会派名:公明党西尾市議団 事業実績( 事業実績(視察) 視察)報告 1. 視察の 視察の概要 (1) 目 的 介護ボランティア制度の取り組みについて (2) 日 時 平成 26 年7月8日(火)13 時~14 時半 (3) 場 所 埼玉県さいたま市 (4) 参加者 大河内博之議員、大塚久美子議員、 岡崎市議会議員4名 幸田町議会議員1名 以上7名 2. 主な質疑・ 質疑・答弁 Q.介護 Q.介護ボランティアポイント 介護ボランティアポイント制度 ボランティアポイント制度の 制度の概要 A.市内の 60 歳以上の方が、介護施設等においてボランティア活動を行った場合にポイントを A. 付与し、それが一定以上貯まったら、ボランティア活動の奨励金や福祉団体等への寄附、また は市に登録した店舗で使用できるさいたま市シルバー元気応援券(商品券)にも交換できる制 度。 Q.ボランティア ボランティア活動 活動とポイントの とポイントの取得 取得はどのようか はどのようか。 Q. ボランティア 活動 とポイントの 取得 はどのようか 。 A. 市が指定する受入機関(施設や活動団体)でボランティア活動を行った後、ボランティア 手帳を施設等に提示すると、活動実績に応じて「ポイントシール」がもらえる。それを「ボラ ンティア手帳」に貼って、ポイントを貯める。(通常は概ね1時間程度の活動で1ポイント、 1日2ポイントまでが上限。) Q.ポイント ポイント交換 交換の 申請はどのように はどのように行 っているか。 Q. ポイント 交換 の申請 はどのように 行っているか 。 A. 活動ポイントが一定以上貯まったら、区役所の高齢介護課へポイント交換の申請をするこ とで、ボランティア活動の「奨励金」、又は福祉団体等への「寄附」または市に登録した店舗 で使用できるさいたま市シルバー元気応援券(商品券)にも交換することができる。(1ポイ ント=100 円、1年度に 5,000 円までが上限。) さいたま市シルバー元気応援券(商品券)さいたま市シルバー元気応援ショップの応援券取 り扱い店舗で、買い物等に使用できる。 1 3. 所見・ 所見・西尾市政への 西尾市政への反映 への反映に 反映に向けた課題 けた課題 【大塚久美子】 ・さいたま市では、 「何か生きがいになることを見つけたい」 「自分でできることで地域に貢献した い」と、思っている高齢者の方を後押しするために、介護ボランティア制度を進めている。この制 度は、60 歳以上の方が、市内の介護保険施設などでボランティア活動を行った場合にポイントを 付与し、それが一定以上貯まったら、ボランティア活動の奨励金や福祉団体への寄付、または市に 登録した店舗で使用できるシルバー元気応援券(商品券)にも交換できるというものである。 シルバー元気応援券のポイント交換が、登録店舗の買い物券 6,000 円分より現金の 5,000 円との 交換をする方が多いことに、地元店舗の活性化につなげていくためには、ポイントをどのように交 換していくか課題があり、導入時には検討が必要と考える。 我が国における高齢化が急速に進展する中、いわゆる団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を見 据え、高齢者が安心して暮らせる地域社会をつくり上げていくことが極めて重要な課題となってい る。そのためには、住み慣れた地域で自分らしい生活を継続するためのサービスを充実させるとと もに、地域包括ケアシステムの構築へ向けた国・自治体の連携による取り組みが求められている。 一方、元気な高齢者については、要介護にならないための「生きがいづくり」や「社会参加促進」 施策など、介護予防につながる諸施策を展開する必要があり、その際、それぞれの地域の実情・特 性を踏まえ、関係機関等がよく連携をとりながら進めることが重要である。 政令指定都市であるさいたま市の取り組みを、本市の取り組みとしていくことは難しいが、学ぶ べき点は多々あり、今後の参考にしていきたいと考える。 その点を踏まえ、平成 26 年9月定例会一般質問に於いて、本市でも介護ボランティアポイント 制度の導入を検討しないか質問した。今後、高齢者の居場所づくり、生きがいづくりのために導入 が必要と考える。 【大河内博之】 ・高齢化が進んでいく今後は、高齢者の生きがいづくりやある程度の責任を持たせることにより、 自分が必要とされていることを感じられる施策は必要になってくると思われる。 よって、住み慣れた地域で一生を過ごせるように、高齢者の居場所づくりのためにも、介護施設 等において、ボランティア活動を行ったらポイントがいただける介護ボランティアポイント制度も 含めた施策を考えていくべきだと考える。 2 会派名:公明党西尾市議団 事業実績( 事業実績(視察) 視察)報告 1. 視察の 視察の概要 (1) 目 的 成年後見センターの設置状況について (2) 日 時 平成 26 年7月9日(水)10 時~11 時半 (3) 場 所 東京都品川区 (4) 参加者 2. 大河内博之議員、大塚久美子議員、以上2名 主な質疑・ 質疑・答弁 Q.成年後見センターの 成年後見センターの設置 センターの設置に 設置に至った経緯 った経緯について 経緯について A.成年後見制度の変更により、措置から契約になったのをきっかけに認知症高齢者や知的 障がい者等の判断能力が不十分な方が増加することにより、家族の支援力が低下しつつあ る昨今には第三者の後見人が必要であると感じたため。 センターの事業内容 事業内容の 詳細について Q.センターの 事業内容 の詳細 について A.利用者本人の意向や判断能力・生活状況等に応じて必要な支援を行えるよう、成年後見 制度、福祉サービス利用援助事業、公正証書遺言等を重層的かつ柔軟に組み合わせ、総合 的なサービスを行っている。 Q.制度利用 制度利用までの までの流 Q. 制度利用 までの 流れについて A.まず、発見・相談から区の高齢者福祉課等へ連絡し、そこでケース会議が開かれ、次にケ ース方針決定会議を行う。次に、運営委員会での審議審査が行われる。そして、家裁への 申し立てが行われ、家裁の審判の後、後見サービスがスタートする。 後見申し立ての意思を有する親族の住所が遠隔地であったり、高齢・病弱等の理由で家庭 裁判所に申し立て手続きをすることが困難な場合に、当該親族と区社協との委任契約に基 づき無償で親族申し立ての代理を行っている。 Q.利用者数 利用者数、 利用者の Q. 利用者数 、利用者 の声について A.利用者は平成 25 年度までに 250 件以上受任し、利用者の声については区社協による場合 には、行政との密接な関係や財政基盤の安定度があることや地域からの信頼もある。 今後の 課題について Q. 今後 の課題 について A.行政、地域包括支援センター及び社協等のネットワークも機能的に動く事ができる支援が 必要となると考えられる。 市民後見人の候補者調整の際に、事案の内容が比較的平易であっても途中で困難化するこ とがあり、このことを想定したバックアップ体制の仕組みや支援のネットワークの存在が 不可欠になると考えられる。 3 3.所見・ 所見・西尾市政への 西尾市政への反映 への反映に 反映に向けた課題 けた課題 【大河内博之】 ・今まで成年後見制度自体もよくわからなかったが、今後、高齢者福祉についてもっと勉強をして いかなければならないと思い知らされた。また、後見ニーズについても調査していく必要がある と考える。 ・西尾市には、日常生活支援事業で認知症や知的障がい、精神障がいなどにより、自分ひとりで契 約等の判断をすることが不安な方や、お金の出し入れ・書類の管理をするのに不安のある方に対 して支援を行なっているが、認知症が進んで契約能力がなくなった方への支援を考えなければな らないと考える。 ・現在、成年後見センター設置検討会を弁護士や司法書士などの専門職、関係機関により開催して いるとのことで、認知症高齢者等の判断能力が不十分な方が増加している現状もあるので、社会 福祉協議会を含めた法人後見として、できるだけ早い成年後見センター等の拠点の設置を望む。 ・現在、都市部を中心に市民後見人が着実に台頭していることを鑑みれば、今後、西尾市に於いて も地域の特性を生かした市民後見人養成の取り組みがなされ、市民後見人の存在が地域にとって なくてはならない存在となる日が近づいているように思われる。 【大塚久美子】 ・西尾市に於いて、成年後見制度についての認識は浅く、市民への周知や理解がされていないのが 現状である。成年後見制度を活用することによって、高齢者や障がい者の財産や権利が守られるこ とを広く市民に知って頂くことが重要であると共に、本市のセンター設置に向けた取り組みが必要 であると考える。 今後高齢化が進み、権利擁護されるべき方々を守ることが、行政の役割と捉えていただきたい。 本市に於いては、成年後見センターの設置と、市民後見人の養成が喫緊の課題であると関係機関に 訴え、現在取り組みが行われているところである。 今後の本市の取り組みを精査して、市民を守る制度の活用を推進していきたい。 4 収支報告 項 目 支出金額 調査研究費 83,060 円 計 83,060 円 備 旅費 5 考 41,730 円× 1名 41,330 円× 1名
© Copyright 2024 ExpyDoc