「2月のおすすめ 七子八珍」 日本海、太平洋、津軽海峡に囲まれる青森県。その中心に位置する青森市は、八甲田山系など の自然豊かな山々からミネラルを含んだ雪解け水が流れこむ陸奥湾に面し、古くから四季折々の 新鮮で豊富な魚介類を取り入れた食文化を育んできました。 『七子八珍』とは、青森の新鮮な魚介類を「四季の味」としてブランド化したもので、 [七子] ・ [八珍]をメインに、 [堂々九品] ・ [隠れ十品]の全 34 品目を旬の食材として紹介しています。 今が旬のもの、これから旬を迎えるもの、おいしい時期にぜひご賞味ください。 ●七子 晩秋から早春にかけて旬を迎える、すじこ、たらこなどの「子」の付く魚卵など、青森市民に 愛され親しまれている七品です。 ⇒このこ、たこのこ、ほたてのこ、すじこ、ましらこ、ぶりこ、たらこ ●八珍 青森の人間がこよなく愛している味、季節を感じる味として大切にされてきた宝をご賞味あれ。 青森が実感できる八品です。 ⇒くりがに、がさえび、なまこ、うに、ふじつぼ、白魚、さめ、ほや ●堂々九品 青森人の気質のように、凛とした気概と奥ゆかしさを物語る魚たち。遠来の人達のために選び 出した九品です。 ⇒めばる、あぶらめ、いか、ほたて、ひらめ、さけ、たら、さば、いわし ◆隠れ十品 誰しも隠されたものに対する興味はつきないものです。青森の隠れた十品は、大変評価の高い 隠然たる地位にある魚、十品です。 ⇒いしなぎ、みずだこ、そい、かれい、ぶり、たい、あんこう、まぐろ、きんきん、さくらま す 冬の七子八珍 前菜 「2月のおすすめ 七子八珍」 ●レシピ 【タラの雪鍋】 青森では、タラ料理と言えばジャッパ汁が王道ですが、今回はさっぱりと食べられる、ポン酢 でいただく鍋をご紹介します。 この時期、かぶも甘くてとてもおいしいので皮ごとすり下ろしてたくさん使用してください。 出来上がりは雪化粧のようになります。家庭で簡単にすぐできる鍋です。 ◎材料(4人分) タラ切り身…30g×12 切れ、タラ白子…20g×8切れ、タラの肝…適量、セリ…1束、黄ゆ ず皮千切り…1/4個分、かぶ…4個、ポン酢・しろねぎ・もみじおろし…適量 ◎作り方 (1)かぶをすり下ろし、少々水気を切り、昆布だし1リットルに入れる。 (2)タラの肝に塩を振り、15 分ほどおいてから洗い流し、蒸す。 (3)臭みを消すため、タラの切り身・白子を、表面に火が通るよう沸騰したお湯に一瞬潜ら せ、冷水に取る。水気は切っておく。 (4)鍋に(1)~(3)をきれいに盛り付け、セリ、黄ゆず皮千切りを入れる。火が通った らポン酢で食べる。しろねぎ・もみじおろしはお好みで。 ★ワンポイント 食べるときは穴あきのお玉を使うと、余分な汁が落ちてポン酢が薄まらずにおいしくいただ けます。
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