議 会 議 名 事 録 平成28年第3回岡崎警察署協議会(定例会) 平成28年8月24日(水) 午後3時00分から午後5時30分までの間 日 時 ・ 場 所 岡崎警察署 1 講堂 委員 小原 睦会長 栄森クラウジオ委員 吉本 未来委員 都築 慶一委員 永井 絢子委員 田中千加根副会長 佐々木 伸委員 田口 千代委員 小野 浩史委員 岡田千鶴子委員 森崎 健吾委員 坂本 悠子委員 以上12名(定数15名) 出 席 者 2 警察署員 山内署長 高橋会計課長 増田刑事課長 3 勝野副署長 青山生活安全課長 大野交通課長 清永警務課長 本田地域課長 高橋警備課長 以上9名 有識者等 なし 諮 問 事 項 等 犯罪捜査への活用を前提とした防犯カメラの設置促進 1 答申等の概要 そ の 他 警察からの情報提供 犯罪捜査において、防犯カメラが必要だと思われる箇所 について、企業等に対し教示してほしい。 2 防犯協会等との連携 防犯カメラ設置について、企業等との直接の折衝が困難 な場合には、防犯協会等の団体を通じ、企業の協賛を求め る仕組みを構築されたい。 3 安心感の醸成のためのガイドラインの周知 防犯カメラ設置に当たり、付近住民への安心感の醸成の ため、ガイドラインの周知を図ってほしい。 次回開催予定日 平成28年11月14日(月) 会議の経過及び発言の要旨 1 会長挨拶 会長から、 「暑い日が続く中、日々防犯、交通安全活動等に邁進する警察に感謝し ます。我々も市民としてやれることをやっていきたいので、委員の皆さん にあっては活発な議論をお願いします」 旨の挨拶があった。 2 署長挨拶及び治安情勢説明 署長から、 「委員の皆さんの斬新な意見を期待していますので、よろしくお願いし ます」 旨の挨拶の後、管内の治安情勢について説明を行った。 3 前回の答申に対する施策の推進状況(生活安全課長説明) (1) 諮問事項 STOP!特殊詐欺「オレは誰?」浸透作戦 (2) 答申事項 ア 属性に応じた教養 特に、高齢者に対しては大きく、インパクトのある広報と、寺院等に おける法話を活用した被害防止広報 イ 金融機関における対策 (ア) トラブルを恐れない水際対策の啓発 (イ) ATM設置場所における注意喚起アナウンスの実施 ウ 既存のツール利用の再徹底 記録者 - 1- 警 務 係 長 会議の経過及び発言の要旨 「オレは誰?」ポスター等の有効活用 エ 心理的アプローチからの被害防止活動 オ 「相談しやすい警察」のアピール (3) 施策の推進状況 ア 答申事項アについて (ア) 仏教会に対し、振り込め詐欺被害防止の内容資料を送付の上、法話 を依頼した。 (イ) 病院、商業施設、高齢者センター等における集中啓発活動を実施し た。 (ウ) 自動車学校における高齢者講習受講者に対し、広報活動を実施した。 イ 答申事項イについて (ア) 金融機関窓口担当者研修会を開催し、水際対策の重要性について説 明の上、一層の協力を依頼した。 (イ) 警察が振り込め詐欺被害の前兆電話を認知した段階で、金融機関に 対してATMの警戒や金融機関利用者に対する声かけを依頼した。 ウ 答申事項ウについて (ア) 「オレは誰?」のポスターを追加作成の上、キャンペーンに利用し た。 (イ) パトネットあいちの配信内容を、ケーブルテレビ局でも配信するこ ととした。 (ウ) 振り込め詐欺被害防止広報チラシのポスティングを実施した。 エ 答申事項エについて 記録者 - 2- 警 務 係 長 会議の経過及び発言の要旨 (ア) 振り込め詐欺撃退機能付き電話の設置促進を継続して実施した。 (イ) 小中学生を含めた若い世代に対し、講話を通して、家族とのコミュ ニケーションを深めるように協力を依頼した。 オ 答申事項オについて (ア) 巡回連絡や高齢者施設での講話等、あらゆる機会を通じ、いつでも 警察に相談をしてほしいと直接働きかけた。 (イ) 地域安全研修会を開催し、地域安全推進指導員に対して協力を依頼 した。 4 諮問 (1) 諮問事項 犯罪捜査への活用を前提とした防犯カメラの設置促進 (2) 諮問事項に関する説明(刑事課長説明) 防犯カメラの戦略的な設置の必要性について説明した。 5 協議 委員~地元で企業に勤める者として、防犯カメラをつけたいと考えている住 民は相当数いると思う。しかし、どこにどんなカメラをつけて、どう運 用するのかがわからない。行政は、一般的な説明で終始するので、わか りやすく市民にアナウンスできると設置促進になるのではないか。 委員~企業として設置する際は、警察の生活安全課に相談に乗っていただい た。 委員~当社も、駐車場に防犯カメラを設置したが、防犯効果は絶大であると 感じる。 記録者 - 3- 警 務 係 長 会議の経過及び発言の要旨 カメラ設置に当たり、企業側としては、協力できることはしたいと考 える。 委員~防犯カメラ設置に当たっては、設置場所の地元の合意形成はもちろん 必要ではあるが、それをとりまとめる警察の協力があると良い。 委員~我々市民としても、防犯カメラの有効性や必要性について積極的にア ナウンスをしていく必要がある。 委員~設置場所については、犯罪が予測される場所はもとより、通学路や山 の中、河川近くにも必要ではないか。 委員~私も、防犯カメラ設置には大いに賛成であるが、映像の利用方法につ いては慎重にしてもらいたいと思う。 映像利用について、各管理者がガイドラインを設けて、安心感を醸成 してほしい。 委員~防犯カメラの捜査活用の有効性はよくわかるが、一私人としては、ド ライブレコーダー設置が一番早くて有効なのではと思う。 ドライブレコーダー設置についても、自治体から補助金があると良い。 委員~当社でも防犯カメラ設置を考えたが、結局は頓挫したことがある。 ドライブレコーダーは、録画時間が短いのが難点だが、確かに一私人 として捜査活用できる資器材としてはそれが一番手軽である。 当社の従業員にもそのように教育する。 委員~企業としては、防犯カメラの設置の費用を出すことはできる。しかし、 設置そのものが困難なことが多いのが実情である。 費用を出す側と、設置を求める側をうまくリンクさせて、コーディネ 記録者 - 4- 警 務 係 長 会議の経過及び発言の要旨 ートできる機関があると良い。 委員~警察が直接携わるのが困難であれば、防犯協会等の団体との連携もあ るのではないか。 警察~捜査への活用を前提とした防犯カメラ設置という諮問事項であるが、 積極設置のために、どういったところに、誰にアプローチするのが効果 的であるかという観点からも議論していただくと幸いである。 委員~企業が保守管理している社宅の高所などは良いのではないか。 委員~歩道橋に防犯カメラを設置したならば、捜査活用しやすいのではない か。運用管理費用について考えると、実現は困難であろうか。 委員~一案としては、今から分譲が進んで、新しい街並みを形成する場所が 良いと思う。防災・防犯的な観点も含めて、ハウスメーカーとタッグを 組んで「セーフティタウン」のような売り出し方は良いと思う。 委員~先ほどの歩道橋の話とリンクするが、防犯カメラを設置した後の運用 ・保守を含めたバックアップがないと、いざという時の犯罪捜査への活 用は難しいのではないか。 委員~犯罪捜査前提の設置場所選定に当たっては、具体的な事件例を挙げつ つ、警察からの説明があれば、設置を考えている人の参考になるのでは ないか。 委員~警察として、犯罪が多発する場所、あるいは発生が予測される場所に ついて情報を持っているのであれば、警察から情報を提示の上、設置者 たる企業等に対して協力を依頼していくほうが戦略的に設置は進む。 委員~企業側としても情報を頂ければ、設置に向けて善処できる。 記録者 - 5- 警 務 係 長 会議の経過及び発言の要旨 委員~警察側からの働きかけがある中で、やはり市民の防犯カメラに対する 抵抗感をなくし、安心感を醸成するためにも、利用ガイドラインの積極 的な周知活動を行ってほしい。 6 答申 (1) 警察からの情報提供 犯罪捜査において、防犯カメラが必要だと思われる箇所について、企業 等に対して教示してほしい。 (2) 防犯協会等との連携 防犯カメラ設置について、企業等との直接の折衝が困難な場合には、防 犯協会等の団体を通じ、企業の協賛を求める仕組みを構築されたい。 (3) 安心感の醸成のためのガイドラインの周知 防犯カメラ設置に当たり、付近住民への安心感の醸成のため、ガイドラ インの周知を図ってほしい。 7 結びの挨拶 署長から、 「委員の皆さんからは大変貴重な御意見を頂いた。さっそく行動に移し ていく」 旨の挨拶があった。 9 次回開催日 次回の協議会開催予定は、平成28年11月14日(月)午後3時からとする。 記録者 - 6- 警 務 係 長
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