【平成27年1月の経済報告】

【平成27年1月の経済報告】
平成27年1月21日
本稿は、マイクロマシン/MEMS 分野を取り巻く経済・政策動
向のトピックをいろいろな観点からとらえて発信しています。
平成27年初めての経済報告をお届けします。
1.経済全体の状況
平成27年度予算案が1月14日に閣議決定されました。全体
概要は以下の表を御覧下さい。
政府全体では、科学技術振興費やエネルギー対策費が減額され
ています。
◆経済産業省における重点分野
福島・被災地復興の加速、地域経済再生(ローカルアベノミクス)、中小企業・小規模
事業者の活性化、エネルギー対策、海外市場の獲得、投資の呼び込みに加え、以下の
「イノベーション促進」が重点分野に加えられています。
◯ イノベーション促進
(1)技術シーズと事業化との「橋渡し」強化
(2)日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and
Developement:AMED)を通じた、医工連携や再生医療研究
(3)導入しやすいロボットの研究開発、普及促進
(4)知的財産システムの強化
(5)IT 社会の実現促進
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(2015.1.14 公表)
★月例報告(内閣府)(平成26年12月19日公表)※最新のデータで作成
【日本経済の基調判断】
<現状>
・景気は、個人消費などに弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている。
・消費者物価は、このところ横ばいとなっている。
<先行き>
先行きについては、当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各
種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、消費者マインドの
低下や海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。
※ なお、月例報告(内閣府)の詳細は、以下のHPをご参照下さい。
http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei/2014/12kaigi.pdf
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◎
設備投資
★平成 26 年 11 月実績:機械受注統計調査報告
(平成 27 年 1 月 15 日公表
内閣府経済社会総合研究所)
機械受注総額の動向をみると、26 年 10 月前月比 2.9%減の後、11 月は同 10.4%減の 2 兆
222 億円となった。需要者別にみると、民需は前月比 10.6%減の 8,525 億円、官公需は同
7.5%減の 2,487 億円、外需は同 6.0%減の 8,562 億円、代理店は同 11.6%減の 987 億円とな
った。
民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向を見ると、26 年 10 月
前月比 6.4%減の後、11 月は同 1.3%増の 7,880 億円となった。このうち、製造業は同 7.0%
減の 3,198 億円、非製造業(除く船舶・電力)は同 0.5%増の 4,449 億円となった。
※ なお詳細は以下のHPをご参照下さい。
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/1411juchu.html
2.関係する産業動向
◎鉱工業指数調査
【最新プレス情報
平成 26 年 11 月分確報】(平成 27 年 1 月 19 日発表)
<生産・出荷・在庫・在庫率指数概況>
生産は、前月比▲0.5%の低下であった。
業種別にみると、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、金属製品工業等が低下
し、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業等が上昇した。
出荷は、前月比▲1.4%の低下であった。
業種別にみると、情報通信機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、金属製品工業等
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が低下し、輸送機械工業、石油・石炭製品工業、鉄鋼業等が上昇した。
在庫は、前月比 1.1%の上昇であった。
業種別にみると、鉄鋼業、食料品・たばこ工業、非鉄金属工業等が上昇し、輸送機械工業、
はん用・生産用・業務用機械工業、繊維工業が低下した。
確報と速報を比べると、生産、在庫、在庫率は上方修正、出荷は変わらずであった。
<製造工業生産能力・稼働率指数概況>
製造工業稼働率指数は、99.8 で前月比▲0.8%の低下であった。
製造工業生産能力指数は、94.9 で前月比 0.0%の横ばいであった。
【概 況】
(1) 生産は、前月比▲0.5%の低下であった。
業種別にみると、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、金属製品工業等が低
下し、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業等が上昇した。
出荷は、前月比▲1.4%の低下であった。
業種別にみると、情報通信機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、金属製品工業等
が低下し、輸送機械工業、石油・石炭製品工業、鉄鋼業等が上昇した。
在庫は、前月比 1.1%の上昇であった。
業種別にみると、鉄鋼業、食料品・たばこ工業、非鉄金属工業等が上昇し、輸送機械工業、
はん用・生産用・業務用機械工業、繊維工業が低下した。
(2) 確報と速報を比べると、生産、在庫、在庫率は上方修正、出荷は変わらずであった。
(3) 製造工業稼働率指数は、99.8 で前月比▲0.8%の低下であった。
製造工業生産能力指数は、94.9 で前月比 0.0%の横ばいであった。
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※ なお詳細は以下のHPをご参照下さい。
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/pdf/press/b2010_201411kj.pdf
3.その他の動向
特になし。
本年もよろしくお願い致します。
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