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右小開胸手術用具導入について
【右小開胸手術】
心臓手術を行う際、通常は20cmほどのど元から切開しますが、右小開胸手術
では右乳頭下5~8cmを切開し、肋間から心臓に到達し、手術を実施します。
当院では、この術式による僧帽弁形成術や置換術を平成26年度から本格実施
する予定です。
右小開胸手術のメリット
①胸骨を切らないため、術後の痛みが軽減されます。
②従来と比較し、早期退院が可能です。
(従来は退院まで2、3週間のところ、1週間程度に短縮す
ることが可能です。)
③入院期間の短縮に伴い、医療費も少なくなります。
④傷口が小さいため、術後の美容的観点からも優れてい
ます。
従来
右小開胸手術
※イメージです
僧帽弁とは
左心房と左心室の間を隔てる弁です。肺から帰ってきた血液が全
身に送られるよう働いて、血液が肺に逆流しないようにしています。
僧帽弁形成術では、自己の弁を残し、それを切ったり、貼ったり、縫
い合わせたりすることで血液の逆流を治します。