美原 - 釧路市

平成26年度
学力向上プラン
釧路市立美原小学校
1
昨年度の学力向上に向けた取組の成果と課題
・
「ドリル学習」
「チャレンジテスト」の継続した活用とともに、
「釧路プラスワン」にも取り組み
繰り返し学習による効果とテストの受け方への指導へとつなげることができた。
・家庭学習の実施率80%程度を目指し、これを上回る定着率を確認することができた。高まった実
施率を基盤に「授業とつながった家庭学習」を意識し主体的に取り組む家庭学習となることを目指
す。
・テレビやゲームの時間が多いため、生活習慣について家庭との連携の中で取り組む必要がある。
2
今年度の学力向上に向けた取組計画
(1)学力向上推進の重点
○「分かる授業」で基礎的・基本的学習の確実な定着。
○「チャレンジテスト」の活用、
「学習サポート事業」の活用等により学習の機会や時間の充実。
○「家庭学習の習慣」「元気アップシートの有効活用」「朝読書」等により、基本的学習習慣と読書習慣及び生活習慣
の確立。
(2)学校全体の取組計画 *「釧路市学校改善プラン」の具体的な3つの視点に基づく計画
視点1 授業づくり 【 指導方法等の工夫改善 】
「分かる授業」で基礎的基本的学習内容の定着を図ること
<そのために>
①授業改善~導入部に既習事項の確認・復習を設定すること、「問い返し」の重視、効果的な学習形
態の工夫、ノート指導や言語活動の工夫等により「分かる授業」を行う。また、子ども自身が学び
のよさや学びを実感する授業づくりを工夫する。
②各種学力調査結果から浮かび上がった課題となる内容についての重点指導を行うとともに、尐人数
指導を実施し学力の底上げを図る。
視点2
環境づくり
【 授業以外の学習の機会や時間の充実 】
学習の機会や時間を充実させること
<そのために>
①「ドリル学習」
「チャレンジテスト」の活用
・朝学習や授業の中で活用し、定着率の診断を行う:計算得点、実施率85%以上
②「放課後学習サポート事業」の活用(毎週金曜日実施)③「夏冬休み学習会」の実施
視点3 習慣づくり 【 自ら学習する習慣、生活リズム 】
基本的な学習習慣と読書習慣及び生活習慣の確立を図ること
<そのために>
①「授業における学び方指導」
②「家庭学習の定着」
「釧路市家庭学習の手引き」の活用:家庭学習提出率85%以上
③「読書習慣の定着」~毎週木・金曜日の「朝読書」の実施
④「元気アップシート」の活用で「早ね・早おき・朝ごはん」運動を推進
釧路市立美原小学校
3
釧路市標準学力検査の活用による児童生徒の課題改善のための取組
(1)釧路市標準学力検査から明らかになった自校の課題
第3学年【国語】
(1)目標値との比較
全ての観点において目標値より下回る。
(2)改善すべき課題
「漢字を書く」と「ことばの学習」に課題がある。また、「伝統的な言語文化と国語の
特質に関する事項」
、観点「言語事項」に課題がある。
【算数】
(1)目標値との比較
「数量や図形についてのは技能」は目標値とほぼ同様であるが、他の観点については目
標値より下回る。
(2)改善すべき課題
「10000までの数」「たし算・ひき算」に課題がある。また、領域「数と計算」観
点「数量や図形についての技能」に課題がある。
第4学年【国語】
(1)目標値との比較
「関心・意欲・態度」「話す・聞く能力」「読む能力」「言語事項」は目標値とほぼ同様
であるが、
「書く能力」は下回る。
(2)改善すべき課題
「言葉の学習」
「漢字を読む」「書く能力」に課題がある。
【算数】
(1)目標値との比較
「関心・意欲・態度」以外は目標値とほぼ同様である。
(2)改善すべき課題
「ぼうグラフと表」
「□をつかった問題」に課題がある。
第5学年【国語】
(1)目標値との比較
「関心・意欲・態度」
「話す・聞く能力」は目標値とほぼ同様、他は目標値を下回る。
(2)改善すべき課題
「物語の内容を読み取る」と「漢字を書く」に課題がある。
【算数】
(1)目標値との比較
全ての観点について目標値より下回る。
(2)改善すべき課題
「面積」
「計算のきまり・変わり方」に課題がある。
【生活・学習意識調査の結果】
・テレビやビデオを見る時間やテレビゲームをしている時間が4時間以上の児童の割合は、学年が上がる
につれ多くなる傾向にある。
・土・日に家で1時間以上勉強する児童の割合は3学年が尐ない。
(2)課題改善のための補充的な指導の計画
○日常的な授業の中での取り組み~学習規律の意識化と徹底
国語 … 漢字の読み書きの徹底
論理的な文章を書く学習を繰り返し取り組むなど「読むこと」と「書くこと」を関連づけ
た指導を計画的に取り組む。
算数 … 基礎的・基本的な知識及び技能の定着を図るための継続的な指導。課題となる内容につい
ての重点指導を行うとともに、尐人数指導を実施し学力の底上げを図る。
○ドリル学習やチャレンジテストの活用(朝学習の中で活用)
○放課後サポート学習(月4回)や夏休み学習会(7/29・30・8/19)の実施
○家庭学習提出率85%以上(土日の宿題・課題の提示)
釧路市立美原小学校
4
全国学力・学習状況調査の活用による指導の改善・充実のための取組
(1)全国学力・学習状況調査から明らかになった自校の課題
【教科に関する調査の結果】
国語Aで全国平均以上の正答数だった児童50%に対し全国平均より3問以上正答数が尐ない児童が
25%という状況であった。また、算数A問題で全国平均以上の正答数だった児童54%に対し全国平均
より3問以上正答数が尐ない児童が27%という状況であった。算数に比べ国語の学習内容の定着に課
題がある。
<国語A>
・新聞の投書を読み、表現の仕方を捉えること、学年別漢字配当表に示されている漢字を正しく読むこ
とは概ね満足できるが、書くことや故事成語の意味と使い方に課題がある。
<国語B>
・質問の意図を捉えることや立場を明確にして質問や意見を述べることに課題がある。
・わかったことや疑問に思ったことを整理し、それらを関係付けながらまとめて書くことに大きな課
題がある。
<算数A>
・四則の混合した整数の計算と整数、分数の計算は満足できるが、小数第一位までの減法の計算に課題
がある。
<算数B>
・示された情報を整理し、筋道を立てて考え、小数倍の長さの求め方を表現することに大きな課題が
ある。示された計算のきまりをもとに、異なる数値の場合でも工夫して計算する方法を式や言葉を用
いて記述することに課題がある。
【質問紙に関する調査の結果】
<生活習慣・学習習慣>
・「朝食を毎日食べる」「毎日、同じくらいの時刻に寝ている」「毎日、同じくらいの時刻に起きている」
「家で自分で計画を立てて勉強している」
「普段1日あたり1時間以上勉強する」児童の割合は全
国平均より低い結果となった。
(2)課題改善のための方策 *学力向上プランの中間評価及び今後の取組
視点1 授業作り 【 指導方法等の工夫改善 】
①授業評価の実施~2学期末から実施し授業改善に生かす。
・授業内容の理解(学習内容をしっかり身に付ける)
・記述、説明する学習スタイルの指導について(考える授業)
視点2
環境作り
【 授業以外の学習の機会や時間の充実 】
②全校一斉にドリルに取り組む。
(計算・漢字)
・反復学習により「読み・書き・計算」の基礎学力の定着や朝学習や補充学習で取り組み、下位児童へ
の支援を行う。
・放課後学習の継続(毎週金曜日実施)
・「冬休み学習会」の実施。
・チャレンジテストや学力向上八策を用いた反復学習の取り組み。
視点3 学習習慣作り 【 自ら学習する習慣 】
③学習規律の徹底
・
「美原小学校 学習のきまり」を学級掲示し、全学級で「机上整理」
「聞く姿勢」を意識させる。
・家庭学習の取組「学年×10分以上」