講座「ところ学のすすめ」受講記録 グループ名 B 所沢の自然 年月日時間 平成 26 年 10 月 19 日(日) 課 緑の森博物館所沢市分と入間市分 題 講 師 名 受 講 者 大堀 聰 記録者 山本 9:00~ 直 14:00 先生 合計 37 名 所沢の自然グループ:31 名 (欠 5 名) 聴講生:5 名、 生涯学習推進センター:1 名 講座概要(添付資料含む) ・9:00 に早稲田大学大正門を出発。早稲田大学の裏にまわりそこから、ふれあい湿地、和幸の森、 5号地、吹張(フッパリ)の池、早稲田大学内の湿地、山之神神社、八幡湿地を経由して、緑の 森博物館まで行った。緑の森博物館で昼食後、往きに行けなかった大日様に行って、比良の丘、 金仙寺経由早稲田大学に戻り解散した。 その途上で大堀先生より説明を受けた。 ・現在、早稲田大学が建っている場所は湿地であった所で、山を崩して湿地を埋めた。建設計画に は自然保護団体からの反対があり、なるべく自然を残す形で大学を建設した。 ・雑木林は手を入れないと常緑樹が茂ってきてしまう。緑を残すという観点からは常緑樹の茂った 林でも良いが、その質を考えると雑木林として管理するのが良い。 ・昔、狭山湖の堤防を強化するためにマメ科のニセアカシア(外来植物)を植えた。和幸の森南側 の堤防に近い所では陽の良く当たる所ではニセアカシヤが多く生える。根からは毒を出すため他 の植物の生育を阻害しニセアカシアばかりになってしまう。 ・萌芽更新により木を伐採した切り株からはひこばえがたくさん生えてくる。伐採から3年後にそ の中の勢いの良い物を1本残し他を切る。これを“もやわけ”という。 ・湿地に生えるカヤは丈が高いため日陰を作り生物の多様性を損なうので、伐採する必要がある。 ・山之神神社の北側 13 号地にはカタクリが 1500 株ある。カタクリは咲くのに 9 年掛かる。蟻が種 を運ぶ 5m 以内しか増えない。持って帰っても庭には根付かないのに持ち帰る人がいる。 * 次回の講座までに作成し、コース別実行委員に渡してください。 講座「ところ学のすすめ」受講記録(裏) グループ・ミーテイーング記録 グループ名 B 所沢の自然 記録者 山本 直 1.本日の講座について興味深く感じたこと。 ・早稲田大学が建っている所が湿地だった事は知りませんでした。早稲田大学の建設により多くの 自然が破壊されたのですが、現在では早稲田大学により多くの自然が守られています。早稲田大 学がなければ、かつてあった湿地は残土捨場になってしまったのではないかと思った。 2.本日の講座についての感想 ・生物の多様性を守るには多くの人手(金?)が必要であることを痛感しました。 ・大堀先生は道を間違えたこと時間が掛かり過ぎたことを悔やんでおられましたが、人数が多いの で時間が掛かるのはやむを得ないのでは?また、道に迷うのも楽しくて良かったです。 ・墓地計画の場所はふれあい湿地の水源にあたる所で 7000 ㎡もの広さの計画である事を知りまし た。大堀先生も出演されていた TV 番組「噂の!東京マガジン」では、単にトトロの森の傍に墓地 ができるのは嫌だと主張している様に受け取っていました。墓地も必要であろうし、地権者のこと もあり墓地も止むを得ないのかなと考えていましたが、湿地の環境を守るためには墓地の建設はさ れるべきでないとあらためて思いました。 3.本日の講座についての質問 ・早稲田大学内の自然を守るためには大学はいくら位の予算を持っているのですか?また、それは どの位あるのが望ましいのですか? * 次回の講座までに作成し、コース別実行委員に渡してください。
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