別紙1 平成27年度地中熱等導入促進事業調査業務委託 その2(ポテンシャル調査等)仕様書 1 案件名称 平成27年度地中熱等導入促進事業調査業務委託 その2(ポテンシャル調査等) 2 実施目的 本業務は、大阪市域の地下水が豊富でかつ地上に熱需要の高い事業所が集中しており、地下水 の熱利用のポテンシャルが高いことにかんがみ、 市域内の地下水、帯水層(地中熱)の資源量分 布を把握、ポテンシャルマップとして公表・情報発信することにより、有望なエネルギー源とし て、地中熱の適地を顕在化し、地中熱の利用促進を図ることを目的とする。 3 業務委託内容 (1)現状調査・課題整理 ・地下水、帯水層(地中熱)の資源利用にかかる現状調査・課題整理 (2)資料整備・調査 ・大阪市周辺域を含む既存地下情報の整備 ・大阪市中心部における概ね OP-100m以浅の帯水層分布データの整備 ・地下水流動阻害要因となりうる地下構造物※1データの整備 ・大阪市等観測井戸※2を活用した地下水流向流速等調査及び地下水流動シミュレーショ ンの実施 ・地中熱導入ポテンシャル調査 (3)ポテンシャルマップの作成及び有効な活用方策の検討 ・(2)で得られた結果等を加味したポテンシャルマップの提案及び作成 ・上記マップの活用方法検討 (4)適地の絞り込み・事業可能性調査 ・大阪市中心部における熱需要データの整備 ・大阪市中心部の地下水情報のグリッド化及び定量評価 ・地中熱導入における優良事例形成のための適地エリア(複数候補)の抽出 ・上記適地エリアにおける事業可能性調査 (5)事業計画の策定 ・適地エリアにおける地中熱利用導入策(課題整理、克服策を含む)の検討 (6)報告書 ・上記(1)から(5)についての結果をもとにした報告書の取りまとめ 4 ※1 想定される地下構造物としては、地下街、共同溝、鉄道等がある ※2 本市等から提供する観測井戸の情報は別紙参照 契約期間 契約日から平成 28 年3月 31 日(木)まで 5 業務実施体制 上記3の業務の履行にあたり、効率的・効果的な業務実施体制を整えること。 1 <業務実施体制の提案にあたっての留意点> (1)提案した業務に応じた事業実施体制を提案すること。 (2)業務管理や情報管理の体制について記載すること。 (3)本市との協議の上、進捗状況の報告会を適宜実施し、事業に反映させること。 6 業務実施に関する基本的な条件 (1)契約に関する条件 本市が受託者に対して支払う委託料の上限は19,999,700円(消費税及び地方消費税込 み)とする。 (2)提案見積額について 本委託業務にかかる契約金額については、提案見積額を基準に、本市と協議のうえ、 確定するものとする。 (3)経理・支払に関する条件 ア 受託者は本市の会計年度(4月1日∼3月31日)に合わせて事業報告を本市に対 して行うものとする。 イ 委託金額の支払いについては、委託契約期間内に業務を完了した後、本市による 内容の検査を経て、契約金額を支払うものとする。ただし、受託者は、本市が業 務の円滑な遂行を図るために必要があると認めるときは、業務委託契約書第40条※ に基づき業務完了前に委託料の一部又は全部を前払いにより請求できる。 ※別紙2(業務委託契約書)参照 ウ 前払いの場合、受託者は、事業終了後、収支報告書に基づき、本市から精算の確 認を受けるものとする。 エ 全ての証拠書類は、本業務終了後、5年間保存すること。 (4)その他の条件 ア 受託者は、契約締結後から速やかに業務が開始できるように、準備を進めること。 なお、準備のために要する経費については、本市は負担しない。 イ 本業務の準備や運営については、当該契約者のプロポーザル(提案)どおりに実 施できない場合がある。 ウ 受託者が交代する場合は、円滑な引き継ぎに協力するとともに、必要なデータ等 を遅滞なく提供すること。 エ 契約書や仕様書に定めのない事項については、その都度、双方協議のうえ定める。 オ 契約締結後に本仕様書に疑義が生じた場合は、本市の解釈に従うこと。 カ 契約については、環境省の「平成 27 年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 (先導的「低炭素・循環・自然共生」地域創出事業のうちグリーンプラン・パー トナーシップ事業)」(事業区分2号 実行計画計上事業の事業化に向けた調査の 実施及び計画の策定)に本市が採択を受けることを前提とする(不採択の場合は 契約しない)。 キ 本業務委託で得られた情報については、平成 27 年度地中熱等導入促進事業調査業 務委託その1(先行事例の形成)に反映させるため、適宜本市担当者の指示に従 い報告すること。 2 7 報告書、成果品の提出及び打合せ、進捗状況の報告 (1)業務の進捗状況については、平成27年11月30日までに中間報告書を提出すること。 中間報告書については、印刷物(A4版)3部並びに電子媒体3部(本市指定の形 式)を環境局環境施策部環境施策課エネルギー政策グループへ提出すること。 (2)最終成果報告書を平成28年2月19日までに提出すること。また提出前に環境局環境 施策部環境施策課エネルギー政策グループ、関係部局へ報告会を実施し、修正指示 等を受けること。報告書については、成果報告書及びその概要版を印刷物(A4版) 10部並びに電子媒体10部(本市指定の形式)として環境局環境施策部環境施策課エ ネルギー政策グループへ提出すること。 なお、ポテンシャルマップ(成果物)については、作業工程ごとに本市の指示に従 いながら、作成することとする。また、これによらず市販のGISソフト上でも評価 できるように、その内容を開示した設計仕様書を作成する等、本市と十分に協議の 上、とりまとめていくこと。 (3)毎月1回以上進捗状況を環境局環境施策課エネルギー政策グル―プに報告するこ と。打合せの日程調整は本業務の受託者が環境局と密に連絡を取り、決定すること。 (4)環境省の「平成27年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(先導的「低炭素・ 循環・自然共生」地域創出事業のうちグリーンプラン・パートナーシップ事業)」 (事業区分2号 実行計画計上事業の事業化に向けた調査の実施及び計画の策定) 実施報告書を作成すること。 8 提出先、問合せ先 〒545‐8550 大阪市阿倍野区阿倍野筋1−5−1(あべのルシアス13階) 大阪市環境局環境施策部環境施策課(エネルギー政策グループ) 中村、北﨑 Tel:06−6630−3479 Fax:06−6630−3580 E-Mail:[email protected] 3
© Copyright 2024 ExpyDoc