会派名:公明党西尾市議団 事業実績( 事業実績(視察) 視察)報告 1. 視察の 視察の概要 (1) 目 的 日常生活支援体制の構築による地域社会 づくりに向けた取り組みついて (2) 日 時 平成 26 年7月 24 日(火)13 時~14 時半 (3) 場 所 三重県四日市市 (4) 参加者 大河内博之議員、大塚久美子議員、 岡崎市議会議員4名、幸田町議会議員1名 三重西連合会自治会視察の様子 以上7名 2. 主な質疑・ 質疑・答弁 Q.立ち上がるまでの経緯 がるまでの経緯 A.四日市三重西地区は 16 の自治会があり、65 歳以上の高齢化率が 30.5%である。 もともと労働力確保のために立ち上がった団地であり、同じように高齢者も一気に増える状況 で、核家族で老夫婦が住んでいることが多い。2025 年の団塊の世代の高齢化を見据えて、この 取り組みを始めた。 Q.取り組みの契機 みの契機 A.住民が高齢で自治会が機能しなくなったことをきっかけに、平成 23 年度に高齢者対策を目的 とするシニア部が創設された。年度末には社会福祉法人による高齢者孤独化防止拠点が設置さ れ、活動を開始した。 平成 24 年度には、推進者や協力者の協働、事務所の確保、地域支え合い体制づくり事業補助 金の活用、以上の3つがうまく連動した。 人間関係を再構築して、高齢になっても住みやすい、助け合う街を自分たちの手で作っていき たいとの考え方で進めた。 。 Q 事業の 事業の内容 A.運営経費は、基本的にはこの活動の趣旨に賛同した会員の会費(会員制で年会費 2,000 円)と、 サービス提供対価でまかなう独立採算制をとっている。 日常生活を支援する活動や、地域の福祉向上のための活動をしている。 サービスを利用したい人が提供料を払い、サービスをしたい人が行う相互支援で取り組んでい る。 1 3. 所見・ 所見・西尾市政への 西尾市政への反映 への反映に 反映に向けた課題 けた課題 【大塚久美子】 介護保険事業の改定や団塊世代の高齢化を見据えて、地域から発信して立ち上がった、今後目指 すべきモデル事業である。アンケート実施でのニーズ調査に於いて、住民の意向を踏まえて同じ目 線や立場で実施されたことに共感が持てる。 住民の中に、なんとかしなければという問題意識があり、協力したいという人材が集まって運営 しているが、本市に於いては、地域住民の中心となる人材確保が課題と考えられる。この事業の運 営には、元行政職員や元議員など、地域や制度をよく理解しているメンバーが入っていることも、 円滑な取り組みが行われている一環といえる。本市のために働くことに喜びを持っている経験のあ る人材に対して、行政から「地域の為に支援体制の取り組みを」との働きかけをすることも今後必 要となってくると思われる。 自分の居る場所にいつまでも住み続けたいとの思いは、ほとんどの人にある。そのために何をし たらいいのか、住民ひとりひとりが考えなければならないところまで来ているのではないか。人材 確保だけでなく、地域で支え合うことの大切さや方法を住民に周知していくことも、行政の役割と 言える。また、住み続けられる体制を整えていくことも大切である。 地域包括ケアシステムの構築の中でも、地域で支え合う取り組みが挙げられている。今回視察し た相互支援システムの取り組みに類似した高齢者ボランティアポイント制度の導入を、平成 26 年 9月定例会に於いて一般質問した。本市には前向きに検討願いたいところである。 元気で暮らし続けるために、人の力になって喜びを得る「人に優しい街 西尾市」を目指し、今 後も積極的に提案を続けて参りたい。 【大河内博之】 自分たちの自治会は自分たちでなんとかしようという意識を持ち、ニーズ調査を行って取り組め た事業であることが素晴らしいと感じる。また、同じ目的を持った社会福祉法人と連携・協働する ことにより、「地域支え合い体制づくり事業」が成り立ち、そこに元行政職員や元議員という地域 のことや行政の仕組みが分かっている人材がいたことも、この事業が円滑に行われている要因であ る。地域のために働きたいと思っている方がいるので、その人材の発掘及び方法の周知を行政にお 願いしたいものである。また、財政支援や情報提供等の支援、自治会寄りの拠点運営や住民活動の 立ち上げ時の具体的な相談や活動の中ででてきた相談等、自治会活動をバックアップする体制を整 えていただきたい。 2 収支報告 項 目 調査研究費 計 支出金額 備 12,336 円 12,336 円 3 考 旅費 5,520 円 × 2名 手土産代 1,296 円 × 1個
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