一年中食欲 午後1診 午後3診 1 月はお正月、2 月はバレンタイ - 目標です。 座右の銘『腹八分目』 やまお
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