山岳環境変動に適応する地圏-生物圏の統合管理学の創出-中部山岳縦断共同学位プロ グラム-に関わる教員公募 1.募集人員 助教 1 名 2.研究領域 山岳フィールドにおける生態学、水・物質循環学 3.職務内容 筑波大学大学院生命環境科学研究科は、中部山岳に研究フィールドを持つ大学と連携 して、山岳環境変動に適応する地圏-生物圏の統合管理学の創出-中部山岳縦断共同学 位プログラム-を推進する拠点として認定された。採用者は、この学位プログラムの創 設と運営、教育のコーディネーター業務を担当する。その上で、菅平高原実験センター、 井川演習林・八ヶ岳演習林等の山地森林フィールド等を活用し、魅力的な教育研究を自 身のアイディアにより推進する人材を求める。 採用者は、学位プログラム・コーディネーターとして、大学間および研究分野間等の 連携を推進するとともに、菅平高原実験センター、または農林技術センター井川演習林、 八ヶ岳・川上演習林等の山地森林域等をフィールドとした、生態学、水・物質循環の研 究を進める。また、当方の教員や支援員と共同で拠点の運営を行いながら、生命環境科 学研究科環境科学専攻・持続環境学専攻、および生命環境学群の授業・実習を担当する。 菅平高原実験センター(35 ha、長野県上田市)は、半自然草原・アカマツ林・針広 混交林・落葉広葉樹林という遷移系列に沿った自然植生を、草刈りを操作することによ り隣接して有していることを特色としている。これまでに、センター周辺域を含めた地 域における生態系、水循環、物質循環、水質汚染、気象、土壌等に関する研究が行われ ている。 八ヶ岳演習林(80 ha)はミズナラ、カンバ類を主とした天然生二次林が大部分を占 め、川上演習林(190 ha)は大部分がカラマツを主とした人工林である。一方、井川演 習林(1700 ha)は地殻変動や豪雨の影響を受ける急峻な山岳地域にあるため大規模崩 壊地が複数あり、活発な土砂生産が行われている。そのため、山地森林流域を対象とし た、生態系、水循環、渓流水質形成、土砂移動、斜面崩壊、物質循環等に関するフィー ルド調査研究が活発に行われている。 職務に関するエフォート率は、概ね学位プログラム・コーディネート業務(教育補助 等も含む)40%、研究 40%、教育 20%とする。 4.採用基準 要件 ・上記の職務内容で記した教育研究に対する意欲を有すること。 ・複数組織の教職員と円滑にコミュニケーションをとりながら、学位プログラムの創設 と運営を行い得る能力を有すること。 ・生態系、水・物質循環等の分野において、国際水準での研究・論文執筆能力を有する こと。 ・博士の学位を有するか、着任時までに取得見込みであること。 5.採用期間 ・待遇 平成 27 年 5 月 1 日以降の早い時期に着任。 筑波大学生命環境系に所属。大学院生命環境科学研究科持続環境学専攻、生命環境学群 生物学類を担当。 任期:着任日~平成 32 年 3 月 31 日 年俸制を適用。年俸額は経験年数等を考慮し決定。通勤手当あり。文部科学省共済組合 加入。 勤務地:筑波キャンパス(〒305-8572 茨城県つくば市天王台 1-1-1)に勤務。 6.応募書類 ・履歴書(写真付。連絡先・電子メールアドレスを明記。) ・研究業績目録(査読つき雑誌原著論文、査読つき雑誌総説、著書、その他に分類する こと) ・主要論文 5 編以内の別刷(コピー可) ・これまでの研究の概要(800 字以内) ・これから行う教育への抱負(800 字以内) ・職務内容で記した研究の計画(800 字以内) ・応募者について意見を求められる研究者 2 名以内の氏名・連絡先 7.選考 応募書類締め切り:平成 27 年 3 月 31 日。 面接:応募書類締めきり以後、書類選考を経て行う。面接では、これまでの研究概要、 今後の研究教育および当学位プログラムに関する抱負、および具体的な研究計画等につ いて、計 20~30 分程度のプレゼンテーションをしていただく予定。なお、面接のため の旅費については、応募者の負担とする。 8.応募方法・問い合わせ先 全ての応募書類を原則として 1 つの PDF ファイルにし、件名を「筑波大学学位プログ ラム教員応募」とした電子メールに添付し、次の宛先に送付してください。もしも郵送 で応募する必要がある場合は、上記締め切り必着で送って下さい(応募書類は返却いた しません)。ご不明の点があればご遠慮なくお問い合わせください。 辻村 真貴 筑波大学生命環境系(持続環境学専攻) 〒305-8572 つくば市天王台 1-1-1 TEL:029-853-6604 [email protected]
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