平成28年度MIE 職員力 アワード 受賞取組概要 【改善活動分野】 募集部門 部局名 活動テーマ グループ名 協創推進 部門 総務部 預金差押えの電子化 ~社会環境の変化に合 わせた新たな取組み~ 納税支援班(税収 確保課) 職員力向 上部門 ケアマネジメントの実 健康福祉部 践で職員力アップ、や (熊野) りがいアップ! 生活保護業務やり がいアップ隊(紀 南福祉事務所) ワーク・ ライフ・ マネジメ ント部門 計画的&積極的に休も 病院事業庁 う! ~年休取得促進 の取組~ 県立病院課&職員 互助会病院事業庁 支部 成果向上 部門 防災対策部 めざせ!ナンバーワン 防災ヘリ119M 大空の航空隊(災 害対策課、防災対 策総務課) 自由テー マ部門 業務イメージの転換! 環境生活部 学術調査の現場を観光 スポットに! さいくう発掘体感 ミュージアム(斎 宮歴史博物館) 取組概要 県では県民の税負担の公平性とさらなる税収確保のため差押処分を積極的に行っているが、差押えの処 理に多大な労力と費用を費やしており、その負担の軽減を図ることを目標に、新たなしくみを構築するこ ととした。 預金の差押えは、これまで差押書類を預金口座のある店舗へ、持参あるいは郵送で送達することによっ て1件ごとに行われており、事務量や郵送料の増大が課題となっていた。そこで、差押えに必要な情報を 電子化し、対象金融機関の保有するシステムに取り込み、機械的処理を行えるよう新たなしくみ(差押集 中処理)を導入した。これにより預金差押えを大量、一括、同時に行うことが可能となり、大幅な業務効 率化が図られるとともに、差押執行率が向上し、これまで以上に税収を確保することができた。 紀南福祉事務所の生活保護ケースワーカー3名は、生活保護業務の経験がなく、最も重要な業務の一つ である生活保護受給者の就労支援に苦慮していた。 そこで、困難事例に限り、短期目標、具体的な取組、実施期間を明確にした個別支援計画を作成するこ とにより、短期的(2~3か月)に行う取組を見える化したり、実施期間終了後にケースワーカー全員が 集まるケース診断会議を実施し、モニタリング表を使った短期目標に対する取組の評価、見直しを行うな ど、実際の事例の検討を行う継続的な研さんの場とした。さらに、今後のケースワークの道標となるよ う、代表的な事例を「ケースワーク事例集」としてまとめた。 こうした業務の改善により、生活保護受給者への支援の質を上げるとともに、これらの業務プロセスの 実践、経験を通じて、経験の浅いケースワーカーであっても短期間でスキルが向上するようにした。 「ワークとライフの高度な両立」の実現をめざすという課員の共通認識のもと、時間外勤務時間の縮 減、年休取得の推進等の取組を進めている。 今年度は、年間目標を達成するために「定時退庁強化週間(年4回)」を設定、「ノー残業デーに時間 休(年休)を取得しよう!」、「プラスワン(+1)休暇計画で連休や週休3日weekを増やそう!」の取 組を進めるとともに、1週間以上の連続休暇(ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始 など)の積極的な取得を推奨している。 また、病院事業庁の取組に賛同いただいた「職員互助会病院事業庁支部」と協働して、「休暇取得促進 事業」と銘打ち、平日(金曜日)に、地域魅力発見ディスカバー事業(参加者は概ね他部局等の職員とそ の家族)を開催し、病院事業庁の姿勢を対外的にアピールするとともに、他部局等の職員の休暇取得にも つなげた。 防災ヘリコプターの更新は、非常に多額の県費が必要となる。他県でもヘリの更新が行われているが、 どこも機体と予備の部品を確保するための予算確保に苦労している。安全と安心を確保するためには、高 額なコストが必要なのか? 更新の機体入札を行う3か月前に担当者が退職。後を受けた者たちは、ヘリコプターの知識ゼロ。商社 とのつながりや専門的な知識がないことが幸いし、商社主導のこの業界で常識を打ち破り、機体の購入か ら専用工具、予備部品の揃え方や内容まで、他県に例のない独自の考え方で整備を進めることができた。 この結果、更新費用約8億8千万円の節減と、JA119Mを中心とした業者と県、同型機を運用する府 県等との顔の見える関係が構築され、バックアップ・サポート体制を整えることで、日本一の安全性を備 えた防災ヘリをめざしている。 斎宮跡は来訪者数の増加が課題である。平成27年、「さいくう平安の杜」が完成し、ハード整備が進 む一方で、来訪者が斎宮跡を実感できるソフト事業は斎宮歴史博物館等の展示・体験や斎王まつり等のイ ベント、ボランティアによる史跡ガイド等に限定されており、今後はソフト事業の充実が課題となる。 そこで、来訪者数の増加に貢献することを目標に、新たなソフト事業として、これまで「通常業務」と して実施してきた学術目的の発掘調査の現場を、来訪者が楽しめる観光スポットに転換する工夫をした。 まず発掘調査担当者に加えて専門解説員を配置し、発掘調査の思考プロセスの解説や、遺跡を実際に掘る 体験の提供、毎月1回の休日公開などを実施。地域住民や関係団体との協働による広報活動にも力を入 れ、その結果、マスコミ報道38回、来場者数は累計4,879人を達成し、課題解決に大きく貢献した。 【グッドパフォーマンス分野】 推薦部門 部局名 推薦テーマ グループ名 推薦理由 みえの郷土料理で三方 農林水産部 よし! 農林水産部の自主研究グループとして、三重の食文化と深くつながりのある「郷土料理」をテーマに研 第2期農林水産技 究し、「家庭で作れる簡単郷土料理レシピ」を作成した。このレシピをもとに、10月にMieMu(県総合 師女子会プロジェ 博物館)で郷土料理クッキングイベントを行い、12月に県庁食堂で郷土料理フェアを開催し大変好評を クト 得た。県産農林水産物の消費拡大と郷土料理を通した文化の伝承に有用な取組を行っている。 モハン部 門 地域連携部 各主体と連携して紀北 (尾鷲) 地域を盛り上げる 紀北地域の若手職員で構成された「紀北はまち座」は、はまち座通信により、全庁に向けて紀北地域の 紀北はまち座(紀 情報発信を行うとともに、地域の各主体と連携して地域活性化のための活動を行っている。 北地域に勤務する 今年度の「尾鷲高校生×若者交流会」では、尾鷲高校生、市町、商工会議所職員に加えて地域おこし協 職員14名) 力隊員にも参加を呼びかけて開催した。また、新たなイベントとして、尾鷲市立天文科学館と協力して、 県職員とその家族を対象にした「尾鷲星空観察会」を開催している。 コツコツ 部門 企業がまるみえ!「み 雇用経済部 えの企業まるわかりN AVI」データベース 人材確保に悩む県内企業と、企業情報が行き届いていない県内外の若者、それぞれのニーズのミスマッ チをコツコツと解消するため、求人情報誌には載っていない、県内企業の魅力ある情報を集めた「みえの 企業まるわかりNAVI」データベースを開設した。コツコツと直接取材を続け、今年度末には掲載数 200社となる予定。また、あわせて、「みえの企業まるわかりNAVIガイドブック」を発行し、企業情 報の発信と当該データベースの周知を図っている。 ピカイチ 部門 雇用対策課
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