協 会 報 (8) 平成27年2月号 雇用改善コーナー 工業系高校生(石川県立小松工業高等学校) の現場見学感想文 『多くの技術で安全な高架橋が造られていた』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 音 政吾 先日、見学した中で一番印象に残っているのは、城山高架橋工事です。一つはコンクリートが、鉄筋コ ンクリートではなくプレストレストコンクリートが使われていることです。プレストレストコンクリート を使うことで、コンクリートのひび割れを防ぐ効果が高くなる。二つ目は、高架橋のカーブの場所が4%程 斜めになっていることです。斜めにすることで車がカーブを曲がる時の遠心力を軽減させる効果がある。 ほかにも、盛土をして道を造る方法を使うが、遺跡があることがわかり遺跡のことを考慮して高架橋方式 を使って造ることになった上に安全な工事が行われていた。 このことから、多くの技術を使って安全な高架橋を造っていることがとてもすごいことだと思いました。 『建設についての知識を増やすことができました』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 加藤一成 先日の現場見学を終えて、今まで知らなかったことを多く知ることができました。 今回の見学でプレストレストコンクリートのことを知り、自分の少ない建設についての知識を増やすこ とができました。工法についても「片持ち張出し架設工法」という工法を知り、とても驚き、すごいとも 思いました。やじろべえみたいに左右のバランスを等しくするのはとても大変で、よく考えられている工 法だと思いました。 『将来この職業に就きたい』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 関口莉子 金沢城橋爪門・玉泉院の復元では、昔の 設計図を読み取り復元し、釘を使わずに柱 を組み合わせ、昔の風合いを残しながらも 現代に合わせたバリアフリーを取り入れた りと、建築業でもさまざまな工夫が施され ていることを知りました。 どちらの現場でも働いている人々は、使 う人々の安全を考え、使いやすいように工 夫していたので、建築土木業もサービス業 なのだと感じることができ、将来この職業 に就きたいと強く感じました。 現場見学、ありがとうございました。 平成27年2月号 協 会 報 (9) 『私は女ですが、技術をもち建物をつくる建築家になりたい』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 元田咲帆 金沢城橋爪門の復元工事の様子を見せて いただき柱の構造で釘などを使わずに木を 組み合わせて外れないようにしていること を知り驚きました。しかも、綺麗に枠に、 はまり隙間などまったくなかったので凄い 技術をもっていて羨ましかったです。学校 でとんぼ作りをしましたがあのように綺麗 にはまることはありませんでした。私は、 女ですがそのような技術をもち、建物をつ くることができる建築家になりたいなと思 いました。 『現場見学はとても勉強になりました』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 高谷理加 金沢城では、最初に橋爪門に行きました。私は、釘などを使っていないことに驚きました。そして、職 人さんの手により、木と木の間をつないでいて、私はそれがとても凄いと思いました。 また、なるべく石川県産の木を使っていて、全てを国産にこだわっていることがとても良いと思いまし た。次に、玉泉院丸に行きました。昔の玉泉院丸の写真などはなく、絵図を頼りに見て、また専門家の意 見を聞いて庭を再現していて凄いと思いました。冬には、ライトアップをするらしいので、機会があれば 見に行きたいと思いました。 とても現場見学は勉強になりました。 『現場での勉強がとても役立ちました』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 泉 魁斗 現場見学を終えて、橋については、学校で橋の勉強はたくさんするけど現場に行って勉強する事は一度 もなかったので、城山高架橋に行けて良かったです。そこでまず橋などの建造物は、一つの会社が依頼を 引き受けて最後まで建てるのかと思っていたけど、橋をいくつかの会社が協力して建てていたのでそこが びっくりしました。実際に橋の工事を見て橋を一つつくるだけでも壮大な仕事なのだという事を改めて感 じました。 『楽しい一日になりました』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 谷本 彩 現場見学は、行きから帰りまですごく楽しい一日になりました。 七尾市の高架橋の見学では、実際に実物を見ながら説明を受けられてすごく分かりやすく、楽しく学ぶ (10) 協 会 報 平成27年2月号 ことができました。高速道路上を歩くことも滅多にできないことなのに、完成していない道路の上を歩か せてもらうという貴重な体験ができて、とても新鮮な気持ちになりました。 『橋の仕組や橋爪門の工夫を知ることができました』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 竹内悠人 橋の仕組みや金沢城・橋爪門の構造の工夫を知ることができました。 城山高架橋では、土地的な問題に配慮された設計がされていたり、プレストレストコンクリートが使わ れていたり、利用する人たちの安全をしっかり考えられていると思いました。 金沢城では、景色も良く中の構造では、大工さんによって倒れたりしないような形に加工された木を使 用されていてすごい工夫だと思いました。また、素材がすべて国内産で中には石川県産の材料もあり、自 分たちの暮らしている地域の物だと考えると、こだわりがあって良いことだなと思いました。 『これを機に建設についてもっと学ぼうと思いました』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 田中笙吾 城山高架橋に着いたときの第一印象は壮大な作業だなと思いました。話しを聞いて七尾城の麓にある遺 跡のために橋のルートを変更したことは文化財を大切に思っているのだなと思いました。 金沢城では、梁について学び玉泉院丸では、金沢城の歴史を学びました。 この現場見学を機に建設についてもっと学ぼうと思いました。現場見学でお世話になった人達にはとて も感謝しています。ありがとうございました。 『大きな建築物はたくさんの金と人と材料が必要なことがわかった』 石川県立小松工業高等学校 建設科1年 表 風我 昨日の現場見学を終えて思ったことは、 大きい建築物をつくるのには、たくさんの お金と多くの人と多くの材料がいることが わかった。 最初は、七尾市にある城山高架橋の工事 現場へ行った。近くで見るととても大きい 橋でした。一つの橋をつくるのに三つもの 企業が協力して建設していた。橋は、それ ほど長くないけど、何百億円ものお金がか かっていた。橋は埋蔵文化財を避けてつく っていて、石川の文化を大切にしているこ とがわかった。
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