文書番号: 文書名: 版: 頁: PR-09 不適合製品管理規定 6.0 1/2 1

文書番号:
PR-09
文書名:
不適合製品管理規定
版:
6.0
頁:
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1.目的
製品要求事項に適合しない製品が誤って使用されたり、又は引渡されることを防ぐ為に、それらを識別し、
管理する手順を明確にすることを目的とする。
2.不適合製品の管理
(1) 識別
詳細は「品質マニュアル 7.5.3 識別及びトレーサビリティ」による。
(2) 処理
該当する場合には、現場代理人は、次の一つ又はそれ以上の方法で、不適合製品を処理する。
処置の種類
a
b
c
d
不適合を除去する為
の処置
「特別採用申請書(様
27)」で顧客の判断
を仰ぐ
本来の意図された使
用、又は適用ができ
ないような処置
引渡し後又は使用開
始後に不適合が検出
された場合の処置
処置の方法
不適合(品)の性質(評価)
交換
容易に交換できる
やり変え
修理可能でほぼ新品同程度に修復可能
補修不可能、やり変え費用は負担できる
修理
補修すれば合否判定基準をクリアーする
許可
修理し、又は
しないで特別
採用
不可
不採用、やり
変え
1. 修理したら機能は満足するが、痕が残り
顧客が満足するか否か微妙
2. 機能は満足するが、修復するのに莫大な
費用がかかる
隔離
場外搬出するまでの期間
場外搬出
他の用途には商品(利用)価値がある
場外処分
他の用途には商品(利用)価値がない
交換
容易に交換できる
修理
補修すれば支障がない
やり変え
修理が不可能な為、大掛りな工事が必要
① 現場代理人は、最終検査に不適合があった場合、原則として顧客検査の期日までに不適合の処
理を完了する。
② 現場代理人は、特別採用の申請をする際は、統括工事部長の承認を受け、且つ該当する場合に
は、顧客からその使用、リリース、又は合格を判定することの正式な許可を得る。
③ 統括工事部長は「不適合品管理記録(様 28)」に於いて不適合に対しての、是正処置の必要性
の評価を行う。
文書番号:
PR-09
文書名:
不適合製品管理規定
版:
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(3) 記録
現場代理人は、不適合の性質の記録、及び特別採用を含む不適合に対して取られた処置を「不適合品
管理記録(様 28)」又は「特別採用申請書(様 27)」に記録する。
検査責任者は、再検査の結果を、初回検査の記録の該当箇所に赤書き又は別紙に「再検査」の識別を
して記録する。現場代理人は「不適合品管理記録(様 28)」と「特別採用申請書(様 27)」を品質記
録として「文書記録管理規定(PR-01)」に従って維持する。
(4) 再検査
検査責任者は、不適合製品に修正を施した場合に、要求事項への適合性を実証する為の再検査を行う。
再検査の方法、及び合否判定基準は原則として初回と同じとする。
(5) 引渡し後に検出された不適合
引渡し、又は使用開始後に不適合が検出された場合の手順は「顧客管理規定(PR-05)」に従う。