大起産業コモディティ週報

大起産業コモディティ週報 (金市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/12/25(金)
大起産業株式会社 調査研究室 室長 小菅 努
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
【金】 ポジション調整中心で年内相場は終了、来年に議論先送り
<FOMKC後は調整売りが優勢に>
COMEX金先物相場は、1オンス=1,070ドル台まで反発
する展開に。特に目新しい材料などは見当たらなかっ
たが、クリスマス休暇や年末・年始を前に売りポジ
ションの整理を進める動きが強く、地合を引き締めた。
為替市場でドル高傾向が一服したこともあり、短期リ
バウンドを試す動きも強まった模様。ただ、積極的に
買い進むような動きまではみられず、大きな値動きに
は発展していない。
<ポジション調整中心>
年末に向けてのカウントダウンが始まる中、既にファ
ンダメンタルズよりも内部要因が重視される相場環境
になっている。金相場は11~12月にかけて大きく値位
置を切り下げたこともあり、売りポジションの含み益
を確定する動きが下値をサポートし易くなっている。
ただ取組高が増加に転じていることからは、新規でリ
バウンド狙いの買いも入っている可能性が高く、目先
は年末・年始に特有の不安定な相場展開が続き易い。
この時期の相場展開に積極的な意味を見出すことは難
しく、このままポジション調整絡みの方向性に乏しい
展開が続くことになるだろう。
<米金融政策の議論は来年に持ち越し>
12月15~16日に開催された米連邦公開市場委員会
(FOMC)で、米国は約10年ぶりの利上げサイクル入り
を決定した。ただ、その後の金利上昇軌道については
議論を来年に持ち越した感が強く、決め手を欠いてい
る。アトランタ連銀のロックハート総裁が21日、「緩
COMEX金先物 中心限月継足
1,250
やかな」ペースでの利上げは毎回のFOMCで利上げを行
うことを意味しないとして、「1会合おき」に利上げ
が実施される可能性が高いとの見方を示した。これは
FOMCメンバーの中央値である2016年末までに4回の利
上げ予想と同じ趣旨の発言だが、マーケットの反応は
限定されている。フェデラル・ファンド(FF)金利先
物市場では半数以上が16年中に2度の利上げに踏み切
ることを織り込んでいる状態に過ぎず、FOMCメンバー
の見通しとの間に大きな乖離が見受けられる。このた
めに、2016年は実際の金利がどちらにより近い軌道を
描くのかが金価格形勢にも大きな影響を及ぼすことが
想定されるが、足元では米金融政策見通しについての
議論は踊り場局面を迎えており、ドルや金相場の短期
トレンドには殆ど影響が確認できない状況になってい
る。
<年明け後は改めて米指標の確認へ>
今年の相場は既に終わった感が強く、このまま年末・
年始にかけて方向感なく漂う展開が続こう。3年連続
の下げ相場が決定的になるも、1,000ドルの節目割れ
は2016年に持ち越しとなる。年明け後は、米経済指標
から強力な金利上昇軌道を描けるのかを打診しつつ、
改めて下値を試す展開を想定している。従来のような
ドルの急伸リスクが限定される中、金相場は緩やかな
ペースで直近安値1,045.40ドル(12月3日)割れを打
診する展開となろう。足元ではCRB商品指数の下げも
一服しているが、年末前のポジション調整とみており、
引き続きドル高・商品安が金価格の上値を圧迫する展
開を想定している。
東京金先物 先限継足
4,800
1,200
4,600
1,150
4,400
1,100
4,200
1,050
1,000
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
4,000
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
‐1‐
大起産業コモディティ週報 (白金市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/12/25(金)
TEL:052-201-6311(代表)
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大起産業株式会社 調査研究室 室長 小菅 努
【白金】 金相場につれ高も、年内の取引は終了ムード
<金相場連動で堅調>
NYMEX白金先物相場は、1オンス=880ドル台まで切り
返す展開に。クリスマス休暇、年末・年始を控えて価
格連動性の強い金相場が反発する中、白金相場もつれ
高した。特に積極的に買い進むような材料は見当たら
なかったが、年末に向けて売りポジションの含み益を
確定する動きが優勢になった。
<年末に向けてのポジション調整のみ>
金相場は取組高の増加を伴った反発になっているが、
白金の取組高は急減傾向を維持しており、専ら売り方
ファンドの買い戻しが相場の主導権を握っていること
が窺える状況にある。白金上場投資信託(ETF)市場
経由でも目立った資金流入などは確認できず、相場は
上昇しているものの、特に投機筋の白金市場に対する
関心が高まっている訳ではない。完全なポジション調
整に終始しており、年内の相場を終える準備だけが進
められている。
<ランド相場野反発力は鈍い>
為替市場では急激なドル高傾向に一服感が見受けられ
るが、南アフリカ通貨の反発力は限定されており、積
極的に白金相場を買い進むような動きにはなっていな
い。こちらも年末を控えてドル買いポジションをク
ローズする動きが、相対的にランド相場の下値をサ
ポートしている。ただ、ランドの短期基調はなお上向
きよりも下向きというのが現実であり、「ランド反発
→白金相場反発」のフローを確認することはできない。
米国の利上げサイクル入りで、ドル買い材料の出尽く
1,200
しを指摘する声も聞かれるが、2016年に米国が着実な
金利上昇軌道を描くことができれば、ランド安がドル
建て白金相場を押し下げる基本構図は維持されよう。
<非鉄金属の底固さはポジティブ>
白金需給見通しに修正を迫るような動きも確認できな
い。非金属相場が総じて底固く推移していることは白
金相場にもポジティブだが、こちらも年末に向けての
ポジション調整の意味合いが強く、特に工業用金属市
場全体に追い風が吹き始めている訳ではない。金、白
金ともにポジション調整が行われているだけであり、
目先の値動きに一喜一憂する必要性は乏しい。
<投資銀行は強気見通しだが…>
2016年の相場見通しだが、HSBCは従来の1,235ドルか
ら1,000ドルまで予想価格を引き下げた。17年に関し
ては、1,500ドルから1,195ドルまで大幅に引き下げて
いる。なお現行価格水準は大きく上回るという意味で
は強気予想とも言えるが、現実の白金相場低迷を受け
て価格見通しの下方修正を迫られる展開が続いている。
スタンダード・チャータードは、16年978ドル、17年
1,139ドルと、今後の価格上昇見通しを示した。ただ、
これらの強気見通しは繰り返し誤りであったことが確
認されていることもあり、白金価格に対する強気評価
を喚起するような動きはみられなかった。2016年に向
けて白金相場のボトム形成は先送りされる見通しだが、
目先はポジション調整をこなしながら次の相場展開を
決定づけるテーマ模索の時間帯が続く見通し。積極的
な売買は見送られよう。
NYMEX白金先物 中心限月継足
4,500
東京白金先物 先限継足
1,100
4,000
1,000
900
3,500
800
700
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
3,000
15/07
15/12
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
‐2‐
大起産業コモディティ週報 (原油市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/12/25(金)
TEL:052-201-6311(代表)
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大起産業株式会社 調査研究室 室長 小菅 努
【原油】 年末を控えてショートカバー先行も、下落リスクを持ち越す
<自立反発局面に>
NYMEX原油先物相場は、1バレル=35ドル水準でサポー
トされ、若干の戻りを試す展開に。需給見通しに改善
の兆候は見られないが、ドル高圧力が一服しているこ
とで、クリスマス休暇、年末・年始を前に売りポジ
ションの利益確定を進める動きが優勢になっている。
積極的に買い進むような動きまではみられないが、米
原油在庫が予想外の大幅な減少になったこともあり、
リバウンド圧力が観測されている。
<ロシアは協調減産に否定的な立場を維持>
特に石油需給見通しに大きな修正を迫るような動きは
確認できない。12月18日にロシアのノバク・エネル
ギー相は、原油価格維持のために石油輸出国機構
(OPEC)との協力は検討していないことを明らかにし
ている。サウジアラビア側からはロシアなどOPEC非加
盟国の協力を前提に協調減産に前向きな発言も聞かれ
始めているが、なおサウジアラビアの協力を引き出す
には至っていないことが確認できる。この状況下では、
12月4日のOPEC総会後に原油相場の上値の重さが再確
認されたとは言え、緊急総会開催などで供給管理の再
開が議論されることはないだろう。
<ブレントは11年半ぶりの安値更新>
ICEブレント原油先物相場は、22日の取引で一時35台
に突入し、約11年半ぶりの安値を更新した。需給緩和
が強く警戒されていることに加えて、米国で原油輸出
解禁が決まったことを受けて、WTI原油との間に裁定
も働いた模様だ。こうした動きはWTI原油に対しては
60
ポジティブ要因になるが、ブレント原油とWTI原油の
スプレッドが特別に大きく広がっていた訳ではないこ
とを考慮すると、裁定買いのインパクトは限定されよ
う。寧ろ、米国内の過剰供給圧力が世界全体に波及す
るリスクの方を警戒すべきと考えている。
<OPECは今後の価格上昇に自信>
OPECは23日に公表した2040年までの「世界石油展望」
において、2020年にかけてOPECの大規模な増産実現に
は否定的な見方を示した。新興国主導で需要拡大は続
くも、非OPECの増産にブレーキが掛かるのは20年以降
が予測されており、当面は米国のシェールオイルを筆
頭としたタイトオイルとの厳しい競合関係が続く見通
し。ただ、需給バランスが均衡化に向かうのと連動し
て原油価格については2020年に実質ベースで80ドルが
予想されており、OPECが原油価格の回復に強い自信を
有していることが確認できる。こうした楽観的な価格
見通しがコンセンサスを得ている間は、OPECが市場機
能に需給リバランスを委ねる方針を撤回し、改めて供
給管理に乗り出すリスクは限定されよう。
<戻り売り基調は続く>
引き続き、ドル相場の急落といった動きがみられない
のであれば、原油相場は上値の重い展開が続く見通し。
過剰供給解消の目途が立たない中、少なくとも大きく
反発するような展開を想定するのは難しい。既に年内
の相場は終わった感が強いが、年末・年始にポジショ
ン調整で反発するような場面があれば、売り場になる
見通し。
NYMEX原油先物 中心限月継足
50,000
東京原油先物 先限継足
45,000
50
40,000
40
35,000
30,000
30
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
25,000
15/07
15/12
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
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大起産業コモディティ週報 (石油製品/天然ガス市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/12/25(金)
【石油製品】 年末前でリバウンドするも
【天然ガス】 年末前の買い戻しのみ
<海外原油に連動高>
東京ガソリン先物相場は、1kl=4万円台前半で下げ一
服となった。海外原油相場が下げ止まる中、短期筋の
ショートカバー(買い戻し)に下値を支えられている。
ただ、為替相場が円高方向に振れる中、積極的に買い
進むような動きまではみられず、大きな値動きには発
展していない。石油連盟発表の週末在庫(12月13~19
日)は、前週比+0.2%の170万8,986キロリットルと
なった。推定出荷量は+7.5%の98万3,496トンと回復を
見せて生産も抑制されたが、なお出荷の絶対水準が低
いことで、2週連続の増加となっている。もっとも、
年末を控えて現物市場の方にも特に大きな動きはみら
れず、国内需給動向は特に材料視されていない。足元
では海外原油のリバウンドがガソリン相場もサポート
しているが、一時的な戻り圧力との評価で十分とみて
いる。
<出荷低調で需給タイト感なし>
東京灯油先物相場は、1kl=3万7,000円水準まで小幅
切り返す展開に。全国的に気温低下傾向が強まるも、
特に材料視されず、海外原油のリバウンドに連動した
値動きに。石油連盟発表の週末在庫は前週比+1.7%の
295万9,012キロリットル、推定出荷量は+8.5%の39万
5,326キロリットル。出荷が一向に伸びない中、在庫
積み増しが促された。ただ、国内需給よりも原油調達
コスト環境が重視された相場展開が続く中、原油主導
で灯油もリバウンドしている。もっとも、海外原油相
場の先高観が強まる状況にはなく、通常のダウントレ
ンドにおける一時的な調整高に留まろう。
東京ガソリン/灯油先物 先限継足
65,000
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 調査研究室 室長 小菅 努
ガソリン
灯油
60,000
55,000
<ポジション閉鎖による反発>
天然ガス先物相場は、1mmBtu=2.0ドルの節目水準ま
で切り返す展開に。暖冬による需給緩和懸念を背景に
12月18日には1.684ドルまで値位置を切り下げたが、
その後はクリスマス休暇、年末・年始を控えての
ショートカバー(買い戻し)に下値を支えられ、リバ
ウンド局面を迎えている。10~12月期の売りポジショ
ンの含み益を確定する動きが強く、取組高の減少を
伴った反発局面になっている。
<需給タイト感は浮上せず>
全米天然ガス在庫(12月11日時点)は、前週比-340億
立方フィートの3兆8,460億立方フィートとなった。季
節要因から在庫の取り崩しが進んでいるが、引き続き
暖冬の影響で例年と比べて需要の伸びが鈍く、在庫減
少ペースは抑制されている。目先も北米では総じて温
暖な天候が続くことが予測されており、需要期中に在
庫がひっ迫化するリスクは殆ど存在しない状況になっ
ている。在庫は前年同期比+16.4%、5年平均比で
+9.1%だが、今後は更に緩和リスクが高まる可能性の
方が高い。リグ稼働数は減少傾向を強めているが、暖
冬の影響を払拭できる程のレベルではない。今後も緩
やかなペースで在庫の取し崩しが進む見通しだが、気
象環境の劇的な変化などがなければ、需給緩和状態が
天然ガス相場の上値を圧迫する展開が続く見通し。足
元では年末に特有の調整局面を迎えているが、自立反
発的名動きに留まる可能性が高い。年明け後は、再び
身軽になった投機筋の売りが拡大するリスクを警戒し
たい。
3.25
NYMEX天然ガス先物 中心限月継足
3.00
2.75
2.50
50,000
2.25
45,000
2.00
40,000
1.75
35,000
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
1.50
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
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‐4‐
大起産業コモディティ週報 (ゴム市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/12/25(金)
大起産業株式会社 調査研究室 室長 小菅 努
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【ゴム】 上海ゴムの上昇続くも、先高感は広がらず
<160円でサポート>
東京ゴム先物相場は、1kg=160円台を中心に揉み合う
展開に。上海ゴム相場が底固く推移する中、東京ゴム
も160円の節目割れに失敗して、リバウンド局面を迎
えている。需給環境に特に目立った変化などはみられ
ないが、上海ゴム相場のリバウンドが続く中、東京ゴ
ム相場もつれ高している。
<上海はショート・スクィーズ気味>
上海ゴム相場は、11月6日の1トン=9,400元をボトム
に、足元では1万1,000元台後半まで値位置を切り上げ
ている。特に積極的に天然ゴム相場を買い進むような
動きはみられないが、年末を前に売りポジションの整
理が進んでおり、これがストップロスを巻き込む
ショート・スクィーズ的な動きを引き起こしている模
様だ。上海ゴム相場は今年後半に入ってからほぼ一貫
して値位置を切り下げてきただけに、自立反発的な動
きでも値幅が大きくなる傾向にある。ファンダメンタ
ルズというよりも内部要因主導の値動きになっている
ため、上海ゴム相場が落ち着きを取り戻すまでは、東
京ゴム相場もリバウンドリスクを残すことになる。
<上海取引所在庫は今年最高を更新>
もっとも、上海ゴム相場の上昇は自立反発的な動きに
留まる見通し。中国国内の天然ゴム需給の緩和状態に
変化はみられず、自立反発後の上昇トレンド形成を見
通すことは難しい。上海取引所の認証在庫をみても、
直近の12月189日時点では前週比+1万4,136トンの23万
4,452トンとなっており、今年の最高値を更新してい
上海ゴム先物 中心限月継足
16,000
る。前年同期の15万2,880トンと比較するまでもない
高水準であり、来年の減産期に向けて供給不安が高ま
るような状況にはない。寧ろ、ある程度の供給トラブ
ルが発生した方が、需給バランスの均衡化を実現する
という観点では望ましいとも言える。
<中国は財政出動と金融緩和に意欲>
中国では12月18日に中央経済工作会議が閉幕したが、
財政出動と金融緩和によって、中国経済のソフトラン
ディングを目指す方針が再確認された。なお政策対応
の余地が多く残されていることを誇示しており、中国
政府が持続可能な「新常態」への移行を着実に進める
方針を再確認した形になっている。2016~20年にかけ
ての5か年計画では、成長率が現在の7.0%前後から
6.5%前後にまで引き下げられる可能性が高いものの、
少なくとも中国発でリスクオフ化が加速するような事
態は許容されていないことは、中国経済と関連の深い
天然ゴム相場に対してはポジティブである。ただ、こ
れで中国の天然ゴム需要見通しが大きく上振れする訳
ではなく、心理的な影響に留まろう。
<戻り売り基調は崩れない>
上値が重いものの下値を攻めきれない展開が続いてい
るが、基調判断はなお下向きである。価格低下も生産
調整の動きは不十分であり、過剰在庫解消の観点から
も値下り対応が求められる。12月入りしてからはポジ
ション調整主体の相場展開になっているが、リバウン
ド局面では戻り売り対応が基本になるだろう。来年に
下値切り下げリスクを残した相場と評価したい。
東京ゴム先物 先限継足
240
220
14,000
200
12,000
180
10,000
160
8,000
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
140
15/07
15/12
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
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大起産業コモディティ週報 (トウモロコシ市場)
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【トウモロコシ】 ポジション調整で軟化、南米産にも要注意
<調整売りが先行>
CBOTトウモロコシ先物相場は、1Bu=360セント台まで
小幅値下りする展開に。クリスマス休暇、年末・年始
を控えて買い玉整理の動きが強く、小幅値位置を切り
下げている。為替はドル安気味に推移し、原油相場の
下げも一服したが、アルゼンチン産の供給拡大に対す
る警戒感が根強いこともあり、370セント台から一段
高を試すことに失敗している。積極的に売り込むよう
な動きが広がっている訳ではないが、11月中旬から12
月上旬にかけて堅調地合が続いていたこともあり、買
いポジションの含み益を確定する動きが優勢になって
いる。小麦相場の軟化もネガティブ。
<ブラジルの生産環境は良好>
基本的には、年末が近づく中でのポジション調整とみ
て良い。トウモロコシのファンダメンタルズに基づく
売買よりも、薄商いの中でポジション調整が優先的に
消化されており、この時期の値動きについては必ずし
もロジカルな説明ができるものではない。単純に、こ
れまで上昇していた反動が、相場を下押ししていると
の理解で十分だろう。ただ、ドル安や原油高に逆行し
て値位置を切り下げているのも事実であり、トウモロ
コシのファンダメンタルズに変化が生じていないか否
かを把握しておくことも重要である。その意味では、
引き続き南米産の供給圧力に対する警戒感を指摘せざ
るを得ない。ブラジルでは乾燥警報も出されているが、
少なくとも11月以降はエルニーニョ現象発生時に恒例
となる多雨に恵まれており、乾燥による生産トラブル
が警戒されるような状況にはない。まだ天候相場の最
終判断を下す状況にはないが、現時点では不作よりも
豊作のリスクの方が高く、それは国際トウモロコシ需
給の緩和リスクが決定的になることを意味する。
<アルゼンチン産に増産リスク>
加えて、アルゼンチン産の動向にも注意が必要である。
通貨切り下げに加えて輸出関税の撤廃もあり、アルゼ
ンチン産の供給見通しに大きな上振れ余地が生じてい
る。アルゼンチン農牧省の報告によると、2015/16年
度のトウモロコシの作付面積は、従来見通しの530万
ヘクタールから540万ヘクタールまで上方修正されて
いる。その理由については言及が行われていないが、
輸出環境の改善で作付け期に面積を積み増したとの一
部観測が反映されている可能性もあり、アルゼンチン
産については輸出高のみならず生産高そのものに上方
修正圧力が働き易い状況になっている。エルニーニョ
現象は、南米産の農産物生産にはポジティブに働く傾
向が強く、引き続き需給要因からトウモロコシ相場を
大きく押し上げていくのは困難だろう。
<ボックス下限でリバウンド狙い>
もっとも、350~360セント水準では現物市場で荷動き
が鈍化し易く、ここから更に大きく値位置を切り下げ
るのは難しい。8月以降のボックス下限に近付いてお
り、リバウンド狙いで買い拾っても良い価格水準と評
価している。ここから400セント台回復を試すような
地合にはないが、このままボックス相場が維持されよ
う。
CBOTトウモロコシ先物 中心限月継足
500
30,000
450
28,000
400
26,000
350
24,000
300
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
22,000
15/07
15/12
東京トウモロコシ先物 先限継足
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
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大起産業コモディティ週報 (大豆市場)
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大起産業株式会社 調査研究室 室長 小菅 努
【大豆】 南米産の供給警戒も、堅調な輸出需要が下支え
<ボックス内での調整売り>
CBOT大豆先物相場は、1Bu=900セント台回復に失敗し、
870セント台まで軟化する展開になっている。ドル安、
原油高など外部環境は総じて強気に傾いたが、900セ
ントの節目を前に戻り圧力は失速し、改めて下値追い
の展開になっている。積極的に売り込むような動きま
ではみられないが、850セントをサポートとしたリバ
ウンド狙いの買いが、クリスマス休暇、年末・年始を
前に手仕舞い売りを迫られている。取組高も減少に転
じており、ポジション調整主体の相場展開になってい
ることが窺える。
<根強い南米産への警戒感>
引き続き、アルゼンチン産の供給拡大に対する警戒感
は強い。通貨ペソの切り下げに加えて、輸出関税の引
き下げもあり、アルゼンチン産の供給が従来見通しか
らどこまで上振れするのか強い不確実性が発生してい
る。材料としては陳腐化し始めているが、実際にどの
程度の供給インパクトが生じるのかは不透明感が強く、
なお大豆相場の上値は圧迫されている。アルゼンチン
農牧省は、2015/16年度の面積見通しを従来の2,060万
ヘクタールから2,070万ヘクタールまで引き上げてい
る。作付けシーズンに大統領選挙でいずれにしても輸
出関税の引き下げは決定的との見方が広がったことが、
面積拡大に寄与した模様。加えて、エルニーニョ現象
の影響で今季の南米では降水量が安定しており、アル
ゼンチン産のみならずブラジル産についても高水準の
生産高が想定できる状況にある。南米産の豊作環境に
ついては既に高いレベルでの織り込みが進んでいるが、
CBOT大豆先物 中心限月継足
1,100
南米産の生産トラブルで国際需給にひっ迫感が浮上す
るリスクが限定されることは、大豆相場に対する売り
安心感を強めよう。
<堅調な輸出環境が下支え>
一方、輸出環境は総じて良好である。米農務省
(USDA)によると、12月17日の週の週間輸出成約高は
206万9,700トンに達している。中国のみで151万1,000
トンの成約が報告されており、少なくとも12月中旬に
かけては「価格低下→海外需要拡大」のフローが発生
していたことが確認できる状況にある。このため、無
理に値下りしても在庫をさばくことは可能であり、本
格的に値崩れを起こすようなリスクまでは高まってい
ない。
<ボックス上限での戻り売りが基本>
8月下旬以降は850~900セント水準でボックス化して
おり、決め手を欠いている。需給緩和状態・見通しが
上値を圧迫するも、需要家からの良好な引き合いが下
値を支えており、ボラタイルながらも方向性が定まっ
ていない。需給緩和の度合が高まり易い中、引き続き
戻り売り対応が基本になると考えている。900セント
水準を戻り目途に、850セント割れを打診する展開は
維持される可能性が高い。強弱バランスが拮抗して方
向感が定まっていないが、ボックス上限となる900セ
ント近辺を売り込み、ストップロスの水準を切り下げ
つつ、ボックス下限ブレイクを待ちたい。なおボトム
確認は時期尚早と考えている。
60,000
東京一般大豆先物 先限継足
55,000
1,000
50,000
900
45,000
800
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
40,000
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
‐7‐
大起産業コモディティ週報 (小麦/コメ市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/12/25(金)
【小麦】 ボックス下限に再挑戦か
【コメ】 年末に向けてじり高傾向を維持
<上値重いが決め手難>
CBOT小麦先物相場は、1Bu=470セント水準まで軟化す
る展開に。供給過剰に強い警戒感があることに加えて、
ロシアが小麦輸出関税の引き下げ・撤廃を検討中との
報を受けて、改めて下値を模索している。あくまでも
ボックス圏内での値動きだが、12月は今年初めて一度
も500セント台を回復せずに終わりそうな状況であり、
上値の重さが再確認されている。
<需給緩和見通しに修正なし>
ロシア農務相は、政府に対して穀物輸出関税の引き下
げ、または撤廃を要請していることを明らかにした。
現在は1トン当たりで通関価格から6,500ルーブル(約
91ドル)を差し引いた金額の50%が関税になっている
が、この引き下げが検討されている。ロシア国内の小
麦需給が安定化する中、今季は輸出を奨励しても大き
な問題はないとみている模様だ。エジプトがアルゼン
チン産の大量買い付けを行っていることが報告される
など、世界的に小麦販売は安値競争を迫られ易い環境
にあり、米国産小麦に対しても下押し圧力が強まり易
い。為替市場でドル高圧力が一服していることは米国
産小麦にとってポジティブな動きになるが、下値不安
の払しょくは難しい。敢えてボックス下限付近で売り
込む必要性は乏しいが、ストップロスの水準を切り下
げながら、コアレンジ切り下げを打診したい。チャー
ト主導の自律反発を消化できれば、450セントの節目
を割り込む程度の地合の弱さは維持されている可能性
が高いとみている。
650
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 調査研究室 室長 小菅 努
CBOT小麦先物 中心限月継足
<1万1,000円台で底固く推移>
関東産コメ先物相場は、1俵(60kg)=1万1,000円台
前半でじり高の展開に。年末・年始が近づいているが、
改めて買いが膨らんでおり、小幅ながら値位置を切り
上げている。積極的に上値を試すような動きまではみ
られないが、出来高を伴った上昇になっており、地合
の強さが窺える状況にある。
<根強い現物需給のタイト感>
特に目新しい材料は見当たらないが、引き続き現物需
給のタイト感が下値を強力にサポートしている。15年
度産の生産に大きなトラブルが発生した訳ではないが、
政府の生産調整が有効に機能しており、コメ価格は値
下りから値上がりに転換している。特に作況が良好と
は言い難い新潟産コシヒカリなどに値上がり傾向が報
告されているが、関東産も少なくとも大きく値下がり
するような必要性は見いだせない状況になっている。
ここからどこまで値位置を切り上げることが可能なの
かは末端消費者の対応に依存するが、現時点では価格
上昇を受けての買い控えと言った動きは鈍く、なお上
値が狙える状況とみて良いだろう。1万1,000円台確立
が進む中、1万1,500円、1万2,000円と緩やかなペース
で価格上昇の限界ラインを模索する展開となろう。押
し目があれば、買い拾っておきたい。
12,000
600
11,000
550
10,000
500
大阪 関東産コメ先物 先限継足
9,000
450
400
15/07
15/08
15/09
15/10
15/11
8,000
15/07
15/12
15/08
15/09
15/10
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本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
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‐8‐
大起産業コモディティ週報 (砂糖/コーヒー市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/12/25(金)
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 調査研究室 室長 小菅 努
【砂糖】 15セントとの攻防が続く
【コーヒー】 戻りを試すも、決め手難
<15セント水準で決め手を欠く>
ICE砂糖先物相場は、1ポンド=15せント水準で揉み合
う展開に。引き続きタイトな需給見通しが下値を強力
にサポートするも、15セント台ではクリスマス休暇、
年末・年始を控えての調整売りが上値を抑え、明確な
方向性を打ち出すには至っていない。11月のボックス
をほぼ踏襲する展開が続いており、短期間で上昇波動
と下落波動が入れ替わる、不安定な地合になっている。
<120セントの節目での攻防が続く>
ICEコーヒー先物相場は、1ポンド=120セント水準ま
で小幅上昇する展開に。クリスマス休暇、年末・年始
を控えて売り方ファンドの買い戻しが膨らむ中、やや
地合を引き締めている。ボックス下限でリバウンド狙
いの買いが膨らんだこともあり、改めて120セントの
節目を巡る攻防になっている。ただ売買は低調であり、
年末特有のポジション調整中心の展開である。
<根強い需給ひっ迫への警戒感>
ブラジル製糖協会Unicaによると、12月前半の同国中
南部の砂糖生産高は前年同期比+66.1%の63万6,000ト
ンとなった。サトウキビ圧砕高が+77.1%と急増したこ
とで、砂糖の生産も拡大した。4月以降の累計での砂
糖生産高は前年同期比-5.6%の3,005万7,000トンと
なっている。サトウキビ圧砕高は+3.0%となっている
が、砂糖価格の低迷でエタノールの生産比率を引き上
げる動きが強いことに加えて、1トン当たりのスク
ロース含有率が前年同期の122.1キログラムから111.4
キログラムまで減少していることもあり、国際需給
ひっ迫化を回避するための十分な生産が行われていな
いことが確認されている。2016年の供給不足見通しを
打ち崩すような動きはみられず、今後も押し目買い基
調は維持されよう。引き続き15セント台では買い玉整
理の動きが上値を圧迫し易いが、14セント台では物色
妙味が大きいと考えている。ブラジル通貨レアルの急
落といった為替環境の大きな変化がなければ、なお上
値の狙える相場と評価している。
<需給、レアル相場ともに決め手難>
需給面には特段の新規材料が見当たらず、ポジション
調整中心の小動きになっている。ブラジルでは乾燥懸
念が高まっており、引き続き供給面に不安を抱えた状
態にある。11月の降雨で一時期と比較すると樹木への
ストレスは緩和しているが、国際コーヒー需給ひっ迫
化の流れを阻止できるレベルにはない。ブラジル通貨
レアルが対ドルで下げ渋っていることもポジティブ材
料だが、年末前のポジション調整との見方が強く、為
替要因からコーヒー相場を買い進むような動きも見ら
れない。結果的に、底固いものの上値を攻めきれない
中途半端な相場展開が維持されている。ボックス相場
が長期化する中、目先は110せント台から更に下押し
した局面を買い拾う程度のスタンスに留めざるを得な
い。120セント台を確立できる程度の需給タイト感が
浮上する見通しだが、なお上値追いには慎重姿勢が求
められる状況が続く可能性が高い。リバウンド狙いで、
安値を拾いつつ、120セント台確立に向かうのを待ち
たい。
18
ICE砂糖先物 中心限月継足
150
ICEコーヒー先物 先限継足
16
140
14
130
.
12
10
8
15/07
120
15/08
15/09
15/10
15/11
110
15/07
15/12
15/08
15/09
15/10
15/11
15/12
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ません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断で行うようお願い申し上げます。※本レ
ポートは、執筆者の見解に基づき作成されたものであり、弊社の統一された見解ではありません。
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ホームページで閲覧できます。※本取引についてのご相談窓口 大起産業(株)取引相談室[名古屋
市]:0120-706030、日本商品先物取引協会相談センター[東京都]:03-3664-6243
【注】証拠金、手数料等の額は2014年7月1日現在のデータです。
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