特殊建築物等の定期報告について 特殊建築物等の定期報告

特殊建築物等の定期報告について
1 定期報告制度とは
劇場、百貨店、マーケット、ホテル、旅館、病院等の特殊建築物及び大規模の事務所ビルは、
不特定多数の人々が利用するため、適切な維持管理がなされていないと、火災などの災害
災害や事故
災害 事故
が発生すれば大惨事になるおそれがあります。
このような危険を避けるため、建築基準法では、特殊建
特殊建築物等の所有者又は管理者は
特殊建築物等の所有者又は管理者は、定期的
築物等の所有者又は管理者は 定期的
に専門の技術者(一級建築士、二級建築士又は特殊建築物等調査資格者)に調査・検査をさせ、
その結果を特定行政庁(周南市)に報告しなければならないと定めています(法第12条第1項
(法第12条第1項)
法第12条第1項)。
これが、「定期報告制度」であり、建築物及びその利用者の安全を確保し、災害・事故を防止す
るための制度です。
2 対象建築物
対象建築物と報告時期
建築物と報告時期
周南市が定めている定期報告対象建築物及び報告時期は下記のとおりです。
報告時期 (注 4)
区
用途
分
規模
25 年 26 年 27 年 28 年 29 年
度
(1)
劇場、映画館、演芸場、観覧
場
(2) 病院、ホテル、旅館
(3)
(4)
(5)
百貨店、マーケット、その他物
品販売業を営む店舗
度
A>200 平方メートル(注 1)
F≧3かつ A>200 平方メートル
(注 2) (注 3)
度
度
度
○
○
○
A>3,000 平方メートル
または F≧3かつ A>300 平方メ
ートル
○
○
○
○
(注 2) (注 3)
キャバレー、ナイトクラブ、バ
F≧3かつ A>500 平方メートル
ー、料理店、飲食店
(注 2) (注 3)
事務所、その他これに類する
F≧5かつ A>1,500 平方メートル
途
(注 2)
○
(注1) A=(当該用途に供する客席の部分の床面積の合計)
(注2) A= (当該用途に供する部分の床面積の合計) 、F= 階数
(注3) 地階又は3階以上の階に当該用途に供する居室を有するものに限る。
(注4) 報告は、各年度
報告は、各年度(4月1日から翌年3月31日の間)
各年度(4月1日から翌年3月31日の間)にご提出下さい。以降
(4月1日から翌年3月31日の間)にご提出下さい。以降3年
にご提出下さい。以降3年目
3年目ご
と(前回の報告日から 3 年を経過する日が属する月の末日が提出期限)。
なお、この報告は、対象
対象建築物
対象建築物が新築又は改築工事の検査済証の交付
建築物が新築又は改築工事の検査済証の交付を受けたときは、
が新築又は改築工事の検査済証の交付を受けたときは、
その建築物の検査済証交付
その建築物の検査済証交付直後の報告時期
検査済証交付直後の報告時期のみ
直後の報告時期のみ免除されます
のみ免除されます。
免除されます。
3 定期報告の報告内容について
1. 「定期調査報告書」(建築基準法施行規則第
36 号の 2 の 4 様式)(A4)
「定期調査報告書」
2. 「調査結果表」(国土交通省告示別記様式)(A4)(調査結果表の各項目の調査内容については、「特
殊建築物等定期調査業務基準」((財)日本建築防災協会発行)を参照してください。)
3. 「調査結果図」(国土交通省告示別添 1 様式)(
(A3)
A3)(指摘の有無にかかわらず「配置図」及び「各
階平面図」を添付し、指摘のあった箇所や写真を撮影した箇所があればそれを明記します。)
4. 「関係写真」(国土交通省告示別添2様式)(A4)(要是正箇所及び特記すべき事項のある
「関係写真」
箇所の写真を添付します。)
5. 「付近見取図」(様式自由)(報告する建築物の位置を示した地図)
「付近見取図」
6. 「定期調査報告概要書」(A4)(建築基準法施行規則第
36 号の 2 の 5 様式)
「定期調査報告概要書」
※特定行政庁(周南市)への提出書類は上記の書類を 1 部提出になりますが、調査者の方は必ず
同様の調査結果を所有者もしくは管理者に報告するようにして下さい。