6年にわたり組をひっぱってきた星組トップコンビ柚希礼音・夢咲ねね。2人の退団公演となる星組宝塚大劇場公演『黒豹の如く』『 Dear DIAMOND!!』も中日を過ぎ、いよいよサヨナラへのカウントダウンが始まった。最後の公演そして下級生への思いを、柚希さんに伺いました。くろひょうごとゆずき星組れおん柚希礼音さんショーでは柚希さんがリクエストした場面もあるとか。演出の藤井先生には、これまでもコンサートなどで色々と私の希望を叶えていただきましたが、今回も最後ということでワガママをたくさん聞いてくださり、毎日けいこ一つひとつ夢が叶っていくような稽古場でした。芝居仕立ての場面がしたいとお伝えしたら、私が研1の時に『ノバ・ボサ・ノバ』の新人公演で演じたドアボーイが最後まで新しい柚希礼音を追求！『黒豹の如く』は柴田先生の 10年ぶりとなる新作ですね。成長していく、ちょっとコメディー仕立てのストーリーを作ってくださったり。最後の公演にはなりますが、悲しく終わるのではなく楽しんでやりたいと思っています。今、組の下級生に伝えたいことは？組子の中には私が昔から何でもできたように思っている子もいるようですが、柴田先生に書き下ろしていただくなんて最高に幸せです！先生が書かれる私、下級生の頃はすごく怒られてたんです。芝居も歌もダメ出しばかりで、時セリフは本当に美しく、最近の作品ではあまり使われないような言葉もでてくには出番を外されそうになったことも…。だから、ひたすら練習しましたし、そるのですが、それが“ザ・タカラヅカ” といった感じでいいんですよね。先生もれを上級生の方が見てご指導くださって。後々「あの時、必死にもがいて良「主役の存在感を声だけでも出せるように」とおっしゃっていましたので、美しかった」と心から思いました。下級生には、必死でもがくことで少しずつでもいセリフを心を込めて言えるようにしたいと思います。今回の作品は先生い成長できるんだということを伝えたいですね。わく “大恋愛もの” 。結婚を考えるほど真剣に付き合っていた2人がやむを得ない事情で一度別れ、再び出会うところからストーリーが始まります。相手役の夢咲ねねとはこれまで色々な恋愛の形を演じさせてもらいましたが、また新しいものをお見せできるのではと思っておりますので、ぜひご期待ください。柚希礼音さん大阪府出身。1999年『ノバ・ボサ・ノバ』で初舞台。2009年4月、星組トップスターに就任。今作で退団することが決まっている。愛称は “ちえ”。