トルコ滞在許可証(IKAMET:イカメット)に関する Q&A 【滞在許可証申請関連】 Q1.滞在許可証を申請しなければならない人はどのような人ですか? A1.労働許可証を所持せず、トルコ国内に180日間の内、90日間以上滞在する外国人(ト ルコ国籍以外の人)です。滞在許可証の申請者は、トルコ入国後30日以内にトルコの警察署 外国人課で申請手続きを行わなくてはなりません。 Q2.従来は、労働許可証を所持していても滞在許可証を申請していましたが、必要ないのでし ょうか。 A2.2014年4月の移民法(Law on Foreigners and International Protection)改正によ り、労働許可証が滞在許可証を兼ねることになりましたので、滞在許可証を労働許可証と重複 して申請する必要はなくなりました。しかしながら、労働許可証を所持しない、就労者の帯同 家族については、従来どおりに滞在許可証を申請しなければなりません。 Q3.移民法改正により、滞在許可証申請時に「無犯罪証明書」や「医療保険」などを提出しな ければならないと聞きましたが、日本のものが必要でしょうか。 A3.扶養者(世帯主)が過去5年間に居住していた国が発行した、扶養者ご自身の無犯罪証明 書が必要となります。帯同家族の無犯罪証明書は必要ありません。例えば、扶養者が過去3年 間トルコに、その前は日本に居住していた場合には、トルコと日本の無犯罪証明書が必要とな ります。5年以上トルコに居住されている場合には、トルコの無犯罪証明書のみで結構です。 また、医療保険については、必ずしもトルコで加入した保険である必要はなく、トルコでも 適用される日本の医療保険でも結構です。 Q4.日本の「無犯罪証明書」は、申請から発行までに3ヶ月程度を要すると伺いました。滞在 許可証の申請予約日には間に合いませんが、どうすればいいでしょうか。 A4.滞在許可申請を行うトルコ警察の外国人課に、現在当館にて無犯罪証明書を申請済みであ ることを伝え、外国人課の判断に従って下さい。 追加書類の受付期限に間に合わない場合には、 家族滞在許可(family residence permit)ではなく、無犯罪証明書の提出が不要な短期滞在 許可(short-term residence permit)への変更が可能とのことです。ただし、短期滞在許可 の有効期限は最長1年間です。 そのため、帯同家族が初めて当地で滞在許可を申請される場合、可能であれば、扶養者自 らが日本の警察で無犯罪証明書を取得してから赴任されることをお勧めします。また、当地 で滞在許可証を更新される方は、滞在許可の有効期限が切れる3ヶ月前に大使館や総領事館 で扶養者自らが無犯罪証明書を申請されることをお勧めします。 【滞在許可申請手続き中の滞在及び国外旅行について】 Q5.現在滞在許可証の申請手続き中ですが、トルコ入国から90日間を過ぎてしまってい ます。入国から30日以内に申請は行いましたが、不法滞在になりませんか。 A5.既に申請手続きをしているのであれば、国内に留まっている限り、不法滞在で取り締 まられることはありません。 Q6.現在滞在許可証の更新手続き中にトルコ国外へ出かけたいのですが、再入国時に滞在 許可証の有効期限が切れてしまいます。この場合、問題はありますか。 A6.過去180日間の内に90日以上トルコ国内に滞在していた場合、トルコ再入国が拒 否され、入国が認められない場合があります。トルコ再入国時に有効な滞在許可証を所持 できない場合は出国を控えることをお勧めします。やむを得ず出国する場合は、事前に申 請を行っている外国人課に問い合わせて下さい。 (注:本Q&Aはイスタンブール県警アクサライ警察外国人課から聴取した内容を元に作成 しています。簡単なご質問は当館領事班まで、また詳細につきましては外国人課へ直接お 問い合わせ下さい。) 2015年2月 在イスタンブール総領事館領事班
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