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大起産業コモディティ週報 (金市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/06(金)
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【金】 上昇エネルギーは欠くも、ギリシャ不安が下値サポート
<上昇一服も下げ渋る>
COMEX金先物相場は、1オンス=1,200ドル台中盤から
後半で揉み合う展開に。1月22日の1,307.80ドルを
ピークに短期筋の利食い売りが膨らむ中、1,250ドル
の節目を打診する展開になっている。ただ、ギリシャ
債務不安の蒸し返しなどから本格的に売り込むことに
対しても警戒感が根強く、大きな値動きには発展して
いない。
<上昇しても一時的か>
もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ着
手時期を模索するステージが続く中、金価格の中長期
トレンドは依然として下向きだと考えている。1月27
~28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、経済環
境の改善傾向を再確認しており、原油相場急落を受け
てのディスインフレ圧力についても一時的との楽観見
通しを示している。最短で年央にも利上げ着手が行わ
れる可能性が浮上する中、金価格を押し上げるハード
ルは高い。実際に、オーストラリア準備銀行(豪中央
銀行)や中国人民銀行の金融緩和策発表には目立った
反応を示しておらず、「低インフレ→金融緩和→金相
場上昇」のトレンド形成に失敗しているのは明らかで
ある。ギリシャ債務問題を受けてFRBが利上げ着手の
検討をやめるような状態にならない限り、一時的な戻
り圧力の有無という視点で十分と考えている。
<ギリシャの2月危機説?>
欧州中央銀行(ECB)は2月4日、ギリシャ国債に対す
る適格担保措置の解除を決定した。これによって、ギ
リシャ国債の利払いや償還延期は極めて困難な状況に
なり、早ければ2月下旬にもギリシャの資金繰りは
ショートするとの見方が浮上している。1月のギリ
シャ総選挙を受けて誕生したチプラス政権は、緊縮財
政の見直しを求めているが、支援側のユーロ諸国は支
援条件の見直しに慎重姿勢を崩しておらず、ギリシャ
がデフォルト(債務不履行)を回避できるのか綱渡り
状態に陥っている。ギリシャとしては、ユーロ圏や
ECBからの支援が必要不可欠だが、緊縮財政の見直し
は政権の存在意義にかかわることであり、要求の完全
撤廃は考えられない。最終的には、ギリシャのデフォ
ルトを回避する形でギリシャとユーロ圏が何らかの歩
み寄りを見せる見通しだが、この問題の結論が出るま
では、なお瞬間的な上昇圧力に注意が必要だろう。特
に、ギリシャ10年債利回りが10%台から更に大きく上
昇するような動きが見られると、金市場に退避需要が
発生する可能性も高まる。
1,350
<金ETF残高のトレンド転換待ち>
依然として金上場投資信託(ETF)の残高増加が続く
中、短期的な上振れリスクは残る。ギリシャ債利回り
が急伸するような事態があれば、1,300ドル台回復の
可能性もある。ただ、それが世界的な金融・経済危機
に発展するような事態にならないことを前提にすれば、
戻り売り優勢の地合が維持されよう。株価も依然とし
て力強さは取り戻せていないが、急落するとの懸念は
後退している。リスク資産に対する資金シフト再開の
動きと連動して、金価格は徐々に下値切り下げを打診
する展開を想定している。短期上振れリスクを想定し
つつ、中期的な天井形成に向かう流れになる。
COMEX金先物 中心限月継足
5,200
東京金先物 先限継足
5,000
1,300
4,800
1,250
4,600
1,200
4,400
1,150
1,100
14/10
4,200
14/11
14/12
15/01
4,000
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
‐1‐
大起産業コモディティ週報 (白金市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/06(金)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【白金】 金価格連動の展開が続く、南アの電力需給には要注意
<金価格連動で揉み合い>
NYMEX白金先物相場は、1オンス=1,200ドル台前半で
揉み合う展開に。価格連動性の強い金相場が軟化する
中、白金相場も1月22日の1,290.30ドルをピークに、
1,200ドル台前半まで値位置を切り下げている。ただ、
ギリシャ債務不安などを背景に金価格が下げ渋る中、
そこから更に売り込むことに対しては慎重ムードが強
く、大きな値動きには発展していない。白金需給に特
に決め手となる材料が見当たらない中、金価格との強
い相関関係が維持されている。
<金価格との強い相関を維持>
引き続き、金価格との相関を中心に考えれば良い相場
である。1月との比較ではやや連動性が低下している
が、それでも年初からの相関係数(-1~+1の間で両係
数の相関度を示す)は+0.8~+0.9を行き来しており、
事実上は同一の価格トレンドと結論付けても問題がな
い状況にある。このため、短期的な相場見通しは金価
格と同じであり、白金需給見通しに何か大きな修正を
迫るような材料が出てこない限りは、独自色の強い相
場展開を想定する必要ない。ギリシャ債務不安が続き、
金上場投資信託(ETF)の投資残高が増加している間
は、総じて堅調地合が想定される。ただ、こうした動
きは今後解消に向かう見通しであり、その際には金価
格の軟化と連動して、1,200ドルの節目割れを打診す
る流れを想定している。
<南アで電力供給不安が強まるも>
南アフリカの国営電力会社Eskomは、電力供給制限の
NYMEX白金先物 中心限月継足
動きを活発化させている。1月下旬からStage1レベル
の規制が行われていたが、2月4日には発電量が計画に
満たなかったこともありStage2レベルに、5日には更
にStage3レベルに引き上げられている。Eskomは従来
から2月以降の電力需給逼迫を警告していたが、いよ
いよ電力供給が制限され始めている。現時点では鉱山
部門の操業に影響を及ぼすようなレベルには到達して
いないため、マーケットの関心は高まっていない。大
きな発電トラブルがなければ、電力需給は逼迫はする
ものの、経済活動が停止されるような状況にはならな
い見通し。ただ、何か発電トラブルが発生すれば、
2008年と同様に鉱山操業が停止に追い込まれる可能性
もある状況に陥っているだけに、今後1~2ヶ月は南ア
フリカの電力需給状況に注意が必要。現時点では潜在
的な買い材料に留まるが、仮に鉱山操業が止まる事態
になれば、棒上げ型の相場展開になる可能性が高い。
<リスクオフの地合が収束すれば・・・>
ギリシャ債務不安や金ETF買いが続いている間は、金
同様に白金相場も底固い展開を想定している。再び
1,300ドル水準を試す程度のエネルギーは有している。
ただ、ギリシャ債務問題が安全資産への本格的な資金
シフトを促すような事態にならないのであれば、金相
場同様に白金相場も天井形成型の確認に向かうことに
なるだろう。ジンバブエで未精錬鉱石に対する15%の
課税といった買い材料も浮上しているが、引き続きリ
スクオフの局面で買い、リスクオン地合で売りと、金
価格との連動性が重視されよう。あとは、南アフリカ
の電力状況がサプライズを見せるか否かが焦点になる。
5,200
1,350
東京白金先物 先限継足
5,000
1,300
4,800
4,600
1,250
4,400
1,200
4,200
1,150
14/10
14/11
14/12
15/01
4,000
14/10
15/02
14/11
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作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
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大起産業コモディティ週報 (原油市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/06(金)
TEL:052-201-6311(代表)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【原油】 米製油所ストで反発も、底打ち判断は時期尚早
<50ドル台を回復>
NYMEX原油先物相場は、1バレル=50ドル水準まで切り
返す展開に。全米鉄鋼労働者組合が製油所でストライ
キに突入したことを受けて、石油製品相場主導で地合
を引き締めている。石油会社の投資計画縮小、石油リ
グ稼動数の減少なども支援材料となり、1月2日以来の
高値を更新した。ただ、直近安値(43.58ドル)から
は10ドルを超える上昇になったことで、50ドル台では
短期的な加熱感が上値を圧迫し始めている。
<製油所ストの影響大>
引き続き、製油所ストの状況には注意が必要。全米で
日量182万バレル相当の精製能力がストの影響を受け
ているとみられるが、これは米精製能力の10%に相当
する。ストが長期化して石油製品生産が伸び悩めば、
当然に製品需給にタイト感が強まることになり、石油
製品相場主導で原油相場が一段高を試す可能性が残る。
労組はストの対象となる製油所を増やす可能性も警告
しており、スト終結までは不安定な地合が続き易い。
製油所ストは原油需要の減退を招くネガティブ材料と
も言えるが、それ以上に原油・石油製品のクラックが
注目を集めている以上、スト終結までは不安定な地合
を想定せざるを得ない。ただ、ストが終結すればその
反動で短期筋の買い玉整理が膨らむのは必至である。
<石油リグ数、石油会社の設備投資は縮小>
買い材料として警戒すべきは、原油相場急落を受けて
供給環境が変革を迫られていることである。例えば、
米ベーカー・ヒューズ社発表の米石油リグ稼動数は、
100
昨年10月10日の1,609基をピークに、直近の1月30日に
は1,223基まで累計で24%減少している。現段階では、
1リグ当たりの産油量増加率の方が大きいため、
シェールオイルの増産ブレーキまでは確認できない。
ただ、このペースが続くと今年中盤頃には増産傾向に
完全なブレーキが掛かる可能性がある。また、主要石
油会社は昨年10~12月期の決算悪化を受けて、15年の
設備投資額を大幅に縮小することを発表している。ま
だ実際の原油需給バランス均衡化には多くの時間が必
要だが、原油相場急落に刺激を受けて供給環境の安値
対応が進んでいることは、原油相場の底入れに向けて
の条件整備が進んでいることを示している。原油相場
がこうした動きを先取りする動きを見せれば、実現可
能性は低いものの、需給緩和状態の中での底入れとい
うシナリオも存在することになる。
<需給はだぶついている>
もっとも、米原油在庫が4億バレル台乗せ後も積み増
しが進むなど、国際原油需給はなお緩和状態にある。
日量150万バレル前後の過剰供給が推計され、だぶつ
いた需給が原油相場を更に下押しするリスクには注意
が必要である。改めて40ドル台割れを試しても違和感
がない程度の需給緩和状態にある。季節要因からも、
需給均衡化が実現するのは最短で年央になる見通しで
あり、底入れ判断には慎重姿勢が求められる状況に変
化はない。ただ、中期スパンであれば40ドル前後の価
格水準は下値不安に対して反発余地が大きいとみられ、
物色妙味もあるだろう。短期弱気スタンスを維持しつ
つ、年後半に向けての買い場を探る流れになる。
NYMEX原油先物 中心限月継足
80,000
東京原油先物 先限継足
70,000
80
60,000
60
50,000
40
20
14/10
40,000
14/11
14/12
15/01
30,000
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
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大起産業コモディティ週報 (石油製品/天然ガス市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/06(金)
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【石油製品】 海外原油連動で反発
【天然ガス】 ダウントレンドを継続
<原油調達コストと連動>
東京ガソリン先物相場は、1kl=5万5,000~6万円のレ
ンジまで切り返す展開に。米製油所ストなどを手掛か
りに海外原油相場が反発する中、ガソリン相場も地合
いを引き締めた。石油連盟発表の週末在庫(1月25~
31日)は前週比+3.4%の176万0,126キロリットル。推
定出荷量が-0.4%の95万5,810キロリットルと伸び悩ん
だこともあり、在庫積み増しが促された。もっとも、
原油調達コストがここから本格的に高騰するような事
態は考えづらく、戻り売り基調は維持される可能性が
高いと考えている。原油需給バランスの歪みを解消す
る見通しも立ち始めているが、国際的には大幅な供給
超過環境が維持される中、ガソリン相場の底入れ確認
にはなお慎重姿勢が求められる。年末までのタイムス
パンであれば買い場を探る局面になるが、2~3ヶ月と
いったタイムスパンであれば、なお戻り売り優位と考
えている。
<下値切り下げが続く>
天然ガス先物相場は、1mmBtu=2.6ドル水準まで値位
置を切り下げる展開に。季節要因から需給引き締め圧
力が強くなっているが、天然ガス相場を押し上げるよ
うな動きはみられない。引き続き、需要期を乗り切る
のに十分な在庫量が確保されているとの楽観ムードが
強く、2.75~3.00ドルのレンジ下抜けから、更に下値
を切り下げる展開になっている。
<在庫減少は続いているが・・・>
米エネルギー情報局(EIA)が発表した全米ガス在庫
(1月30日時点)は、前週比1,150億立方フィートの2
兆4,280億立方フィートとなっている。急ピッチな
ペースで在庫の取り崩しが進んでおり、概ね季節トレ
ンドに沿った需給環境が観測されている。もっとも、
在庫水準そのものは前年同期を23.9%も上回っており、
在庫逼迫感は乏しい。2月4日の週の需要は前週比で
+7.4%と上振れしたが、前年同期比だと-1.0%に留まっ
ている。原油相場急落で、石油系燃料との価格競争が
激しさを増す中、住宅・商業部門を中心に需要水準が
抑えられている。さすがに2ドル割れを試すような地
合にもないが、在庫減少トレンドが確立しているにも
かかわらず相場水準が切り下がっていることを考慮す
ると、地合が強いとは言いがたい。このまま戻り売り
スタンスを継続せざるを得ず、まずは2.50ドルの節目
がターゲットになる。
<海外原油主導で上昇>
東京灯油先物相場は、1kl=5万円台前半まで切り返す
展開に。海外原油相場の反発が好感され、安値是正の
動きが優勢に。石油連盟発表の週末在庫は前週比4.7%の212万2,268キロリットル、推定出荷量は-19.3%
の52万6,130キロリットル。季節要因から在庫取り崩
しが進んでいる。ただ、原油調達コストの断続的な切
り下がりは想定しづらく、引き続き戻り売り対応が基
本となろう。5万円の節目水準で底入れしたのかは、
なお慎重な判断が求められると考えている。
東京ガソリン/灯油先物 先限継足
90,000
5.00
NYMEX天然ガス先物 中心限月継足
4.50
ガソリン
灯油
80,000
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
4.00
70,000
3.50
60,000
3.00
50,000
2.50
40,000
14/10
14/11
14/12
15/01
2.00
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
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大起産業コモディティ週報 (ゴム市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/06(金)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【ゴム】 原油連動で上昇も、需給緩和圧力が強まり易い価格
<上海は年初来高値を更新>
東京ゴム先物相場は、1kg=200円台後半まで値位置を
切り上げる展開に。天然ゴム需給に特段の買い材料は
見当たらないが、原油相場の急反発が好感され、地合
を引き締めた。上海ゴム相場は年初来高値を更新した
が、東京ゴムも昨年11月から続く190~210円をコアと
したボックス上限を試す展開になっている。
る模様だ。ただ、タイヤメーカーなどの買い付けはあ
くまでも価格低迷を前提としたものであり、ここから
更に大きな上昇余地があるのかは疑問視している。こ
れまで安値で売り渋っていたインドネシアやベトナム、
マレーシアなどからも荷動きが活発化し易い価格ゾー
ンに突入しており、ここから更に上値を試すには、新
たな買い材料が必要と考えている。
<原油相場連動で上昇するも>
今週のゴム相場上昇に関しては、原油相場の影響が大
きいだろう。昨年後半以降の原油相場急落は天然ゴム
価格に大きな影響を及ぼしていないが、需給面の新規
手掛かりが乏しい状況が続く中、原油相場の変動が相
対的に注目を集めた模様。ただ、これはここ1週間の
原油相場の値動きが余りに急激だった影響とみられ、
ゴム相場価格形成の論理が原油相場主導の展開にシフ
トしたのかは、なお慎重な判断が求められると考えて
いる。
<タイでは追加介入の議論もあるが>
タイ農業組合相は2月1日、2~3月にかけてラテックス
を購入する資金として内閣に対して60億バーツ(約
216億円)の承認を要請した。ゴム現物相場の上昇
ペースが鈍化する中、減産期が本格化する4月の直前
まで介入する計画を出している。従来は2月までが介
入スケジュールだったが、天然ゴム農家から再び抗議
の声が強まる中、介入期間を延長して、高値で減産期
突入を促す方針とみられる。ただ、タイ政府内では大
きな効果を得られていない天然ゴム市場への介入予算
を増額することに慎重論も強く、この計画が実現する
のかは不透明、そもそも、ここ半月の現物相場は殆ど
動いておらず、大きな効果を想定するのは難しい。
<価格上昇で現物の荷動きに要注意>
タイ中央ゴム市場では未燻製シート(USS)で日量600
トン程度の集荷量が続いており、少なくともタイ国内
で供給不足は発生していない。タイ政府の市況対策と
しての買い付けが継続される中、大量の荷が中央ゴム
市場に集まっている。こうした中、現物相場は1kg=
58.55バーツで固定化しているものの、タイ産RSSのオ
ファー相場はやや強含みに推移している。TSRは伸び
悩んでいるが、タイの減産期を前に在庫手当を行う動
きが活発化する中、RSSの需給がやや引き締まってい
<短期下振れリスクを想定>
中国の利下げ決定に対する反応も鈍く、210円水準は
天井圏と考えている。これ以上の価格水準では現物需
給に緩和圧力が強まり易く、円相場急落などの支援材
料がなければ、一段高を想定することは難しい。下値
は190~200円水準で固いとみているが、短期調整リス
クに備えたい。
上海ゴム先物 中心限月継足
15,000
220
東京ゴム先物 先限継足
210
14,000
200
13,000
190
12,000
180
11,000
14/10
14/11
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15/01
170
14/10
15/02
14/11
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15/01
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大起産業コモディティ週報 (トウモロコシ市場)
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【トウモロコシ】 小麦相場につれ安するも、安値警戒の動き
<不安定な値動きに>
CBOTトウモロコシ先物相場は、1Bu=300セント台後半
で乱高下を繰り返す不安定な値動きになっている。需
要に代替性のある小麦相場の急落を受けて、一時は
365.75セントまで下値を切り下げ、約2ヶ月ぶりの安
値を更新した。しかし、小麦相場が下げ一服となると
押し目買いが先行し、380セント台までの切り返しを
見せている。
レベルを維持しており、需要見通しを引き下げる必要
性は乏しい。一方、輸出も比較的高いレベルを維持し
ており、ここから上方修正の必要性は乏しいものの、
下方修正が迫られる状況にもない。期末在庫の市場予
測は、前月報告の18.77億Buに対して18.79億Bu(レン
ジは18.17億~20.02億Bu)となっており、ほぼ横ばい
予想になっている。
<小麦相場の下落リスクには要注意>
2月11日には長期展望の発表も控えているが、まだ
2015/16年度需給見通しを相場に織り込むのは時期尚
早だろう。短期スパンでは、それよりも小麦相場の動
向に注意が必要と考えている。小麦とトウモロコシは
飼料分野で需要が競合関係にあるため、小麦相場の軟
化局面ではどうしてもトウモロコシ相場に対しても下
押し圧力が強まることになる。緩やかなペースの小麦
安では大きな問題がないものの、6日の米雇用統計を
きっかけに「ドル高→小麦相場急落」の流れが再開さ
れると、トウモロコシ相場も下押しされるリスクがあ
ることには注意が必要。
<南米産の生産環境は良好>
南米産トウモロコシは収穫時期を迎えているが、特段
のトラブルは報告されていない。米調査会社イン
フォーマ・エコノミクスは、ブラジル産生産高見通し
を前回から55万トン上方修正の7,280万トン、アルゼ
ンチン産を100万トン上方修正の2,300万トンとしてい
る。生育期を通じて理想的な気象環境に恵まれたこと
に加えて、収穫期前に適度の降雨で土壌水分が緩和さ
れたことで、高水準の生産高が見込める状況に変化は
見られない。ここから更に大きく上方修正する必要性
は乏しいが、少なくとも大幅な下振れリスクはなく、
国際需給の緩和見通しは維持される見通し。マーケッ
トでは、USDAの南米産生産高見通しに関しては若干の
下方修正を見込んでいる向きが多いが、需給緩和とい
う基本フレームは崩れないだろう。
<現行の価格水準で横ばいか>
ただ、325~350セント水準まで下げると、農家が採算
コストとの比較で売り渋る可能性が高く、大幅な値下
がりリスクも想定できない。小麦連動で350セント水
準を試すような場面があれば、逆に物色妙味が強まる
だろう。このまま300セント台中盤から後半での保ち
合い気味の相場展開を想定しておきたい。
<2月需給方向は微調整か>
米国産の期末在庫見通しに関しては、大きな修正は想
定されていない。エタノール生産高の増加傾向にブ
レーキが掛かったものの、前年比では依然として高い
CBOTトウモロコシ先物 中心限月継足
425
30,000
400
28,000
375
東京トウモロコシ先物 先限継足
26,000
350
24,000
325
300
14/10
14/11
14/12
15/01
22,000
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
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大起産業コモディティ週報 (大豆市場)
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【大豆】 南米産のハーベストプレッシャで、戻り売り優勢
<下値は切り下げるも>
CBOT大豆先物相場は、1Bu=950~1,000セントのレン
ジで揉み合う展開に。米国産から南米産への需要シフ
トが警戒される中、10月中旬以来の安値を更新してい
る。ただ、950セント水準では値ごろ買いが下値を支
え、大きな値崩れには至らなかった。
<南米産の収穫状況は良好>
南米では収穫作業が順調に進んでいるが、特に生産環
境についてネガティブな報告は聞かれない。米穀物調
査会社インフォーマ・エコノミクスは、ブラジル産生
産高を従来から据え置きの9,350万トン、アルゼンチ
ン産を150万トン上方修正の5,700万トンとしている。
2月10日に発表される米農務省(USDA)の2月需給報告
では、南米産の生産高見通しが若干下方修正されると
の見方が優勢だが、いずれにしても強力な輸出見通し
が修正されるような状況にはなく、特にアルゼンチン
産に関しては予想よりも良好との報告が多く聞かれる。
足元では米国産大豆の輸入成約キャンセルの動きが一
服しており、輸出成約高、検証高ともに高いレベルを
維持している。ただ、これから南米産のハーベスト・
プレッシャーが本格化する中、大豆相場を改めて押し
上げるハードルは高くなっている。米国産に対して更
に大口の成約キャンセルなどの報告が聞かれると、強
力な売りプレッシャーに晒されるリスクがあることに
注意が必要である。
<USDA2月需給報告は微調整か>
一方、米国産需給に関しては大きな修正は想定されて
CBOT大豆先物 中心限月継足
いない。期末在庫見通しの市場予測は、前月の4.10億
Buに対して3.98億Bu(レンジは3.56億~4.40億Bu)と
なっており、若干の下方修正を予想する向きが多い。
足元の良好な輸出環境を背景に輸出需要見通しを上方
修正する余地があるも、成約キャンセルの動きも見ら
れ始めていることを考慮すれば、微調整に留まるだろ
う。圧砕需要に関しても、月間圧砕高統計にサプライ
ズ的な数値はなく、大きな修正を行う必要性は乏しい。
米国内需給に関しても、従来の見通しが大きく変わる
可能性は低いと考えている。
<戻り売り方針を継続>
2月11日には同じくUSDAから長期展望の発表が控えて
いるが、2015/16年度需給見通しをメインテーマにす
るのは時期尚早。3月のアウトルック・フォーラム
(展望会議)までは、参考程度の扱いに留まる見通し。
今後も米国産から南米産への需要シフトが継続し易い
ことを考慮すれば、大豆相場は引き続き戻り売り優勢
の地合いが想定される。特にドル高や小麦相場安と
いった動きが見られると、下げ足が加速する可能性も
あろう。昨年10月1日のハーベスト・プレッシャーの
クライマックが904.00セントであったことを考慮する
と下げ過ぎ感も強いが、1,000セント台回復から更に
大きく上値を切り上げるには、ブラジルの流通障害な
ど、新しい買い材料が要求される。もっとも、950セ
ントを大きく下抜くような場面があれば、売りポジ
ションの利益確定を進めるべきと考えている。弱いも
のの、900セント台を割り込むような相場なのかは疑
問視している。
60,000
1,200
東京一般大豆先物 先限継足
57,500
1,100
55,000
1,000
52,500
50,000
900
47,500
800
14/10
14/11
14/12
15/01
45,000
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
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大起産業コモディティ週報 (小麦/コメ市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/06(金)
【小麦】 500セントを割り込み始める
【コメ】 8,000円台中盤まで上昇
<500セント割れで目標達成感もあるが>
CBOT小麦先物相場は、1Bu=500セントの節目を割り込
んだ後、小幅切り返す展開に。需給環境に大きな変化
は見られないが、対ユーロでドルの底固い展開が続く
中、米国産小麦の価格競争力低下が警戒されている。
500セントの節目割れで短期的な目標達成感から
ショートカバー(買い戻し)が膨らむも、大きな値動
きには発展していない。
<改めて上値切り上げ>
関東産コメ先物相場は、1俵(60kg)=8,500円水準ま
で値位置を切り上げる展開に。特に目新しい材料は見
当たらないが、安値是正の動きが継続している。順ザ
ヤ傾向も強くなっている。
<需給緩和、ドル高には変化なし>
足元ではドル高圧力に一定のブレーキが掛かるも、ド
ルの先高感が小麦相場の上値を圧迫しているロシア=
ウクライナ情勢の緊迫化も報告されているが、小麦輸
出の具体的な障害は確認できず、反発力は限られてい
る。米農務省(USDA)1月需給報告では、2014/15年度
の世界小麦期末在庫見通しは前年度の1億8,580万トン
から1億9,600万トンまで増加するとの見通しが示され
ていたが、2月10日に発表される次回の需給報告でも、
大きな修正は想定されていない。北米の豪雪でも天候
リスクのプレミアムを織り込む動きが見られない中、
小麦相場は上値の重い展開が続く見通し。やや短期的
な下げ過ぎ感もあるが、国際需給の緩和状態に加えて
ドル高傾向が続く可能性が高いことを考慮すれば、な
お戻り売りスタンスが妥当だろう。引き続き、500セ
ントの節目を完全に割り込む展開を想定している。
CBOT小麦先物 中心限月継足
700
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
<需給・価格DIも強気を維持>
米穀安定供給確保支援機構は2月5日、1月分の需給動
向指数(DI)を発表した。主食用米の現状判断DIは前
月比+6の31ポイント、見通し判断DIは+4の39ポイント
となっている。また、米価水準に関しても現状判断DI
が+3の18ポイント、見通し判断DIが+3の50ポイントと
なっている。需給の引き締まり予想は4ヶ月連続、価
格についても5ヶ月連続で高くなるとの評価であり、
コメ相場の反発傾向が正当化されている。依然として
需給緩和状態には変わりがないものの、需給緩和状態
のピークは脱したとの見方が、コメ相場をサポートし
ている。まだ2015年度産の需給見通しを相場に織り込
む状況にもなく、当面は緩やかなペースでの戻り歩調
が続く見通し。特に積極的に上値を買い進むような状
況にはないが、押し目は買い拾っておきたい。
9,000
650
大阪 関東産コメ先物 先限継足
8,500
600
8,000
550
7,500
500
450
14/10
14/11
14/12
15/01
7,000
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
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大起産業コモディティ週報 (砂糖/コーヒー市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/06(金)
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【砂糖】 下げ過ぎ感もあるが・・・
【コーヒー】 決め手難で安値保ち合いに
<戻り売り優勢の展開続く>
ICE砂糖先物相場は、1ポンド=14セント台前半から中
盤まで値位置を切り下げる展開に。ブラジル通貨レア
ル相場が改めて弱含む中、砂糖相場は上値の重い展開
になっている。需給面からも特に買いを入れる理由が
見当たらない中、15セントの節目を完全に下抜く価格
水準での取引になっている。
<安値低迷状態が続く>
ICEコーヒー先物相場は、1ポンド=160~170セント水
準で揉み合う展開が続いている。160セント水準では
下げ過ぎ感が下値を支えるが、改めて買いを入れるよ
うなテーマも乏しく、明確な方向性を打ち出せていな
い。新規手掛かり難の中、戻り売りと押し目買いが交
錯する不安定な相場展開を強いられている。
<15/16年度の需給逼迫が警告されるが>
スイス調査会社キングスマンは、2015/16年度の世界
砂糖需給が520万トンの供給不足になるとの見方を示
した。価格低迷が続く中、主に供給サイドから需給引
き締め圧力が強まり、過剰供給状態は4年で終わる可
能性が指摘されている。ただ、短期的には足元の需給
がだぶつく中、14.50~16.50セント水準での取引が続
くとの慎重な見方も示したことで、改めて砂糖相場を
押し上げることには失敗している。ブラジルでは、ガ
ソリンに対するエタノール混合比率を従来の25%から
27%まで引き上げるといった砂糖相場にポジティブな
動きもみられたが、こちらも特に材料視されていない。
下げ過ぎ感が警戒される価格水準だが、需給緩和状態
とレアル相場の軟化傾向が続く可能性が高いことを考
慮すれば、引き続き戻り売り対応が基本になるだろう。
できれば17セント水準が売りスタートとしては理想的
だが、断続的に値位置が切り下がる中、戻り売り対応
のスタート地点も切り下げる必要性もありそうだ。15
セント台後半があれば、再度の売りポジション構築を
検討したい。
<ブラジルでは土壌水分が不足するも>
ブラジルのコーヒー生産地では土壌水分不足を指摘す
る声が聞かれるなど、引き続きブラジル産コーヒーが
拡大する需要に対応できるのかは不透明感が強い。た
だ、足元では一定の降水量が観測されていることもあ
り、改めて天候リスクのプレミアムを相場に加算する
ような動きまでは見られない。コーヒー需給は依然と
して綱渡り状態にあると考えているが、それ以上に
「降雨が観測されている」という事実が、コーヒー相
場の上値を圧迫している。各種予想機関も従来より生
産高見通しを引き上げており、需給逼迫リスクをメイ
ンテーマとするのは難しい状況になっている。加えて、
ブラジル通貨レアル相場が改めて弱含みに推移する中、
ドル建てコーヒー相場が本格反発することは難しい。
何か生産地で大きな供給トラブルなどが発生しなけれ
ば、引き続き戻り売り対応が基本になろう。需給から
は下げ過ぎ感の強い価格水準だが、レアル安がコー
ヒー相場の反発を強力に阻止する構図が維持されてい
る。新規で売り込むような価格水準ではないが、180
セント水準までの反発があれば、再び売りを検討した
い。
18
ICE砂糖先物 中心限月継足
240
17
220
16
200
.
15
180
14
13
14/10
ICEコーヒー先物 先限継足
160
14/11
14/12
15/01
140
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
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証拠金の額の10倍から60倍という著しく大きな額になります。また委託者証拠金等は、その後の相
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品や相場の変動によって異なり、一様ではありません。※商品先物取引の委託には委託手数料がか
かります。その額は商品によって異なりますが、最高額は、最低取引単位(1枚)当り17,496円です。
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0120-706030、日本商品先物取引協会相談センター[東京都]:03-3664-6243
【注】証拠金、手数料等の額は2014年7月1日現在のデータです。
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