一校一実践(中学校・⑭学ぶ環境,学級づくり) 番 号 1 2 地 区 ⑭ 学学 甲 級ぶ 府 づ環 く境 り, 中 北 3 峡 東 4 富 士 ・ 東 部 5 6 分 類 ⑭ 学 ぶ 環 境 , 学 級 づ く り ⑭ 学学 級ぶ づ環 く境 り, ⑭ 学学 級ぶ づ環 く境 り, 富 士 ・ 東 部 ⑭ 学 ぶ 環 境 , 学 級 づ く り 富 士 ・ 東 部 ⑭ 学 ぶ 環 境 , 学 級 づ く り 取組内容 成果と課題 ○学び合う学級集団つくり 甲府市版Q-Uを導入して2年目になった。昨年度 は年間2回の実施であったが,本年度は年間3回の 実施とした。実施時期は,1学期初(4月),1学期終 (7月),2学期終(12月)とし,夏季校内研で学年検討 し,2学期以降の方策を検討した。 ○甲州市の「確かな学力」育成プロジェクトとの関わり の中で,学級の実態調査としてQ-U検査を2回実施 している。 ○3回実施することで,生徒の変容が見取ることが できた。 ・個人対応が必要な生徒が分かり,学年で共有する ことで担任以外からのアプローチもしやすくなった。 ・様々な観点や方法が出されるので,教師集団の 指導力向上の場にもなった。 ・多忙の中で実施しているが,短時間で集計もでき るので,集団や個人を見取るための方法としては有 益であるので,来年度も活用していきたい。 ○生活状況調査については,保護者にとっても子 供たちの実態が分かり,三者懇談で保護者との共 通した話題や,家庭の協力も得られるので,今後も 継続していきたいと考える。 ○課題としては,記入が短時間ででき,記入自体が 生徒の負担にならない方法を考えることである。ま た,保護者アンケートからは,家庭学習に対する要 望が多かったため,家庭学習の習慣化に向けた取 組を継続する。具体的には今年度と同じように課題 学習を生かして次時の導入を行うことや,学級での 家庭学習の方法発表などを行う。また,家庭学習の 習慣化や基礎力の定着を目指したミニテストの継続 した実施を全教職員の共通理解の上で行う。 ○QU検査についても,来年度も実施し,よりよい授 業の基礎となる学級づくりを進める。課題としては1 回目をなるべく早く実施し,学級の実態をつかみ, 学年で検討する時間をつくり,具体的取組が1学期 から始められるようにしたい。 ○学級担任により,詳細な分析を行い,それを全職 員で共通理解し,各クラスの配慮を必要とする生徒 について確認し,学習指導にも役立てた。 ○ハイパーQUの実施(年2回) ・ハイパーQU検査の分析方法の研修の実施。 ・各クラスの分析と学校内での共通理解。 ・分析結果をもとにした配慮生徒への支援。 ○ハイパーQU検査を行うことで,表面には見えにく い生徒の様子を捉えることができる。 ○配慮の必要な生徒への支援の仕方,ルールやリ レーションづくりの向上が図られる。 ○校内研究において,学びの集団づくりと教科指導の 研究を通して「確かな学力の向上」を目指してきた。 「学びの集団づくり」においては,図書文化社のQ- U調査を5月,10月,2月の年三回実施。校内研究で 分析し,それを活用しながら学習規律と集団づくりを すすめた。その結果に基づき,個別に面談を行い,生 徒の悩みを聞いて一緒に考えたり,集団の中で活躍 する場をつくり出したり工夫をした。また,定期的にい じめのアンケートをとり,それをもとに,小さな訴えでも 具体的に対処し,解決する努力をした。 ○「学び合う力」を育てる授業を校内研究の中心にす えて,授業実践を積み重ねていく。 ・「学び合う力」について先進校の実践からも学び,実 践の手がかりをつかむ。 ・学び合うための基盤となる生徒理解・学級づくりをし ていく上で,スクールカウンセラーから学ぶ機会を設 定することと,Q-Uテストを活用する。 ○Q-Uに関しては,学級生活満足群が全国平均 35%のところ,全校平均で85%に達し,おおむね 生徒達は学校生活に満足を感じる状態で過ごして いることがわかった。学級での安心感と居心地の良 さは,生徒の伸び伸びとした学び合いに有効である ことが確認された。だが,100%の満足度ではな く,個別に面談する中で,まだ集団の中で多少の不 安感をもっている生徒も存在することがわかった。 全員の生徒が安心して伸び伸びと学習に取り組め る集団づくりをさらに進める必要がある。 ○校内研究に関するアンケートでは82%の教員が 「非常に成果があった・成果があった」と答えてお り,数学では77%の生徒が研究授業の成果として 「友達の考えから学ぶことができた」と答えている。 ・スクールカウンセラーの講話を2回実施し,生徒理 解の幅を広げることができた。 ・Q-Uテストの結果をスクールカウンセラーを交え た場や3つの研究グループ(学年+教務)内で検討 し,個々の生徒および集団の分析・取組方法の提 示等をしたことで,学級づくりを見直す機会が得ら れ,学習集団としてより機能する方向付けができ た。 ○本年度も本校独自の生活状況調査を行い,その結 果を基に三者教育相談で学習状況について話合いを もった。このこと以外に今年度は,学ぶ環境としての 学級づくりとして,年2回各クラスQ-U検査を行った。 取り組んだ理由は,学級に所属する子供たちの学級 生活に対する満足感・充実感を向上させることが,授 業という集団活動が協力的に活発に行われることに なり,学力向上につながると考えたからである。 ○具体的には,1回目は1学期に行い,夏季休業中に その結果を各学年で分析し,2学期からの具体的な取 組を職員会議で提案した。具体的な取組の視点として は,学級全体がどんな傾向であるか,要支援群には どんな生徒がいるのかを明らかにし,担任だけでなく, その学級を担当する各授業者にもその具体的取組を 明らかにすることである。 2学期を具体的な取組期間とし,3学期に2回目を行 った。現在その集計結果を待っているところである。 1
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