鼻からの内視鏡 経鼻内視鏡検査(けいびないしきょうけんさ) 当院では、人間ドック、一般健診や外来検査の際、ご希望の方に経鼻内視鏡検査を施行しています 経鼻内視鏡検査 経鼻内視鏡 日本は依然胃癌大国であり、上部消化管検査は早期胃癌発見やそのほかの病 気の診断・治療効果判定に大変有用です。しかし、これまでは内視鏡検査時の苦 痛がおおきいことが問題でした。 経鼻内視鏡は細くて刺激が少ない上、喉の奥に触れずに食道へ入るために、検 査時の嘔吐反射が軽減できるなど、検査をうける際の苦痛軽減が期待されるだけ でなく、呼吸や血圧変動なども軽減できる検査法です。 また咽頭麻酔が必要ないため、検査後15分後には食事摂取が可能です。 経口内視鏡 経鼻内視鏡の太さは約5㎜と経口内視鏡の約半分であり、とても細いのが特徴です 検査の苦痛の度合いは? まあまあ苦痛だった とても苦痛だった 4% 2.5% どちらでもない とても楽だった 16% 54% 10 次回検査を受けるなら? ** 5 絶対うけたくない まあまあ楽だった 23% 是非うけたい はじめて経鼻内視鏡を受けた方への当院でのアンケート結果 0 従来法で 経鼻で ** p<0.001 約8割の人が“楽だった”と答えました 従来法より“経鼻で” が有意に高ポイントでした 経鼻内視鏡を受けた方からの感想 “オエッ”とならない ←舌の奥にカメラがあたらないので、嘔吐反射を誘発しにくい検査です 検査中会話ができる ←口をふさがないので検査医師と会話しながら検査を受けることができます すぐ食事がとれる ←喉の麻酔をしないので、検査15分後食事も可能です しかし、すべての方に経鼻内視鏡検査ができるわけではありません。下記に当てはまる方は 経鼻内視鏡を施行できない場合がありますので、事前に担当医に必ずご一報ください。 ・抗血小板薬や抗凝固薬(ワーファリン、アスピリン、パナルジンなど)を内服している ・出血傾向がある(血が出やすい方や血がとまりにくい方) ・副鼻腔炎や鼻ポリープの手術をしたことがある ・アレルギー性鼻炎で治療中である ・精密検査(再検査)目的の内視鏡予定である 経鼻内視鏡検査の場合でも、麻酔薬に対するアレルギーなどの副作用や、内視鏡による粘膜損傷および病変が あった場合の生検(組織の一部を採取し、顕微鏡検査を行うこと)後の出血などの偶発症は通常の経口内視鏡の 場合と同じように発生する可能性があります。 ご不明な点は担当医師や内視鏡室スタッフにお気軽におききください。 出雲市立総合医療センター 電話 0853-63-5111
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