東京工業大学社会人教育院による 防疫薬総合管理(TT131b

第 3 回知の市場協議会
議 題 2 ① -2 配 布 資 料
東京工業大学社会人教育院による
防 疫 薬 総 合 管 理 ( TT131b ) の 開 講 放 棄 に 関 す る
経緯と今後の対応
Ⅰ.経緯
1 . 2009 年 9 月 ~ 2010 年 1 月
化学生物総合管理学会を連携機関(代表者:安部八洲男・大阪青
山 大 学 健 康 科 学 部 教 授 ) と す る 防 疫 薬 総 合 管 理 ( TT131b ) を 開
講機関である東京工業大学社会人教育院(代表者鈴木正昭教授)
が開講し、受講者は20名であった。
2 . 2009 年 7 月 ~ 12 月
2010 年 度 も 東 京 工 業 大 学 社 会 人 教 育 院 を 開 講 機 関 と し て 開 講 す
ることを前提に確認を進め、広報活動の強化などに資するために
日本環境動物昆虫学会の理事会の議を経て連携機関を日本環境動
物 昆 虫 学 会 に 変 更 す る こ と な ど を 調 整 の う え 、2010 年 度 も 東 京 工
業大学社会人教育院にて開講することについて合意。
3 . 2010 年 1 月 12 日
東 京 工 業 大 学 社 会 人 教 育 院 か ら 防 疫 薬 総 合 管 理 ( TT131 b ) の
2010 年 度 開 講 に 関 し て 、 知 の 市 場 に 最 終 的 な 要 請 あ り 。
4. 2010 年 1 月 21 日
第2回知の市場協議会・評価委員会合同会議にて、東京工業大学
社 会 人 教 育 院 を 開 講 機 関 と し て 防 疫 薬 総 合 管 理 ( TT131 b ) を
2010 年 度 後 期 に 開 講 す る こ と を 再 確 認 し つ つ 最 終 決 定 す る 。
5. 2010 年 1 月 28 日
市 の 市 場 の ホ ー ム ペ ー ジ に て 、防 疫 薬 総 合 管 理( TT131b )の 2010
年度開講に関して掲載開始。
6 . 2010 年 2 月 1 日
2010 年 度 の 募 集 開 始 。
7 . 2010 年 3 月 4 日
第 1 回 知 の 市 場 年 次 大 会 に て 、 防 疫 薬 総 合 管 理 ( TT131b ) を 東
京工業大学社会人教育院が開講することを表明。
8 . 2010 年 3 月 末 頃
2010 年 度 前 期 の 科 目 の 募 集 を 終 了 。
9 . 2010 年 6 月 15 日
2010 年 度 後 期 の 科 目 の 募 集 を 開 始 。
1 0 . 2010 年 5 月 19 日
開講機関である東京工業大学社会人教育院の石川孝子助教より、
代表者である鈴木正昭教授からの伝言として、専ら経済的要因
を 理 由 に 防 疫 薬 総 合 管 理 ( TT131b ) の 後 期 開 催 を 放 棄 す る 旨
の連絡が知の市場会長増田優に有。
1 1 . 2010 年 5 月 24 日
増田優会長より石川孝子助教を介して鈴木正昭教授あてに、開
講放棄の可否についてのコメントを留保した上で、開講放棄に
ついて連携機関の了承は得られているか否かに関して確認を依
頼。
1 2 . 2010 年 5 月 24 日
鈴木正昭教授より増田優会長宛てに、連携機関の代表である安
部八洲男教授の意向を伺う旨の連絡あり。
1 3 . 2010 年 5 月 25 日
石川孝子助教より、鈴木正昭教授からの伝言として、専ら経済
的 要 因 を 理 由 に 防 疫 薬 総 合 管 理 ( TT131b ) の 後 期 開 催 を 放 棄
する旨の連絡が安部八洲男教授にあり。
1 4 . 2010 年 5 月 26 日
増 田 優 会 長 か ら 鈴 木 正 昭 教 授 宛 て に 、2010 年 度 の 開 講 の 準 備 を
進めてきた経過から見てこの時点での一方的な開講放棄は社会
的な約束や信義則に著しく反する行為であることを指摘しつつ、
連携機関の意向を踏まえて開講機関としての最終結論を出すよ
うに要請。
1 5 . 2010 年 5 月 27 日
安部八洲男教授から鈴木正昭教授宛てに、この時点に至って一
方的な開講放棄は驚きであると共に、これまでの諸々の準備を
無にするものであり大変遺憾である旨を連絡しつつ抗議を申し
入れる。
1 6 . 2010 年 6 月 15 日
2010 年 度 後 期 の 科 目 の 募 集 を 開 始 。
1 7. 2010 年 6 月 15 日
既 に 2010 年 度 後 期 の 科 目 の 募 集 を 開 始 す る 期 日 が 到 来 し た に
も拘わらず、東京工業大学社会人教育院から安部八洲男教授と
増田優会長のいずれの問い合わせに対しても、なしのつぶてで
応答がないため、安部八洲男教授と増田優会長の間で対応のあ
り方について協議。東京工業大学社会人教育院は一方的に開講
を放棄したと認識し東京工業大学社会人教育院以外で開講せざ
るを得ないとの認識で一致。
1 8. 2010 年 6 月 15 日
増田優会長から鈴木正昭教授及び石川孝子助教宛てに、一方的
な開講放棄及び知の市場会長と連携機関の代表からの問い合わ
せに対する回答がないことに対する遺憾の意を示しつつ、東京
工業大学社会人教育院での開講を断念し、他の開講機関の下で
開講することを通告。
1 9. 2010 年 6 月 18 日
鈴木正昭教授から増田優会長宛てに、開講を放棄する旨の同趣
旨の連絡あり。
20. 2010 年 6 月 18 日
鈴木正昭教授から安部八洲男教授宛てに、開講を放棄する旨の
同趣旨の連絡あり。
21. 2010 年 6 月 19 日
増 田 優 会 長 か ら 鈴 木 正 昭 教 授 宛 て に 、極 め て 手 前 勝 手 な そ し て 不
穏 当 な お 申 し 越 し で あ り コ メ ン ト す る こ と は 差 し 控 え 、7 月 6 日
の協議会で経緯をご紹介する旨を回答。
Ⅱ.今後の対応
1.講師、連携機関の協力と日本リスクマネジャネットワークなど
の 多 く の 方 々 の 支 援 に よ り 、 防 疫 薬 総 合 管 理 ( TT131b ) は 、 日
本リスクマネジャネットワークと早稲田大学規範科学総合研究所
を開講機関として大阪府環境農林水産総合研究所で、当初予定通
り 2010 年 後 期 に 開 講 す る 。
2.東京工業大学社会人教育院を開講機関とする科目に関しては、
本 件 以 外 に も 2009 年 度 前 期 1 科 目 そ し て 2010 年 度 前 期 1 科 目 が
募集開始後に開講中止されており、こうした他の開講機関にはな
い事態が本件を加えて3件に上っている。また、東京工業大学社
会人教育院を開講機関とする他の科目の講師や連携機関からも、
多 く の 指 摘 な ど を 受 け て い る 。さ ら に 、2009 年 度 の 受 講 者 募 集 に
際して掲げていた学校教育法に基づく履修証明の発行についても、
2009 年 度 末 の 時 点 で 東 京 工 業 大 学 社 会 人 教 育 院 は 中 止 し て い る 。
こ う し た 状 況 に 鑑 み 、2011 年 度 も 東 京 工 業 大 学 社 会 人 教 育 院 を
開講機関として共催講座を開講することの是非、そして開講する
場 合 に お い て は 諸 々 の 改 善 策 の あ り 方 な ど を 、今 後 、2011 度 の 開
講に向けての論議と準備の段階で、適宜、検討進めて明らかにし
てゆく。