2015年2月裏面

1 月 17 日(土) U18事業・安全ワークショップ「ガールズ☆護
身術」講座が行われ、かみさぎ児童館運営委員会メンバーを中心に 23
名の地域の方々に参加していただきました。講師は、うさぎママのパト
ロール教室主宰、安全インストラクター・ワークショップデザイナーの
武田信彦氏。「ガールズ護身術」と題して、キックやパンチで相手を攻
撃するのではなく、「逃げる」ためのコツを学びました。
『予防力』を高めよう
危険から身を守るためにはまず予防することが大切。そのためには周りを「よく見る・よ
く聞く」ことが一番。ジロジロ見回すのではなく、目で見える範囲に広く意識を向けるとい
うイメージ。また、隙をなくすことは予防力の効果が発揮される。手元や足元ばかり見て歩
かない。街でよく見かける「スマホ歩き」は隙だらけ。自分の横や後ろに気を配るというこ
とを意識してみることが大切。もし夜道などで危険を感じた時には躊躇しないで防犯ブザー
を鳴らそう。子どもだけでなく大人も防犯ブザーを携帯しよう。“ちょっとだけ鳴らし”で
も「防犯ブザーを持っているぞ!」という事をアピールできるので、危険回避効果がある。
また相手との距離は最低でも新聞紙一枚分(1面を広げた長い辺の長さ80㎝)と体で覚えて
おこう。この距離をとっていると、危険回避できる可能性が大きくアップする。
『逃げるコツ』を体験
『手首を軽くつかまれたら?』
『肩に腕を回されたら?』等という時の対処方法を実際に
体を動かして体験しました。体重移動や身体のひねりの動きなどをうまく使うと、相手の動
きを「かわす」、攻撃から「すりぬける」という事が、さらりとできる。身体の動きはシン
プルだが、腰の回転をうまく使うと身体全体から力を出すことができる。腕力に自信がなく
ても創造以上に大きな力を生み出すことができる。危険な状況から逃げることは、かっこ悪
いことではない。
「怖い」
「危ない」と思ったら、その時できるあらゆる方法でその場から逃
げよう。
暴力で対抗することや闘うことは、逆に自分が
犯罪者になってしまうリスクがある。
被害者にも加害者にもならないという意味を
込めて「逃げるが勝ち」なのです。
*今回の講座で学んだことを、参加された方々
と共に、子ども達や地域の皆さんに広く伝えてい
く事で、かみさぎ地域全体の防犯力を高めていく
事に繋がればと思います。