ご参考資料 マンスリーレポート 2015年1月7日 2015年1月号 日 本 【日銀短観 業況判断DIの推移】 前月の振り返り (2009年12月~2014年12月、四半期) 40 ●経済について 日本銀行(以下、日銀)が発表した12月全国企業短期経済観測 調査(短観)では、大企業製造業の業況判断指数(DI)は▲1の12 と概ね横ばいとなりましたが、大企業非製造業は+3の16と3四半 期ぶりに改善が見られるなど、全体としてはまちまちな結果となり ました。先行きの業況判断については製造業・非製造業ともに依 然慎重な見方が続いていますが、大企業の設備投資計画が上 方修正されるなど、回復の兆しも見られ始めています。 大企業製造業 大企業非製造業 20 0 -20 -40 09/12 ●金融市場について 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 (年/月) 【株式】 日経平均株価は、横ばい推移となりました。 月前半には一時17,900円台を回復しましたが、中旬には、原油 相場の急落を背景とした海外株式の下落や円安進行の一服な どから市場心理が悪化し、17,000円割れの水準に下落しました。 その後は米株式の上昇や原油相場の下げが一服したことから持 ち直したものの、月間では横ばい推移となりました。なお、年間で は約7.1%の上昇となりました。 【債券】 10年国債利回りは、低下しました。 世界的に低金利の環境が長期化するとの見方に加え、日銀によ る国債の大量買入れや好調な入札を背景に需給逼迫が続くとの 見方が強まり、一時過去最低水準となる0.31%まで低下しました。 【株価の推移】 20,000 18,000 16,000 (2011年12月末~2014年12月末、日次) 1,800 日経平均株価(単位:円)(左軸) 1,600 TOPIX(右軸) 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 10,000 800 8,000 11/12 12/12 13/12 600 14/12 (年/月) 【10年国債の利回りの推移】 (%) 1.2 ●市場データ 日経平均株価(単位:円) 株式 TOPIX JPX日経インデックス400 債券 10年国債利回り 12月末 11月末 17,459.85 ▲0.05% 1,407.51 1,410.34 ▲0.20% 12,768.42 12,835.53 ▲0.52% 0.330% 0.420% ▲0.090 ※債券の騰落率は利回りの変化幅 ※数値は小数点第3位を四捨五入して表示 日本10年国債利回り 1 月間 騰落率 17,450.77 (2011年12月末~2014年12月末、日次) 0.8 0.6 0.4 0.2 11/12 12/12 13/12 14/12 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 今後の見通し 国内株式市場は、海外経済の減速懸念などを背景としたリスク回避の高まりなどで一時的に弱含む局面はあるものの、一方で衆 議院選挙での与党勝利を受けて成長戦略や改革に向けた動きが加速すると見られることや、円安進行に伴う企業業績の上方修正 への期待、公的年金の買いなど需給面での好材料が引き続き相場の下支え要因となることから、当面は底堅い推移となる見込み です。 国内債券市場は、日銀の国債買いオペによる国債需給の引き締まりなどが市場を下支えするものの、一方で国債格下げリスクが 意識され続けることや、高値警戒感からの利益確定売りも想定されることから、国内金利は当面横ばい圏で推移すると見込みます。 先行きは、現実の物価動向を踏まえた日銀の金融政策動向や消費税率再引き上げの先送りによる財政再建の動向などを見極め つつ、成長とインフレに見合った適正な金利水準を模索する展開となると見ています。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/6 ご参考資料 米 国 【米小売売上高と鉱工業生産指数の推移】 前月の振り返り (2009年12月~2014年11月、月次) (億米ドル) ●経済について 11月の米小売売上高は前月比+0.7%と今年3月以来の大幅な伸 びとなりました。消費者信頼感の回復と原油価格の下落が個人 消費を押し上げ、年末商戦も好調な滑り出しとなりました。また11 月の鉱工業生産も前月比+1.3%と2010年5月以来の大幅な伸び を記録するなど、生産も順調に拡大しています。 5,000 120 小売売上高(左軸) 4,500 110 鉱工業生産指数(右軸) 4,000 100 3,500 90 ●金融市場について 【株式】NYダウは、横ばい推移となりました。 12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)において利上げに慎重 な姿勢が示されたことや、2014年7-9月期の米実質GDP(国内総 生産)成長率の上方修正などを好感し、一時史上最高値となる 18,000米ドル台に上昇しましたが、月末にかけてはギリシャ政局 不安などを背景に上値が重い展開となりました。 【債券】米10年国債利回りは、概ね横ばい推移となりました。 低インフレの長期化観測や米株安、ロシア・ルーブルの急落など を受けて、一時約1年6ヵ月ぶりに2.0%台に低下しました。その後、 FRB(米連邦準備制度理事会)によるフォワード・ガイダンス(将 来の金融政策指針)の修正などを受けて2.2%台に上昇したもの の、月末にはギリシャ政局不安などから2.1%台に低下しました。 【為替】米ドル/円は、円安・米ドル高となりました。 米雇用統計などを受けて月前半には121円台後半まで上昇した ものの、原油相場の下落や株安、ロシア・ルーブルの急落などを 背景に、中旬には116円台にまで下落しました。その後は米株高 などを受けて再び米ドルが買われ、120円台に上昇しました。 ●市場データ NYダウ(単位:米ドル) 12月末 11月末 17,823.07 17,828.24 3,000 09/12 11/12 80 13/12 (年/月) 12/12 【株価の推移】 22,000 20,000 (2011年12月末~2014年12月末、日次) 2,200 NYダウ(単位:米ドル)(左軸) S&P500(右軸) 2,000 18,000 1,800 16,000 1,600 14,000 1,400 12,000 1,200 10,000 11/12 月間 騰落率 12/12 13/12 1,000 14/12 (年/月) 【10年国債の利回りの推移】 (2011年12月末~2014年12月末、日次) ▲0.03% 株式 10/12 (%) S&P500 2,058.90 2,067.56 ▲0.42% 3.5 債券 10年国債利回り 2.171% 2.164% 0.007 3 為替 米ドル/円 120.55 118.23 1.96% 2.5 ※債券の騰落率は利回りの変化幅、為替の単位は円 今後の見通し 米株式市場は、米企業収益の伸び率鈍化や原油安によるエネ ルギー株の低迷などが相場の重石となるものの、一方で相対的 な米経済の安定に対する信頼感や米長期金利が低位で安定的 に推移することが市場心理を下支えすることから、当面は現状水 準を中心としたもみ合い推移を見込みます。 米債券市場は、米国の景気回復基調が続くことや、FRBによる今 年半ば以降の利上げ開始が意識されるものの、一方で原油安や 欧州金利の低下基調に加え、インフレ指標の落ち着きを受けて 米金利の上昇余地も限定的と見られることから、当面は現状水 準を中心としたもみ合い推移を見込みます。 米ドル/円は、日本の貿易赤字の長期化などの構造要因に加え、 日米金融政策の方向性の違いや停滞する日本景気と堅調な米 景気を背景とした円安・米ドル高基調は持続するものと見込みま す。短期的には、米国の利上げが徐々に意識されるものの、一 方で原油安などを背景にロシア・ルーブルなど新興国通貨の先 行き不透明感などからリスク回避の円買戻しの動きも想定される ことから、一定範囲内のもみ合い推移を見込みます。 米10年国債利回り 2 1.5 1 11/12 12/12 13/12 14/12 (年/月) 【為替の推移(対円)】 (円) (2011年12月末~2014年12月末、日次) 130 120 米ドル 110 100 90 80 70 11/12 12/12 13/12 14/12 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 2/6 ご参考資料 欧 州/オーストラリア 前月の振り返り ●市場データ ●経済について<欧州> 12月のユーロ圏総合PMI(購買担当者指数)速報値は51.7と、1年 4ヵ月ぶりの低水準だった前月の51.1から小幅に回復したものの、 依然低い水準で推移しています。 株式 12月末 月間 騰落率 11月末 ドイツ DAX 9,805.55 9,980.85 ▲1.76% 英国 FTSE100 6,566.09 6,722.62 ▲2.33% 豪 S&P ASX200 5,411.00 5,313.00 1.84% ドイツ10年国債利回り 0.541% 0.700% ▲0.159 豪10年国債利回り 2.739% 3.026% ▲0.287 ユーロ/円 146.54 147.20 ▲0.45% 英ポンド/円 187.03 185.73 0.70% 98.07 100.71 ▲2.62% 債券 ●金融市場について <欧州> 【株式】ドイツDAX指数は、ギリシャ政局不安やロシア・ルーブル の急落などでリスク回避姿勢が強まったほか、原油安によるエネ ルギー関連株が重石となり、下落しました。 【債券】ドイツ10年国債利回りは、ギリシャ政局不安や原油安を背 景としたロシア・ルーブル急落などからリスク回避の動きが強まっ たほか、ECB(欧州中央銀行)の量的金融緩和強化への期待か ら、過去最低水準である0.5%台に低下しました。 【為替】ユーロ/円は、ECBが追加金融緩和を見送ったことを受け て一時ユーロが買い戻されたものの、ギリシャ政局不安への警 戒感の高まりに加え、第2回目の長期資金供給オペに対する応 札が低調となり、追加金融緩和への期待が高まったことなどが重 石となり、146円台に下落しました。 為替 豪ドル/円 ※債券の騰落率は利回りの変化幅、為替の単位は円 【株価の推移】 11,000 9,000 (2011年12月末~2014年12月末、日次) ドイツ 英国 オーストラリア 7,000 <オーストラリア> 【株式】S&P ASX200指数は、商品相場の下落や中国経済に対す る懸念などから一時約10ヵ月ぶりの安値水準に下落したものの、 原油相場の下落がやや一服したことを好感し、持ち直す展開とな りました。 【債券】豪10年国債利回りは、2014年7-9月期の豪実質GDP成長 率が伸び悩んだことや、中国経済への懸念、商品相場の下落な どを受けて、2.7%台前半に低下しました。 【為替】豪ドル/円は、円高・豪ドル安となりました。 5,000 3,000 11/12 12/12 <欧州> 欧州株式市場は、ユーロ圏内の景気減速懸念や欧州企業の業 績悪化への警戒感などが引き続き相場の重石となるものの、 ECBによる量的金融緩和策への強い期待感などが下支えとなる ことから、現状水準を中心としたもみ合い推移を見込みます。 欧州(ドイツ)債券市場は、ECBによる量的金融緩和強化への期 待が下支えするものの、一方でギリシャ政局不安や債務国の財 政問題などへの警戒感が根強く残ることから、現状水準を中心と したもみ合い推移を見込みます。 ユーロ/円は、域内の高水準の経常黒字がユーロを下支えするも のの、ギリシャ政局不安や原油安を背景とした新興国通貨をめぐ る不透明感や、ECBによる量的金融緩和強化への期待が根強い ことから、一定範囲内のもみ合い推移を見込みます。 <オーストラリア> 豪株式市場は、当面はもみ合い推移を見込みます。 豪債券市場は、豪景気は概ね底堅く推移するものの、中国景気 や資源価格の先行き不透明感がくすぶり続けること、RBA(オー ストラリア準備銀行)の低金利政策の継続方針などから、現状水 準を中心としたもみ合い推移を見込みます。 豪ドル/円は、豪景気は概ね底堅く推移しているものの、中国の 景気減速懸念や資源価格の先行き不透明感がくすぶり続けるこ となどから、現状水準を中心としたもみ合い推移を見込みます。 14/12 (年/月) ※ドイツ:DAX指数、英国:FTSE100指数、オーストラリア:S&P ASX200指数 【10年国債の利回りの推移】 (2011年12月末~2014年12月末、日次) (%) 今後の見通し 13/12 6.0 5.0 ドイツ オーストラリア 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 11/12 12/12 13/12 14/12 (年/月) 【為替の推移(対円)】 (円) 200 180 160 140 120 100 80 60 11/12 (2011年12月末~2014年12月末、日次) ユーロ 英ポンド 豪ドル 12/12 13/12 14/12 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 3/6 ご参考資料 新 興 国 ●市場データ 前月の振り返り ●経済について 中国では11月分の経済指標が総じて低調となったほか、12月の 製造業PMIも前月比で続落するなど景気減速傾向が続きました。 このようななか、金融市場では中国政府が2015年の成長率目標 を引き下げるとの見方が広まりました。 中国 上海総合指数 12月末 11月末 月間 騰落率 3,234.68 2,682.84 20.57% インド ムンバイ SENSEX指数 27,499.42 28,693.99 ▲4.16% 南アフリカ FTSE/JSE アフリカ 全株指数 49,770.60 49,911.37 ▲0.28% ブラジル ボベスパ指数 50,007.41 54,724.00 ▲8.62% インドネシア国債利回り 7.489% 7.245% 0.244 株式 ●金融市場について 【株式】 トルコ国債利回り 8.020% 7.560% 0.460 新興国株式は、まちまちとなりました。 債券 南アフリカ国債利回り 7.188% 6.711% 0.477 ・上海総合指数は、追加金融緩和や政府によるインフラ整備へ の期待を背景に2010年1月以来の高値で引けました。 ブラジル国債利回り 13.078% 12.393% 0.685 ・インド株式は、貿易赤字拡大による通貨安の進行や新政権によ インド・ルピー 1.91 1.93 ▲1.04% る経済改革の先行き不安などを背景に下落しました。 ・南アフリカ株式は、原油価格などを商品相場の下落や中国の インドネシア・ルピア 0.97 0.98 ▲1.02% 軟調な経済指標などを嫌気して、資源株が売られ、小幅に下落し トルコ・リラ 52.01 53.52 ▲2.82% ました。 為替 ・ブラジル株式は、原油相場の下落や汚職問題などを嫌気して メキシコ・ペソ 8.17 8.57 ▲4.67% 国営石油会社の株式が大幅に売られたことなどから、下落しまし 南アフリカ・ランド 10.38 10.76 ▲3.53% た。 【債券】 ブラジル・レアル 44.52 46.69 ▲4.65% 新興国の国債利回りは、上昇しました。 ※国債利回りは2年国債利回りを使用、ただし南アフリカは4年国債利回り ・インドネシア国債利回りは、対米ドルで通貨ルピアが一時急落 を使用 したことが嫌気され、上昇しました。 ※債券の騰落率は利回りの変化幅、為替の単位は円 ・トルコ国債利回りは、国内の政情不安を嫌気したことや、通貨 ※インドネシア・ルピアは100ルピア当たりのデータ 安により利下げ観測が後退したことなどから、上昇しました。 ※数値は小数点第3位を四捨五入して表示 ・南アフリカ国債利回りは、原油相場の下落やロシア経済への懸 【為替の推移(対円)】 念などからリスク回避の動きが強まり、上昇しました。 ・ブラジル国債利回りは、原油安などを嫌気したことや、インフレ (2011年12月末~2014年12月末、日次) 170 の高止まりで金融引き締めが続くとの観測が強まったことから、 上昇しました。 160 インド・ルピー 【為替】 150 インドネシア・ルピア 新興国の通貨は、下落しました。 140 ・インド・ルピーは、11月の貿易赤字が1年半ぶりの高水準となっ トルコ・リラ 130 たことが嫌気され、下落しました。 120 メキシコ・ペソ ・インドネシア・ルピアは、原油など国際商品市況の急落を背景 110 南アフリカ・ランド に外国人投資家の売りが加速し、下落しました。 100 ブラジル・レアル ・トルコ・リラは、反体制派メディアの幹部拘束に関する大統領発 90 言などを嫌気し、下落しました。 80 ・メキシコ・ペソは、原油安を嫌気したことや米国の利上げに関す 70 る警戒感の高まりを受け、下落しました。 11/12 12/12 13/12 14/12 ・南アフリカ・ランドは、中国の景気減速懸念や商品相場の下落、 (年/月) 国債格下げへの警戒感などから、下落しました。 ※グラフ開始日を100として指数化 ・ブラジル・レアルは、先行きの経済見通しの悪化やブラジル中 央銀行の為替介入プログラムに関する不透明感などから、下落 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 しました。 今後の見通し 新興国通貨は、対円では上値の重い展開が見込まれます。また、総じて対米ドルで数年来の安値圏にあるものの、原油価格は依 然として底打ち感に乏しいこと、ロシア・ルーブルも不安定な動きが続いていることなどから、投資家のリスク選好が強まるには時間 がかかる模様です。今月下旬に予定されているギリシャ総選挙で急進左派政権が誕生するとの観測も重石となりそうです。新興国 債券市場では、原油安によるインフレ鈍化で利下げ余地が拡大した国がある一方、通貨安によるインフレ高止まりに苦しむ国があ り、まちまちの展開となりそうです。新興国株式市場は欧米市場の動きをにらみつつ、もみ合い推移が続くと見ています。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 4/6 ご参考資料 R E I T 市 場 ●市場データ 前月の振り返り ●J-REIT J-REIT市場は、上昇しました。 月前半には円安・株高などを背景に1,881ポイントまで上昇しまし た。その後は株安などを背景に一時下落したものの、日銀のJREIT買入れや長期金利の低下、株価の反発などを受けて持ち直 す展開となり、2007年12月以来、約7年ぶりの高値となる1,897ポ イントに上昇しました。 12月末 J-REIT 東証REIT指数 月間 騰落率 11月末 1,897.92 1,826.72 3.90% 253.81 252.88 0.37% 海外REIT S&P先進国REIT指数 ※いずれも配当なしベース ※S&P先進国REIT指数は除く日本、米ドルベースを使用 【REIT指数の推移】 ●海外REIT 海外REIT市場は、小幅に上昇しました。 米REIT市場は、FOMCにおいて当面利上げに対する慎重な姿勢 が示されたことを好感し、上昇しました。欧州REIT市場は、ECB の追加金融緩和観測が下支えしたものの、ギリシャ政局不安な どを受けて各国まちまちとなりました。 2,000 (2011年12月末~2014年12月末、日次) 400 1,500 300 1,000 500 11/12 200 J‐REIT(左軸) 海外REIT(右軸) 12/12 100 14/12 13/12 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 今後の見通し ●J-REIT J-REIT市場は、国内長期金利が低位で推移するなか、利回り面でみたJ-REITの相対的な魅力度は引き続き高いものと考えていま す。不動産市況は、オフィス空室率の低下や基準地価の上昇など様々な指標において地価の底打ちが確認されており、当面、改 善傾向は続くものと思われます。今後は、政府・日銀の政策効果による不動産市況の一層の改善が想定される環境下、日銀の追 加金融緩和においてJ-REITの買い入れ枠が拡大されたことや、相対的に高いJ-REITの投資魅力度に着目する見方は依然強いこ となどから、J-REIT市場は引き続き底堅い展開を見込みます。 ●海外REIT 海外REIT市場は、先行きの利上げ観測や原油安などを背景にリスク回避の動きが根強いことからもみあい推移を見込みます。米 REIT市場は、景気指標は堅調な一方、先行きの利上げも次第に意識されてくることから、もみ合い推移を見込みます。欧州REIT市 場は、ECBによる量的金融緩和強化への期待が下支えするものの、ロシア情勢などが重石となって、もみ合う展開を見込みます。 コ モ デ ィ テ ィ 市 場 【コモディティ価格の推移】 ●原油市場 大幅に下落しました。 世界景気の減速懸念や、OPEC(石油輸出国機構)やIEA(国際 エネルギー機関)による需要見通しの引き下げなどから、先行き の需給の緩みを警戒した売りが加速し、大幅に下落しました。 ●金市場 金相場は、上昇しました。 世界的な株安などリスク回避の動きが強まり、逃避資産としての 金先物への買いが優勢となり、月間では小幅に上昇しました。 (2011年12月末~2014年12月末、日次) (米ドル/バレル) (米ドル/トロイオンス) 120 2,000 100 1,600 80 1,200 800 60 原油(左軸) 40 11/12 12/12 金(右軸) 13/12 400 14/12 (年/月) ※原油:ニューヨーク・マーカンタイル取引所 WTI*先物価格、 金:ニューヨーク・マーカンタイル取引所 先物価格 *WTI:ウエスト・テキサス・インターミディエート (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 5/6 ご参考資料 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融 商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動 します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に 帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、 証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。 また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは 保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは 公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 6/6
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