経鼻内視鏡装置について

経鼻内視鏡装置について
(鼻から挿入する胃カメラ)
経鼻内視鏡検査とは
文字通り鼻を経由して、胃または十二指腸まで内
視鏡を挿入し内部を観察する検査です。
胃カメラ検査は「辛い、苦しい、受けたくない」
と、思っている方は多いのではないでしょうか?
通常の経口内視鏡検査では、のどに麻酔をして検査
しますが、検査中に内視鏡が舌根部(舌の奥)に触
れ「オエッ」という吐き気を催すことがあります。
しかし、経鼻内視鏡を用いる検査では麻酔は鼻の中
に行い、内視鏡が舌根部に触れることがないため、
吐き気を催さずに検査が行えます。
※上記内容には、個人差があります
1.内視鏡が細い
(下記の内視鏡先端写真は、実寸大です)
経鼻内視鏡の太さ5.9mm 細径の経口内視鏡の太さ8.2mm 通常の経口内視鏡の太さ9.4mm
2.「オエッ」となる嘔吐感が少ない
「オエッ」という吐き気を催す原因は、内
視鏡が舌根部に触れることで起こる咽頭反射
によるものです。経鼻より挿入することで舌
根部に触れず嘔吐感が少ないのです。
3.検査中に会話が出来る
患者様は口を塞がれていないため、患者様
専用モニターを見ながら、医師より説明を受
けることも出来ます。
4.検査後の麻酔の切れが早い
経口の場合「オエッ」となる咽頭反射を抑
えるために咽頭麻酔をして、また場合により
眠くなる注射を行います。麻酔の効果が消え
るまで誤嚥の可能性があるため、検査後1∼
2時間は食事が出来ません。
経鼻の場合では、鼻腔への麻酔をするだけ
で、基本的には眠くなる注射は行わないため、
検査終了後30∼60分で飲食可能となります。
医療法人たかまさ会 山﨑病院 内視鏡室