山岳環境変動に適応する地圏-生物圏の統合管理学の創出

山岳環境変動に適応する地圏-生物圏の統合管理学の創出-中部山岳縦断共同学位プロ
グラム-に関わる教員公募
1.募集人員
准教授あるいは助教 1 名
2.研究領域
山岳フィールドにおける生物多様性学、生態学
3.職務内容
筑波大学大学院生命環境科学研究科は、中部山岳に研究フィールドを持つ大学と連携
して、山岳環境変動に適応する地圏-生物圏の統合管理学の創出-中部山岳縦断共同学
位プログラム-を推進する拠点として認定された。採用者は、この学位プログラムの創
設と運営、教育のコーディネーター業務を担当する。その上で、菅平高原実験センター、
ならびに農林技術センターの井川演習林・八ヶ岳演習林等の山地森林フィールドを活用
して、魅力的な教育研究を自身のアイデアで推進する人材を求める。
採用者は、学位プログラム・コーディネーターとして大学間および研究分野間の連携
を推進するとともに、菅平高原実験センター、農林技術センター井川演習林、八ヶ岳・
川上演習林等をフィールドとした生物多様性学、生態学の研究を進める。その際、対象
とする生物群、植生は問わない。また、当方の教員や支援員と共同で拠点の運営を行い
ながら、生命環境科学研究科生物科学専攻、および生命環境学群生物学類の授業・実習
を担当する。
菅平高原実験センター(35 ha、長野県上田市)は、半自然草原・アカマツ林・針広
混交林・落葉広葉樹林という遷移系列に沿った自然植生を、草刈りを操作することで隣
接して維持していることを特色としている。生物多様性分野として、菌類・微生物、植
物、昆虫の分類学・生態学が盛んに行われ、採集・飼育培養・解剖観察・遺伝解析に必
要な施設・機器と技術的なサポートが充実している。
職務に関するエフォート率は、概ね学位プログラム・コーディネート業務(教育補助
等も含む)40%、研究 40%、教育 20%とする。
4.採用基準
要件
・上記の職務内容で記した教育研究に対する意欲を有すること。
・複数組織の教職員と円滑にコミュニケーションをとりながら、学位プログラムの創設
と運営を行い得る能力を有すること。
・生物多様性学、生態学などの分野において、国際水準での研究・論文執筆能力を有す
ること。
・博士の学位を有するか、着任時までに取得見込みであること。
・生物多様性、生態系などの分野への専門能力を有していれば、教育で扱う生物群等の
研究経験は必ずしも求めない。
5.採用期間 ・待遇
平成 27 年 5 月 1 日以降の早い時期に着任。
筑波大学生命環境系に所属。大学院生命環境科学研究科生物科学専攻、生命環境学群生
物学類を担当。
任期:着任日~平成 32 年 3 月 31 日
年俸制を適用。年俸額は経験年数等を考慮し決定。通勤手当あり。文部科学省共済組合
加入。
勤務地:菅平高原実験センター(〒386-2204 長野県上田市菅平高原 1278-294)に勤務。
6.応募書類
・履歴書(写真付。連絡先・電子メールアドレスを明記。)
・研究業績目録(査読つき雑誌原著論文、査読つき雑誌総説、著書、その他に分類する
こと) 。
・主要論文 5 編以内の別刷(コピー可)
・これまでの研究の概要(800 字以内)
・これから行う教育への抱負(800 字以内)
・職務内容で記した研究の計画(800 字以内)
・応募者について意見を求められる研究者 2 名以内の氏名・連絡先
7.選考
応募書類締め切り:平成 27 年 3 月 31 日。
面接:応募書類締めきり以後、書類選考を経て行う。面接では、これまでの研究概要、
今後の研究教育および当学位プログラムに関する抱負、および具体的な研究計画等につ
いて、計 20~30 分程度のプレゼンテーションをしていただく予定。なお、面接のため
の旅費については、応募者の負担とする。
8.応募方法・問い合わせ先
全ての応募書類を原則として 1 つの PDF ファイルにして、件名を「筑波大学学位プロ
グラム教員応募」とした電子メールに添付し、次の宛先に送付してください。もしも郵
送で応募する必要がある場合は、上記締め切り必着で送って下さい(応募書類は返却い
たしません)。ご不明の点があればご遠慮なくお問い合わせください。
沼田
治
筑波大学生命環境系
〒305-8572 つくば市天王台 1-1-1
TEL:029-853-6648
FAX:029-853-6614
[email protected]
菅平高原実験センター
http://www.sugadaira.tsukuba.ac.jp/