5 住宅火災の状況 ~住宅火災の件数と死者が減少~ 住宅火災件数と主な出火原因 建物から出火した火災のうち 「住宅火災」 は 1,695 件で、 前年と比べて 82 件減少しており、 5 年平均の 1,824 件と比べても、129 件少なくなっています。 主な出火原因をみると、前年と比べて増加しているのは、 「ロウソク」 、 「電気こんろ」、 「ラ イター」で、それ以外は全て減少しています。(表 3 参照) 表 3 住宅火災の主な出火原因 主 合 た 計 ガ ス テ ー ブ ル 等 こ 火 な 出 火 原 因 放 電 ロ 気 ウ ス ば ト ソ ー ク ブ 電 電 気 気 こ コ ん ー ろ ド ラ 石 油 ス ト ー ブ 等 イ タ ー そ の 他 平 成 2 5 年 1,777 388 316 257 99 47 25 28 18 27 572 平 成 2 6 年 1,695 387 293 204 94 51 34 27 23 20 562 5 年 平 均 1,824 398 321 248 97 49 34 34 22 24 598 前 年 増 減 ▼82 ▼1 ▼23 ▼53 ▼5 4 9 ▼1 5 ▼7 ▼10 平成 25 年 1,097 244 238 196 59 19 21 10 10 7 293 同 平成 26 年 1,028 240 202 155 60 30 27 11 16 7 280 住宅等 5 年平均 1,123 246 227 189 60 26 29 15 14 6 313 前年増減 ▼69 ▼4 ▼36 ▼41 1 11 6 1 6 - ▼13 平成 25 年 680 144 78 61 40 28 4 18 8 20 279 平成 26 年 667 147 91 49 34 21 7 16 7 13 282 5 年平均 701 152 94 59 37 23 6 19 8 18 286 前年増減 ▼13 3 13 ▼12 ▼6 ▼7 3 ▼2 ▼1 ▼7 3 共 住 宅 7 住宅火災による死者数の推移 住宅火災による死者(自殺等による死者を除く、以下同じ。 )をみると、平成 26 年は 71 人で、前年と比べて 1 人減少しています。最近 10 年間の平均 84 人と比べると 13 人少なくな っています。 (図 6 参照)平成 26 年の住宅火災による死者のうち、高齢者は 58 人(81.7%) で、前年の 49 人(68.1%)と比べて 9 人増加しており、割合で 13.6 ポイント増加していま す。 (人) 200 住宅火災による死者数 2,367 2,271 住宅火災件数 2,243 2,189 (件) 2,500 2,099 150 1,869 107 102 100 1,864 1,916 2,000 1,777 98 87 78 85 83 72 61 1,695 71 1,500 50 0 1,000 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 注 死者数は自殺等による死者を除いています。 図6 最近10年間の住宅火災件数及び死者数の推移 住宅火災における住警器等の設置状況 住宅火災 1,695 件のうち、火元住戸に住宅用火災警報器(以下「住警器」という。)が設置 されていた火災は 736 件(43.4%) 、自動火災報知設備、火災安全システム及び警備会社の警 報器(以下「自火報等」という。)が設置されていた火災は 485 件(28.6%) 、いずれも設置 されていなかった火災は 474 件(28.0%)となっています。 また、住宅火災による死者 71 人のうち、火元住戸に住警器または自火報等(以下「住警器 等」という。 )が設置されていた火災による死者は 42 人(59.2%)で、前年の 31 人(43.1%) と比べて 11 人増加し、割合でみても 16.1 ポイント増加しています。(表 4 参照) 表 4 火元住戸に住警器等が設置されていた火災の状況 設 置 別 火 災 件 数 ( 件 ) 年 合 住 自 火 報 等 あ り 警 器 あ 計 別 り 住 警 器 等 な し 死 者 発 生 数 ( 人 ) 合 計 住 警 器 等 あ り 住 警 器 等 な し 平成 25 年 1,777 709 508 560 72 31 41 平成 26 年 1,695 736 485 474 71 42 29 ▼82 27 ▼23 ▼86 ▼1 11 ▼12 増 注 減 死者数は自殺等による死者を除いています。 8
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