大起産業コモディティ週報 (金市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【金】 上昇エネルギーは欠くも、ギリシャ不安が下値サポート <上昇一服も下げ渋る> COMEX金先物相場は、1オンス=1,200ドル台中盤から 後半で揉み合う展開に。1月22日の1,307.80ドルを ピークに短期筋の利食い売りが膨らむ中、1,250ドル の節目を打診する展開になっている。ただ、ギリシャ 債務不安の蒸し返しなどから本格的に売り込むことに 対しても警戒感が根強く、大きな値動きには発展して いない。 <上昇しても一時的か> もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ着 手時期を模索するステージが続く中、金価格の中長期 トレンドは依然として下向きだと考えている。1月27 ~28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、経済環 境の改善傾向を再確認しており、原油相場急落を受け てのディスインフレ圧力についても一時的との楽観見 通しを示している。最短で年央にも利上げ着手が行わ れる可能性が浮上する中、金価格を押し上げるハード ルは高い。実際に、オーストラリア準備銀行(豪中央 銀行)や中国人民銀行の金融緩和策発表には目立った 反応を示しておらず、「低インフレ→金融緩和→金相 場上昇」のトレンド形成に失敗しているのは明らかで ある。ギリシャ債務問題を受けてFRBが利上げ着手の 検討をやめるような状態にならない限り、一時的な戻 り圧力の有無という視点で十分と考えている。 <ギリシャの2月危機説?> 欧州中央銀行(ECB)は2月4日、ギリシャ国債に対す る適格担保措置の解除を決定した。これによって、ギ リシャ国債の利払いや償還延期は極めて困難な状況に なり、早ければ2月下旬にもギリシャの資金繰りは ショートするとの見方が浮上している。1月のギリ シャ総選挙を受けて誕生したチプラス政権は、緊縮財 政の見直しを求めているが、支援側のユーロ諸国は支 援条件の見直しに慎重姿勢を崩しておらず、ギリシャ がデフォルト(債務不履行)を回避できるのか綱渡り 状態に陥っている。ギリシャとしては、ユーロ圏や ECBからの支援が必要不可欠だが、緊縮財政の見直し は政権の存在意義にかかわることであり、要求の完全 撤廃は考えられない。最終的には、ギリシャのデフォ ルトを回避する形でギリシャとユーロ圏が何らかの歩 み寄りを見せる見通しだが、この問題の結論が出るま では、なお瞬間的な上昇圧力に注意が必要だろう。特 に、ギリシャ10年債利回りが10%台から更に大きく上 昇するような動きが見られると、金市場に退避需要が 発生する可能性も高まる。 1,350 <金ETF残高のトレンド転換待ち> 依然として金上場投資信託(ETF)の残高増加が続く 中、短期的な上振れリスクは残る。ギリシャ債利回り が急伸するような事態があれば、1,300ドル台回復の 可能性もある。ただ、それが世界的な金融・経済危機 に発展するような事態にならないことを前提にすれば、 戻り売り優勢の地合が維持されよう。株価も依然とし て力強さは取り戻せていないが、急落するとの懸念は 後退している。リスク資産に対する資金シフト再開の 動きと連動して、金価格は徐々に下値切り下げを打診 する展開を想定している。短期上振れリスクを想定し つつ、中期的な天井形成に向かう流れになる。 COMEX金先物 中心限月継足 5,200 東京金先物 先限継足 5,000 1,300 4,800 1,250 4,600 1,200 4,400 1,150 1,100 14/10 4,200 14/11 14/12 15/01 4,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐1‐ 大起産業コモディティ週報 (白金市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【白金】 金価格連動の展開が続く、南アの電力需給には要注意 <金価格連動で揉み合い> NYMEX白金先物相場は、1オンス=1,200ドル台前半で 揉み合う展開に。価格連動性の強い金相場が軟化する 中、白金相場も1月22日の1,290.30ドルをピークに、 1,200ドル台前半まで値位置を切り下げている。ただ、 ギリシャ債務不安などを背景に金価格が下げ渋る中、 そこから更に売り込むことに対しては慎重ムードが強 く、大きな値動きには発展していない。白金需給に特 に決め手となる材料が見当たらない中、金価格との強 い相関関係が維持されている。 <金価格との強い相関を維持> 引き続き、金価格との相関を中心に考えれば良い相場 である。1月との比較ではやや連動性が低下している が、それでも年初からの相関係数(-1~+1の間で両係 数の相関度を示す)は+0.8~+0.9を行き来しており、 事実上は同一の価格トレンドと結論付けても問題がな い状況にある。このため、短期的な相場見通しは金価 格と同じであり、白金需給見通しに何か大きな修正を 迫るような材料が出てこない限りは、独自色の強い相 場展開を想定する必要ない。ギリシャ債務不安が続き、 金上場投資信託(ETF)の投資残高が増加している間 は、総じて堅調地合が想定される。ただ、こうした動 きは今後解消に向かう見通しであり、その際には金価 格の軟化と連動して、1,200ドルの節目割れを打診す る流れを想定している。 <南アで電力供給不安が強まるも> 南アフリカの国営電力会社Eskomは、電力供給制限の NYMEX白金先物 中心限月継足 動きを活発化させている。1月下旬からStage1レベル の規制が行われていたが、2月4日には発電量が計画に 満たなかったこともありStage2レベルに、5日には更 にStage3レベルに引き上げられている。Eskomは従来 から2月以降の電力需給逼迫を警告していたが、いよ いよ電力供給が制限され始めている。現時点では鉱山 部門の操業に影響を及ぼすようなレベルには到達して いないため、マーケットの関心は高まっていない。大 きな発電トラブルがなければ、電力需給は逼迫はする ものの、経済活動が停止されるような状況にはならな い見通し。ただ、何か発電トラブルが発生すれば、 2008年と同様に鉱山操業が停止に追い込まれる可能性 もある状況に陥っているだけに、今後1~2ヶ月は南ア フリカの電力需給状況に注意が必要。現時点では潜在 的な買い材料に留まるが、仮に鉱山操業が止まる事態 になれば、棒上げ型の相場展開になる可能性が高い。 <リスクオフの地合が収束すれば・・・> ギリシャ債務不安や金ETF買いが続いている間は、金 同様に白金相場も底固い展開を想定している。再び 1,300ドル水準を試す程度のエネルギーは有している。 ただ、ギリシャ債務問題が安全資産への本格的な資金 シフトを促すような事態にならないのであれば、金相 場同様に白金相場も天井形成型の確認に向かうことに なるだろう。ジンバブエで未精錬鉱石に対する15%の 課税といった買い材料も浮上しているが、引き続きリ スクオフの局面で買い、リスクオン地合で売りと、金 価格との連動性が重視されよう。あとは、南アフリカ の電力状況がサプライズを見せるか否かが焦点になる。 5,200 1,350 東京白金先物 先限継足 5,000 1,300 4,800 4,600 1,250 4,400 1,200 4,200 1,150 14/10 14/11 14/12 15/01 4,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐2‐ 大起産業コモディティ週報 (原油市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【原油】 米製油所ストで反発も、底打ち判断は時期尚早 <50ドル台を回復> NYMEX原油先物相場は、1バレル=50ドル水準まで切り 返す展開に。全米鉄鋼労働者組合が製油所でストライ キに突入したことを受けて、石油製品相場主導で地合 を引き締めている。石油会社の投資計画縮小、石油リ グ稼動数の減少なども支援材料となり、1月2日以来の 高値を更新した。ただ、直近安値(43.58ドル)から は10ドルを超える上昇になったことで、50ドル台では 短期的な加熱感が上値を圧迫し始めている。 <製油所ストの影響大> 引き続き、製油所ストの状況には注意が必要。全米で 日量182万バレル相当の精製能力がストの影響を受け ているとみられるが、これは米精製能力の10%に相当 する。ストが長期化して石油製品生産が伸び悩めば、 当然に製品需給にタイト感が強まることになり、石油 製品相場主導で原油相場が一段高を試す可能性が残る。 労組はストの対象となる製油所を増やす可能性も警告 しており、スト終結までは不安定な地合が続き易い。 製油所ストは原油需要の減退を招くネガティブ材料と も言えるが、それ以上に原油・石油製品のクラックが 注目を集めている以上、スト終結までは不安定な地合 を想定せざるを得ない。ただ、ストが終結すればその 反動で短期筋の買い玉整理が膨らむのは必至である。 <石油リグ数、石油会社の設備投資は縮小> 買い材料として警戒すべきは、原油相場急落を受けて 供給環境が変革を迫られていることである。例えば、 米ベーカー・ヒューズ社発表の米石油リグ稼動数は、 100 昨年10月10日の1,609基をピークに、直近の1月30日に は1,223基まで累計で24%減少している。現段階では、 1リグ当たりの産油量増加率の方が大きいため、 シェールオイルの増産ブレーキまでは確認できない。 ただ、このペースが続くと今年中盤頃には増産傾向に 完全なブレーキが掛かる可能性がある。また、主要石 油会社は昨年10~12月期の決算悪化を受けて、15年の 設備投資額を大幅に縮小することを発表している。ま だ実際の原油需給バランス均衡化には多くの時間が必 要だが、原油相場急落に刺激を受けて供給環境の安値 対応が進んでいることは、原油相場の底入れに向けて の条件整備が進んでいることを示している。原油相場 がこうした動きを先取りする動きを見せれば、実現可 能性は低いものの、需給緩和状態の中での底入れとい うシナリオも存在することになる。 <需給はだぶついている> もっとも、米原油在庫が4億バレル台乗せ後も積み増 しが進むなど、国際原油需給はなお緩和状態にある。 日量150万バレル前後の過剰供給が推計され、だぶつ いた需給が原油相場を更に下押しするリスクには注意 が必要である。改めて40ドル台割れを試しても違和感 がない程度の需給緩和状態にある。季節要因からも、 需給均衡化が実現するのは最短で年央になる見通しで あり、底入れ判断には慎重姿勢が求められる状況に変 化はない。ただ、中期スパンであれば40ドル前後の価 格水準は下値不安に対して反発余地が大きいとみられ、 物色妙味もあるだろう。短期弱気スタンスを維持しつ つ、年後半に向けての買い場を探る流れになる。 NYMEX原油先物 中心限月継足 80,000 東京原油先物 先限継足 70,000 80 60,000 60 50,000 40 20 14/10 40,000 14/11 14/12 15/01 30,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐3‐ 大起産業コモディティ週報 (石油製品/天然ガス市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【石油製品】 海外原油連動で反発 【天然ガス】 ダウントレンドを継続 <原油調達コストと連動> 東京ガソリン先物相場は、1kl=5万5,000~6万円のレ ンジまで切り返す展開に。米製油所ストなどを手掛か りに海外原油相場が反発する中、ガソリン相場も地合 いを引き締めた。石油連盟発表の週末在庫(1月25~ 31日)は前週比+3.4%の176万0,126キロリットル。推 定出荷量が-0.4%の95万5,810キロリットルと伸び悩ん だこともあり、在庫積み増しが促された。もっとも、 原油調達コストがここから本格的に高騰するような事 態は考えづらく、戻り売り基調は維持される可能性が 高いと考えている。原油需給バランスの歪みを解消す る見通しも立ち始めているが、国際的には大幅な供給 超過環境が維持される中、ガソリン相場の底入れ確認 にはなお慎重姿勢が求められる。年末までのタイムス パンであれば買い場を探る局面になるが、2~3ヶ月と いったタイムスパンであれば、なお戻り売り優位と考 えている。 <下値切り下げが続く> 天然ガス先物相場は、1mmBtu=2.6ドル水準まで値位 置を切り下げる展開に。季節要因から需給引き締め圧 力が強くなっているが、天然ガス相場を押し上げるよ うな動きはみられない。引き続き、需要期を乗り切る のに十分な在庫量が確保されているとの楽観ムードが 強く、2.75~3.00ドルのレンジ下抜けから、更に下値 を切り下げる展開になっている。 <在庫減少は続いているが・・・> 米エネルギー情報局(EIA)が発表した全米ガス在庫 (1月30日時点)は、前週比1,150億立方フィートの2 兆4,280億立方フィートとなっている。急ピッチな ペースで在庫の取り崩しが進んでおり、概ね季節トレ ンドに沿った需給環境が観測されている。もっとも、 在庫水準そのものは前年同期を23.9%も上回っており、 在庫逼迫感は乏しい。2月4日の週の需要は前週比で +7.4%と上振れしたが、前年同期比だと-1.0%に留まっ ている。原油相場急落で、石油系燃料との価格競争が 激しさを増す中、住宅・商業部門を中心に需要水準が 抑えられている。さすがに2ドル割れを試すような地 合にもないが、在庫減少トレンドが確立しているにも かかわらず相場水準が切り下がっていることを考慮す ると、地合が強いとは言いがたい。このまま戻り売り スタンスを継続せざるを得ず、まずは2.50ドルの節目 がターゲットになる。 <海外原油主導で上昇> 東京灯油先物相場は、1kl=5万円台前半まで切り返す 展開に。海外原油相場の反発が好感され、安値是正の 動きが優勢に。石油連盟発表の週末在庫は前週比4.7%の212万2,268キロリットル、推定出荷量は-19.3% の52万6,130キロリットル。季節要因から在庫取り崩 しが進んでいる。ただ、原油調達コストの断続的な切 り下がりは想定しづらく、引き続き戻り売り対応が基 本となろう。5万円の節目水準で底入れしたのかは、 なお慎重な判断が求められると考えている。 東京ガソリン/灯油先物 先限継足 90,000 5.00 NYMEX天然ガス先物 中心限月継足 4.50 ガソリン 灯油 80,000 TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 4.00 70,000 3.50 60,000 3.00 50,000 2.50 40,000 14/10 14/11 14/12 15/01 2.00 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐4‐ 大起産業コモディティ週報 (ゴム市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【ゴム】 原油連動で上昇も、需給緩和圧力が強まり易い価格 <上海は年初来高値を更新> 東京ゴム先物相場は、1kg=200円台後半まで値位置を 切り上げる展開に。天然ゴム需給に特段の買い材料は 見当たらないが、原油相場の急反発が好感され、地合 を引き締めた。上海ゴム相場は年初来高値を更新した が、東京ゴムも昨年11月から続く190~210円をコアと したボックス上限を試す展開になっている。 る模様だ。ただ、タイヤメーカーなどの買い付けはあ くまでも価格低迷を前提としたものであり、ここから 更に大きな上昇余地があるのかは疑問視している。こ れまで安値で売り渋っていたインドネシアやベトナム、 マレーシアなどからも荷動きが活発化し易い価格ゾー ンに突入しており、ここから更に上値を試すには、新 たな買い材料が必要と考えている。 <原油相場連動で上昇するも> 今週のゴム相場上昇に関しては、原油相場の影響が大 きいだろう。昨年後半以降の原油相場急落は天然ゴム 価格に大きな影響を及ぼしていないが、需給面の新規 手掛かりが乏しい状況が続く中、原油相場の変動が相 対的に注目を集めた模様。ただ、これはここ1週間の 原油相場の値動きが余りに急激だった影響とみられ、 ゴム相場価格形成の論理が原油相場主導の展開にシフ トしたのかは、なお慎重な判断が求められると考えて いる。 <タイでは追加介入の議論もあるが> タイ農業組合相は2月1日、2~3月にかけてラテックス を購入する資金として内閣に対して60億バーツ(約 216億円)の承認を要請した。ゴム現物相場の上昇 ペースが鈍化する中、減産期が本格化する4月の直前 まで介入する計画を出している。従来は2月までが介 入スケジュールだったが、天然ゴム農家から再び抗議 の声が強まる中、介入期間を延長して、高値で減産期 突入を促す方針とみられる。ただ、タイ政府内では大 きな効果を得られていない天然ゴム市場への介入予算 を増額することに慎重論も強く、この計画が実現する のかは不透明、そもそも、ここ半月の現物相場は殆ど 動いておらず、大きな効果を想定するのは難しい。 <価格上昇で現物の荷動きに要注意> タイ中央ゴム市場では未燻製シート(USS)で日量600 トン程度の集荷量が続いており、少なくともタイ国内 で供給不足は発生していない。タイ政府の市況対策と しての買い付けが継続される中、大量の荷が中央ゴム 市場に集まっている。こうした中、現物相場は1kg= 58.55バーツで固定化しているものの、タイ産RSSのオ ファー相場はやや強含みに推移している。TSRは伸び 悩んでいるが、タイの減産期を前に在庫手当を行う動 きが活発化する中、RSSの需給がやや引き締まってい <短期下振れリスクを想定> 中国の利下げ決定に対する反応も鈍く、210円水準は 天井圏と考えている。これ以上の価格水準では現物需 給に緩和圧力が強まり易く、円相場急落などの支援材 料がなければ、一段高を想定することは難しい。下値 は190~200円水準で固いとみているが、短期調整リス クに備えたい。 上海ゴム先物 中心限月継足 15,000 220 東京ゴム先物 先限継足 210 14,000 200 13,000 190 12,000 180 11,000 14/10 14/11 14/12 15/01 170 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐5‐ 大起産業コモディティ週報 (トウモロコシ市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 【トウモロコシ】 小麦相場につれ安するも、安値警戒の動き <不安定な値動きに> CBOTトウモロコシ先物相場は、1Bu=300セント台後半 で乱高下を繰り返す不安定な値動きになっている。需 要に代替性のある小麦相場の急落を受けて、一時は 365.75セントまで下値を切り下げ、約2ヶ月ぶりの安 値を更新した。しかし、小麦相場が下げ一服となると 押し目買いが先行し、380セント台までの切り返しを 見せている。 レベルを維持しており、需要見通しを引き下げる必要 性は乏しい。一方、輸出も比較的高いレベルを維持し ており、ここから上方修正の必要性は乏しいものの、 下方修正が迫られる状況にもない。期末在庫の市場予 測は、前月報告の18.77億Buに対して18.79億Bu(レン ジは18.17億~20.02億Bu)となっており、ほぼ横ばい 予想になっている。 <小麦相場の下落リスクには要注意> 2月11日には長期展望の発表も控えているが、まだ 2015/16年度需給見通しを相場に織り込むのは時期尚 早だろう。短期スパンでは、それよりも小麦相場の動 向に注意が必要と考えている。小麦とトウモロコシは 飼料分野で需要が競合関係にあるため、小麦相場の軟 化局面ではどうしてもトウモロコシ相場に対しても下 押し圧力が強まることになる。緩やかなペースの小麦 安では大きな問題がないものの、6日の米雇用統計を きっかけに「ドル高→小麦相場急落」の流れが再開さ れると、トウモロコシ相場も下押しされるリスクがあ ることには注意が必要。 <南米産の生産環境は良好> 南米産トウモロコシは収穫時期を迎えているが、特段 のトラブルは報告されていない。米調査会社イン フォーマ・エコノミクスは、ブラジル産生産高見通し を前回から55万トン上方修正の7,280万トン、アルゼ ンチン産を100万トン上方修正の2,300万トンとしてい る。生育期を通じて理想的な気象環境に恵まれたこと に加えて、収穫期前に適度の降雨で土壌水分が緩和さ れたことで、高水準の生産高が見込める状況に変化は 見られない。ここから更に大きく上方修正する必要性 は乏しいが、少なくとも大幅な下振れリスクはなく、 国際需給の緩和見通しは維持される見通し。マーケッ トでは、USDAの南米産生産高見通しに関しては若干の 下方修正を見込んでいる向きが多いが、需給緩和とい う基本フレームは崩れないだろう。 <現行の価格水準で横ばいか> ただ、325~350セント水準まで下げると、農家が採算 コストとの比較で売り渋る可能性が高く、大幅な値下 がりリスクも想定できない。小麦連動で350セント水 準を試すような場面があれば、逆に物色妙味が強まる だろう。このまま300セント台中盤から後半での保ち 合い気味の相場展開を想定しておきたい。 <2月需給方向は微調整か> 米国産の期末在庫見通しに関しては、大きな修正は想 定されていない。エタノール生産高の増加傾向にブ レーキが掛かったものの、前年比では依然として高い CBOTトウモロコシ先物 中心限月継足 425 30,000 400 28,000 375 東京トウモロコシ先物 先限継足 26,000 350 24,000 325 300 14/10 14/11 14/12 15/01 22,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐6‐ 大起産業コモディティ週報 (大豆市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【大豆】 南米産のハーベストプレッシャで、戻り売り優勢 <下値は切り下げるも> CBOT大豆先物相場は、1Bu=950~1,000セントのレン ジで揉み合う展開に。米国産から南米産への需要シフ トが警戒される中、10月中旬以来の安値を更新してい る。ただ、950セント水準では値ごろ買いが下値を支 え、大きな値崩れには至らなかった。 <南米産の収穫状況は良好> 南米では収穫作業が順調に進んでいるが、特に生産環 境についてネガティブな報告は聞かれない。米穀物調 査会社インフォーマ・エコノミクスは、ブラジル産生 産高を従来から据え置きの9,350万トン、アルゼンチ ン産を150万トン上方修正の5,700万トンとしている。 2月10日に発表される米農務省(USDA)の2月需給報告 では、南米産の生産高見通しが若干下方修正されると の見方が優勢だが、いずれにしても強力な輸出見通し が修正されるような状況にはなく、特にアルゼンチン 産に関しては予想よりも良好との報告が多く聞かれる。 足元では米国産大豆の輸入成約キャンセルの動きが一 服しており、輸出成約高、検証高ともに高いレベルを 維持している。ただ、これから南米産のハーベスト・ プレッシャーが本格化する中、大豆相場を改めて押し 上げるハードルは高くなっている。米国産に対して更 に大口の成約キャンセルなどの報告が聞かれると、強 力な売りプレッシャーに晒されるリスクがあることに 注意が必要である。 <USDA2月需給報告は微調整か> 一方、米国産需給に関しては大きな修正は想定されて CBOT大豆先物 中心限月継足 いない。期末在庫見通しの市場予測は、前月の4.10億 Buに対して3.98億Bu(レンジは3.56億~4.40億Bu)と なっており、若干の下方修正を予想する向きが多い。 足元の良好な輸出環境を背景に輸出需要見通しを上方 修正する余地があるも、成約キャンセルの動きも見ら れ始めていることを考慮すれば、微調整に留まるだろ う。圧砕需要に関しても、月間圧砕高統計にサプライ ズ的な数値はなく、大きな修正を行う必要性は乏しい。 米国内需給に関しても、従来の見通しが大きく変わる 可能性は低いと考えている。 <戻り売り方針を継続> 2月11日には同じくUSDAから長期展望の発表が控えて いるが、2015/16年度需給見通しをメインテーマにす るのは時期尚早。3月のアウトルック・フォーラム (展望会議)までは、参考程度の扱いに留まる見通し。 今後も米国産から南米産への需要シフトが継続し易い ことを考慮すれば、大豆相場は引き続き戻り売り優勢 の地合いが想定される。特にドル高や小麦相場安と いった動きが見られると、下げ足が加速する可能性も あろう。昨年10月1日のハーベスト・プレッシャーの クライマックが904.00セントであったことを考慮する と下げ過ぎ感も強いが、1,000セント台回復から更に 大きく上値を切り上げるには、ブラジルの流通障害な ど、新しい買い材料が要求される。もっとも、950セ ントを大きく下抜くような場面があれば、売りポジ ションの利益確定を進めるべきと考えている。弱いも のの、900セント台を割り込むような相場なのかは疑 問視している。 60,000 1,200 東京一般大豆先物 先限継足 57,500 1,100 55,000 1,000 52,500 50,000 900 47,500 800 14/10 14/11 14/12 15/01 45,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐7‐ 大起産業コモディティ週報 (小麦/コメ市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) 【小麦】 500セントを割り込み始める 【コメ】 8,000円台中盤まで上昇 <500セント割れで目標達成感もあるが> CBOT小麦先物相場は、1Bu=500セントの節目を割り込 んだ後、小幅切り返す展開に。需給環境に大きな変化 は見られないが、対ユーロでドルの底固い展開が続く 中、米国産小麦の価格競争力低下が警戒されている。 500セントの節目割れで短期的な目標達成感から ショートカバー(買い戻し)が膨らむも、大きな値動 きには発展していない。 <改めて上値切り上げ> 関東産コメ先物相場は、1俵(60kg)=8,500円水準ま で値位置を切り上げる展開に。特に目新しい材料は見 当たらないが、安値是正の動きが継続している。順ザ ヤ傾向も強くなっている。 <需給緩和、ドル高には変化なし> 足元ではドル高圧力に一定のブレーキが掛かるも、ド ルの先高感が小麦相場の上値を圧迫しているロシア= ウクライナ情勢の緊迫化も報告されているが、小麦輸 出の具体的な障害は確認できず、反発力は限られてい る。米農務省(USDA)1月需給報告では、2014/15年度 の世界小麦期末在庫見通しは前年度の1億8,580万トン から1億9,600万トンまで増加するとの見通しが示され ていたが、2月10日に発表される次回の需給報告でも、 大きな修正は想定されていない。北米の豪雪でも天候 リスクのプレミアムを織り込む動きが見られない中、 小麦相場は上値の重い展開が続く見通し。やや短期的 な下げ過ぎ感もあるが、国際需給の緩和状態に加えて ドル高傾向が続く可能性が高いことを考慮すれば、な お戻り売りスタンスが妥当だろう。引き続き、500セ ントの節目を完全に割り込む展開を想定している。 CBOT小麦先物 中心限月継足 700 TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 <需給・価格DIも強気を維持> 米穀安定供給確保支援機構は2月5日、1月分の需給動 向指数(DI)を発表した。主食用米の現状判断DIは前 月比+6の31ポイント、見通し判断DIは+4の39ポイント となっている。また、米価水準に関しても現状判断DI が+3の18ポイント、見通し判断DIが+3の50ポイントと なっている。需給の引き締まり予想は4ヶ月連続、価 格についても5ヶ月連続で高くなるとの評価であり、 コメ相場の反発傾向が正当化されている。依然として 需給緩和状態には変わりがないものの、需給緩和状態 のピークは脱したとの見方が、コメ相場をサポートし ている。まだ2015年度産の需給見通しを相場に織り込 む状況にもなく、当面は緩やかなペースでの戻り歩調 が続く見通し。特に積極的に上値を買い進むような状 況にはないが、押し目は買い拾っておきたい。 9,000 650 大阪 関東産コメ先物 先限継足 8,500 600 8,000 550 7,500 500 450 14/10 14/11 14/12 15/01 7,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐8‐ 大起産業コモディティ週報 (砂糖/コーヒー市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【砂糖】 下げ過ぎ感もあるが・・・ 【コーヒー】 決め手難で安値保ち合いに <戻り売り優勢の展開続く> ICE砂糖先物相場は、1ポンド=14セント台前半から中 盤まで値位置を切り下げる展開に。ブラジル通貨レア ル相場が改めて弱含む中、砂糖相場は上値の重い展開 になっている。需給面からも特に買いを入れる理由が 見当たらない中、15セントの節目を完全に下抜く価格 水準での取引になっている。 <安値低迷状態が続く> ICEコーヒー先物相場は、1ポンド=160~170セント水 準で揉み合う展開が続いている。160セント水準では 下げ過ぎ感が下値を支えるが、改めて買いを入れるよ うなテーマも乏しく、明確な方向性を打ち出せていな い。新規手掛かり難の中、戻り売りと押し目買いが交 錯する不安定な相場展開を強いられている。 <15/16年度の需給逼迫が警告されるが> スイス調査会社キングスマンは、2015/16年度の世界 砂糖需給が520万トンの供給不足になるとの見方を示 した。価格低迷が続く中、主に供給サイドから需給引 き締め圧力が強まり、過剰供給状態は4年で終わる可 能性が指摘されている。ただ、短期的には足元の需給 がだぶつく中、14.50~16.50セント水準での取引が続 くとの慎重な見方も示したことで、改めて砂糖相場を 押し上げることには失敗している。ブラジルでは、ガ ソリンに対するエタノール混合比率を従来の25%から 27%まで引き上げるといった砂糖相場にポジティブな 動きもみられたが、こちらも特に材料視されていない。 下げ過ぎ感が警戒される価格水準だが、需給緩和状態 とレアル相場の軟化傾向が続く可能性が高いことを考 慮すれば、引き続き戻り売り対応が基本になるだろう。 できれば17セント水準が売りスタートとしては理想的 だが、断続的に値位置が切り下がる中、戻り売り対応 のスタート地点も切り下げる必要性もありそうだ。15 セント台後半があれば、再度の売りポジション構築を 検討したい。 <ブラジルでは土壌水分が不足するも> ブラジルのコーヒー生産地では土壌水分不足を指摘す る声が聞かれるなど、引き続きブラジル産コーヒーが 拡大する需要に対応できるのかは不透明感が強い。た だ、足元では一定の降水量が観測されていることもあ り、改めて天候リスクのプレミアムを相場に加算する ような動きまでは見られない。コーヒー需給は依然と して綱渡り状態にあると考えているが、それ以上に 「降雨が観測されている」という事実が、コーヒー相 場の上値を圧迫している。各種予想機関も従来より生 産高見通しを引き上げており、需給逼迫リスクをメイ ンテーマとするのは難しい状況になっている。加えて、 ブラジル通貨レアル相場が改めて弱含みに推移する中、 ドル建てコーヒー相場が本格反発することは難しい。 何か生産地で大きな供給トラブルなどが発生しなけれ ば、引き続き戻り売り対応が基本になろう。需給から は下げ過ぎ感の強い価格水準だが、レアル安がコー ヒー相場の反発を強力に阻止する構図が維持されてい る。新規で売り込むような価格水準ではないが、180 セント水準までの反発があれば、再び売りを検討した い。 18 ICE砂糖先物 中心限月継足 240 17 220 16 200 . 15 180 14 13 14/10 ICEコーヒー先物 先限継足 160 14/11 14/12 15/01 140 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐9‐ 大起産業コモディティ週報 (注意事項/お問い合わせ先) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/06(金) 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 注意事項 ※本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断し た情報源からの情報に基づき作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではあり ません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断で行うようお願い申し上げます。※本レ ポートは、執筆者の見解に基づき作成されたものであり、弊社の統一された見解ではありません。 ※本レポートを使用することに生ずるいかなる種類の損失についても、筆者及び弊社は責任を負い ません。※弊社の都合で、本レポートの全部または一部を予告なしに変更することがありますので、 予めご了承ください。 ※商品先物取引は証拠金取引であり、相場の変動によって利益も損失も生ずる恐れのある取引です。 委託者証拠金の額に比べて何十倍もの金額の取引を行うため、その利益や損失も預託している委託 者証拠金等の額に比べると高いものとなることがありえます。※商品先物取引は委託に際して委託 者証拠金等の預託が必要になります。最初に預託する委託者本証拠金の額は商品によって異なりま すが、最高額は、最低取引単位(1枚)当り最高200,000円です。但し、実際の取引金額は委託者本 証拠金の額の10倍から60倍という著しく大きな額になります。また委託者証拠金等は、その後の相 場の変動によって追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。但しその額は、商 品や相場の変動によって異なり、一様ではありません。※商品先物取引の委託には委託手数料がか かります。その額は商品によって異なりますが、最高額は、最低取引単位(1枚)当り17,496円です。 ※弊社の企業情報につきましては、弊社の本・支店及び日本商品先物取引協会の本・支部・ホーム ページで閲覧できます。※本取引についてのご相談窓口 大起産業(株)取引相談室[名古屋市]: 0120-706030、日本商品先物取引協会相談センター[東京都]:03-3664-6243 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