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第 1114 号(1963 年 2 月 15 日第三種郵便物認可)
2015 年
2 月 25 日
女性会議
発行所:
再稼働・輸出・自然エネルギー抑制
安倍政権下で次々と原発推進策
再稼働や原発輸出など、鳴りをひ
原発推進政策が続いている。原発
原発の事故がなかったかのように
安倍政権になり、あたかも福島
い。毎日400㌧もの地下水が原
んしていると言っても過言ではな
安倍首相だが、汚染水対策は破た
ンダーコントロール﹂と強弁した
オリンピック招致のために﹁ア
スのままだ。
取らない。法的なブラックボック
成を支援﹂するだけだと、責任を
村が作成する地域防災計画の﹁作
策基本法に基づき都道府県・市町
業 者 か ら は﹁ 見 通 し が 立 た な い ﹂
格買取制度は岐路に立たされ、事
たのだ。そのため、早くも固定価
ギー出力の抑制制度などを導入し
接続可能量を定め、再生エネル
函館市が建設差止め訴訟中のフル
稼働するかどうかについては判断
会 は﹁ 安 全 だ と は 言 わ な い ﹂﹁ 再
炉費の電気料金転嫁を継続した会
いえる﹁廃炉会計﹂について、廃
電力自由化後の原発救済策とも
%以上にする案も小出しにされ
始 さ れ、 2 0 3 0 年 原 発 比 率 を
エネルギーミックスの議論も開
政権一体の動きである。
済成長の柱に据えようとする安倍
うとする原発メーカー、それを経
通せない中、海外で活路を見出そ
島原発事故の影響で国内建設が見
加速させるための条約である。福
の製造責任を免責し、原発輸出を
約﹂に加盟した。これはメーカー
は﹁原子力損害の補完的な補償条
時国会解散前のドタバタで、日本
原発輸出についても、昨年の臨
■
と悲鳴が上がっている。
そめていた原子力ムラが再びうご
衆院選後のドタバタの裏で、
日 J パ ワ ー︵ 電 源 開 発 ︶ は、
い。また地下水の一部は汚染水と
MOX運転・大間原発の安全審査
月
なって海に流出し続けているのも
を 申 請。 年 明 け て 2 月
日 に は、
間違いない。
増え続けている状況は変わりな
子炉建屋に流入し、汚染水として
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めいている。
■
私は一昨年に引き続き、昨年9
4
・
号機の安全対策が新基準を満たす
鹿児島川内原発に続き高浜3
としてゴーサインを出し、着々と
万人を超える人々が避難生
廃炉作業はまさに手探りだ。ゆ
活を余儀なくされ、甲状腺ガンな
再稼働に向けて突き進んでいる。
うに
汚染水対策の状況、凍土壁の工事
ど子どもの健康被害の不安も広
と し て 福 島 第 一 原 発 を 視 察 し た。
月にも、議連原発ゼロの会の一員
現場、4号機にも初めて入り、使
がっている。
■
この間、選挙後の空白期間を狙
い定めたかのように、いくつかの
しない﹂と言い、国は﹁再稼働を
計処理ルールの見直し、国の新た
重要な動きがあった。
行うのは事業者である﹂と逃げ
な財政支援策などをまとめ、2月
ない原子力ムラ、原子力規制委員
再稼働の判断の責任を取りたく
■
用済み核燃料の燃料プールからの
積み出しの現場を見た。構内には
少なくとも6000人、多い日は
8000人に及ぶ労働者が働いて
お り、 死 亡 労 災 事 故 *も 相 次 い で
発生している。
る。避難計画についても、災害対
日締め切りのパブコメ実施の
電力会社が再生可能エネルギー
︵ 風 力・ 太 陽 光 な ど ︶ の 送 電 線 へ
の接続を保留し、大きな波紋を広
げた。国はここぞとばかりに再生
可能エネルギーの抑制政策に着手
日には
した。十分な論議もないままパブ
コメを実施した後、1月
省令施行となった。
ている。しかし人間がコントロー
ルできない原子力、地震大国日本
には全く危険極まりない原発、い
つ軍事転用されるかわからないこ
の﹁戦争できる国﹂で、私たちは
諦めることなく再稼働阻止、すべ
ての原発の廃炉に向けてたたかい
服部 良一
を続けていきましょう!
元衆議院議員
(日比谷図書文化館 B1)
50周年の歴史に学ぶパンフ(100円)
日比谷コンベンションホール
「ジェンダー平等をめざそう」
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(日)13:30 ∼16:30
2015 年3月15 日 日本婦人会議のあゆみ(750円)
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上、3月にも省令施行の予定だ。
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〒113-0033 東京都文京区本郷 2-27-2 東眞ビル5階
TEL 03(3816)1862 / FAX 03(3816)1824
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毎月10 日・25 日発行
月額 300 円 ( 送料別 124 円 ) 年間 5,040 円 ( 送料込 )
郵便振替口座 00170-0-9 9031
*福島第一原発では1月 19 日に地上タンク内に落下した作業員が翌 20 日死亡、同日、第二原発では作業員が点検用器具に頭を挟まれて死亡している。
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උ̵͙̥ͭ́ͭ͘ȉ
「大地に花を」
女性会議の本
「女性がつくる21世紀」
北沢洋子・清水澄子共著(1000円)
「美しく立てり」
田中寿美子さんをしのぶ会事務局編(1000円)
◆田中寿美子さんの足跡をたどる会 TEL&FAX:047-451-9825