ご参考資料 マンスリーレポート 2015年2月4日 2015年2月号 日 本 【景気ウォッチャー調査の推移】 前月の振り返り (2010年1月~2014年12月、月次) ●経済について 70 12月の景気ウォッチャー調査の現状判断DIは、前月比+3.7ポイ ントの45.2となり、5ヵ月ぶりに上昇しました。円安による訪日外国 人増加に伴うインバウント消費需要の増加から小売業などの景 況感が改善しています。 また、先行き判断DIも前月比+2.7ポイントの46.7と7ヵ月ぶりに上 昇しました。依然として円安を受けた原材料価格上昇への懸念 が根強いものの、原油価格の下落を受けたガソリン等のエネル ギーコスト低下への期待などが改善に寄与しています。 60 50 40 先行き判断指数 20 10/1 ●金融市場について 【株式】 日経平均株価は、上昇しました。 月前半には原油価格の急落を背景とした海外株式の下落やギリ シャのユーロ離脱観測の再燃などからリスク回避志向が強まり、 一時16,000円台に下落しましたが、後半にはECB(欧州中央銀 行)の国債購入による量的金融緩和拡大などを受けて投資家心 理が改善し、17,600円台に持ち直す展開となりました。 【債券】 10年国債利回りは、低下しました。 日本銀行(以下、日銀)の買いによる国債需給の逼迫に加えて、 原油安を背景とした先行きのインフレ率低下観測などを受けて、 一時過去最低水準となる0.20%まで低下しました。 現状判断指数 30 11/1 12/1 13/1 14/1 (年/月) 【株価の推移】 (2012年1月末~2015年1月末、日次) 1,800 20,000 日経平均株価(単位:円)(左軸) 18,000 1,600 TOPIX(右軸) 16,000 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 10,000 800 8,000 12/1 13/1 14/1 600 15/1 (年/月) 【10年国債の利回りの推移】 (%) (2012年1月末~2015年1月末、日次) 1.3 ●市場データ 日経平均株価(単位:円) 株式 TOPIX JPX日経インデックス400 債券 10年国債利回り 1月末 12月末 17,674.39 17,450.77 1.28% 1,415.07 1,407.51 0.54% 12,830.17 12,768.42 0.48% 0.275% 0.330% ▲0.055 ※債券の騰落率は利回りの変化幅 ※数値は小数点第3位を四捨五入して表示 日本10年国債利回り 1.1 月間 騰落率 0.9 0.7 0.5 0.3 0.1 12/1 13/1 14/1 15/1 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 今後の見通し 国内株式市場は、海外経済の減速やギリシャ政局不安によるリスク回避の高まりなどを受けて一時的に上値が重くなる局面は想 定されるものの、原油安などを背景とした国内景気の回復期待、円安進行に伴う企業業績の上方修正期待、日銀や公的年金の買 いなど需給面での好材料が引き続き相場の下支え要因となることから、当面は底堅い推移となる見込みです。 国内債券市場は、日銀の国債買いオペによる国債需給の引き締まりなどが市場を下支えするものの、早期追加金融緩和観測の 後退などを受けて利益確定売りも想定されることから、国内金利は当面もみ合い推移となる見込みです。先行きは、現実の物価動 向を踏まえた日銀の金融政策動向や消費税率再引き上げの先送りによる財政再建の動向などを見極める展開となると見ています。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/6 ご参考資料 米 国 【米雇用統計の推移】 前月の振り返り (2010年1月~2014年12月、月次) ●経済について 12月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+25.2万人と なり、11ヵ月連続で20万人を上回るなど順調に増加しています。 また失業率も前月比0.2%改善の5.6%となり、2008年6月以来の 低水準となりました。一方で、時間当たり賃金が前月比で減少す るなど雇用者数の伸びが必ずしも賃金上昇に結びついていない 姿が浮き彫りとなりました。 ●金融市場について 【株式】NYダウは、下落しました。 ECBの量的金融緩和拡大を好感したものの、ギリシャ政局不安、 原油価格の下落などを受けてリスク回避姿勢が強まったことや、 低調な2014年10-12月期米企業決算、10-12月期の米実質GDP (国内総生産)成長率の伸び悩みなどを受けて先行き不透明感 が強まり、下落しました。 【債券】米10年国債利回りは、低下しました。 原油価格の下落やギリシャ政局不安などでリスク回避志向が強 まったことや、ECBの量的金融緩和拡大などを受けて、約1年9ヵ 月ぶりの低水準となる1.6%台半ばに低下しました。 【為替】米ドル/円は、円高・米ドル安となりました。 米長期金利の急低下や日米株式の下落、スイス中央銀行による 対ユーロでのスイス・フランの上限の撤廃などから円が買い戻さ れ、一時約2ヵ月ぶり安値となる116円台半ばに下落、その後118 円台に持ち直す展開となりました。 12 ●市場データ 1月末 NYダウ(単位:米ドル) 17,164.95 12月末 17,823.07 10 40 8 20 6 0 4 10/1 2,000 18,000 1,800 16,000 1,600 14,000 1,400 12,000 1,200 10,000 13/1 14/1 1,000 15/1 (年/月) 【10年国債の利回りの推移】 (%) 3.5 2,058.90 ▲3.10% 債券 10年国債利回り 1.641% 2.171% ▲0.531 3 為替 米ドル/円 118.25 120.55 ▲1.91% 2.5 米株式市場は、米企業収益の頭打ちや原油安によるエネルギー 株の低迷などが相場の重石となるものの、米国の景気回復に対 する信頼感や米長期金利が低位で安定的に推移することが市場 心理を下支えすることから、当面は現状水準を中心としたもみ合 い推移を見込みます。 米債券市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げが徐々 に意識されるものの、米国のインフレが落ち着いていることや、 ECBの量的金融緩和拡大による欧州金利の低下基調などを受 けて、当面は現状水準を中心としたもみ合い推移を見込みます。 米ドル/円は、日本の貿易赤字の長期化などの構造要因に加え、 日銀の追加金融緩和観測と米国の利上げ観測に見られる日米 金融政策の方向性の違いや日米景況感格差を背景とした円安・ 米ドル高基調は中期的には持続するものと見込みます。短期的 には、ECBの量的金融緩和拡大などを受けて対ユーロで米ドル が堅調に推移すると見られるものの、ギリシャ政局不安や原油 安などを背景としたリスク回避目的の円買戻しなども想定され、 一定範囲内でのもみ合い推移を見込みます。 -20 14/1 (年/月) 13/1 NYダウ(単位:米ドル)(左軸) S&P500(右軸) 20,000 1,994.99 今後の見通し 12/1 (2012年1月末~2015年1月末、日次) 2,200 22,000 ▲3.69% ※債券の騰落率は利回りの変化幅、為替の単位は円 11/1 【株価の推移】 月間 騰落率 株式 60 非農業部門雇用者数 (右軸) 失業率(左軸) 12/1 S&P500 (万人) (%) (2012年1月末~2015年1月末、日次) 米10年国債利回り 2 1.5 1 12/1 13/1 14/1 15/1 (年/月) 【為替の推移(対円)】 (円) 130 120 (2012年1月末~2015年1月末、日次) 米ドル 110 100 90 80 70 12/1 13/1 14/1 15/1 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 2/6 ご参考資料 欧 州/オーストラリア 前月の振り返り ●市場データ ●経済について<欧州> 11月のユーロ圏鉱工業生産指数は前月比+0.2%と3ヵ月連続で プラスとなりました。原油安が個人の消費需要拡大につながり、 消費財の生産などが伸びています。国別ではフランスが2ヵ月連 続でマイナス、ドイツが10-11月で概ね堅調な推移、イタリアが3ヵ 月ぶりにプラスに転じるなど各国まちまちな動きとなっています。 ●金融市場について <欧州> 1月末 ドイツ DAX 株式 12月末 月間 騰落率 10,694.32 9,805.55 9.06% 英国 FTSE100 6,749.40 6,566.09 2.79% 豪 S&P ASX200 5,588.32 5,411.02 3.28% ドイツ10年国債利回り 0.302% 0.541% ▲0.239 豪10年国債利回り 2.443% 2.739% ▲0.296 ユーロ/円 133.88 146.54 ▲8.64% 英ポンド/円 178.29 187.03 ▲4.67% 92.06 98.07 ▲6.13% 債券 【株式】ドイツDAX指数は、ギリシャ政局不安やユーロ離脱をめぐ る不透明感を背景に一時下落したものの、ECBによる国債購入を 通じた量的金融緩和拡大を好感し、連日過去最高値を更新する など堅調に推移しました。 【債券】ドイツ10年国債利回りは、ギリシャ政局不安や原油安を背 景にリスク回避の動きが強まったほか、ECBによる国債購入を通 じた量的金融緩和拡大の決定、1月のユーロ圏消費者物価指数 の低下などを受けて、過去最低水準に低下しました。 【為替】ユーロ/円は、ユーロ圏の消費者物価指数下落やスイス 中央銀行による対ユーロでのスイス・フランの上限撤廃に加え、 ECBが国債購入による量的金融緩和拡大を決定したことを受け てユーロ安が進み、一時2013年9月以来、約1年4ヵ月ぶりの安値 となる131円台前半に下落しました。 為替 豪ドル/円 ※債券の騰落率は利回りの変化幅、為替の単位は円 【株価の推移】 英国 オーストラリア 9,000 7,000 【株式】S&P ASX200指数は、商品価格の下落を嫌気したものの、 ECBやカナダの金融緩和の動きを受けて、RBA(オーストラリア準 備銀行)による追加利下げ観測が高まり、上昇しました。 【債券】豪10年国債利回りは、原油や鉄鉱石などの商品価格の 下落やRBAの追加利下げ観測の高まりなどを受けて、過去最低 水準である2.4%台半ばに低下しました。 【為替】豪ドル/円は、円高・豪ドル安となりました。 5,000 <欧州> 欧州株式市場は、ユーロ圏内の景気減速懸念や欧州企業の業 績悪化への警戒感などが引き続き相場の重石となるものの、 ECBによる量的金融緩和拡大やユーロ安による企業業績の改善 期待などが下支えとなることから、底堅い推移を見込みます。 欧州(ドイツ)債券市場は、ECBによる量的金融緩和拡大などが 下支えとなるものの、一方でマイナス金利が広がるなか、更なる 金利低下余地も限定的と見られることから、現状水準を中心とし たもみ合い推移を見込みます。 ユーロ/円は、ユーロ圏の高水準の経常黒字などが下支えとなる ものの、ギリシャ政局不安、原油安を背景としたリスク回避の動 きがくすぶり続けることや、ECBによる量的金融緩和拡大がユー ロ安要因となることから、上値が重い展開を見込みます。 <オーストラリア> 豪株式市場は、もみ合い推移を見込みます。 豪債券市場は、豪景気は概ね底堅く推移しているものの、中国 景気や資源価格の先行き不透明感がくすぶり続けることや、RBA の追加利下げ観測の高まりなどを受けて、現状水準を中心とした もみ合い推移を見込みます。 豪ドル/円は、豪景気は概ね底堅く推移しているものの、中国景 気や商品市況の先行き不透明感やRBAの追加利下げ観測の高 まりなどから、上値が重い展開を見込みます。 ドイツ 11,000 <オーストラリア> 今後の見通し (2012年1月末~2015年1月末、日次) 13,000 3,000 12/1 13/1 14/1 15/1 (年/月) ※ドイツ:DAX指数、英国:FTSE100指数、オーストラリア:S&P ASX200指数 【10年国債の利回りの推移】 (2012年1月末~2015年1月末、日次) (%) 6.0 ドイツ 5.0 オーストラリア 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 12/1 13/1 14/1 15/1 (年/月) 【為替の推移(対円)】 (2012年1月末~2015年1月末、日次) (円) 200 180 160 140 120 100 80 60 12/1 ユーロ 英ポンド 豪ドル 13/1 14/1 15/1 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 3/6 ご参考資料 新 興 国 ●市場データ 前月の振り返り ●経済について 中国 上海総合指数 中国の2014年10-12月期実質GDP成長率は前年同期比+7.3%と なり、減速するとの予想に反して7-9月期と同水準の伸びとなりま した。2014年通年は前年比+7.4%となり、2013年の同+7.7%から 減速しました。 12月末 月間 騰落率 3,210.36 3,234.68 ▲0.75% インド ムンバイ SENSEX指数 29,182.95 27,499.42 6.12% 南アフリカ FTSE/JSE アフリカ 全株指数 51,266.81 49,770.60 3.01% ブラジル ボベスパ指数 46,907.68 50,007.41 ▲6.20% インドネシア国債利回り 6.767% 7.489% ▲0.722 トルコ国債利回り 6.890% 8.020% ▲1.130 南アフリカ国債利回り 6.434% 7.188% ▲0.754 12.540% 13.078% ▲0.538 株式 ●金融市場について 【株式】 ・上海総合指数は昨年来高値を更新する場面があったものの、 企業業績の悪化懸念や中国当局による信用取引検査への警戒 感から下落しました。 ・インド株式は、政策金利の引き下げやIMF(国際通貨基金)によ るGDP成長率見通し引き上げが好感され、上昇しました。 ・南アフリカ株式は、ECBの量的金融緩和拡大を好感したことや、 通貨ランド安を好感して金鉱株などが買われ、堅調に推移しまし た。 ・ブラジル株式は、原油価格の下落や格下げにより国営石油会 社株が売られたこと、中国の景気減速懸念などを嫌気して、下落 しました。 【債券】 ・インドネシア国債利回りは、原油安による先行きのインフレ鎮静 化や、金融緩和への転換を織り込む形で低下しました。 ・トルコ国債利回りは、6ヵ月ぶりに政策金利が引き下げられたこ とや先行きの追加利下げ観測などを受け、低下しました。 ・南アフリカ国債利回りは、ECBの量的金融緩和拡大の発表や足 もとのインフレ率の低下などを好感して、低下しました。 ・ブラジル国債利回りは、ECBの量的金融緩和拡大やブラジル政 府の財政健全化への動きを好感した買いが入り、低下しました。 【為替】 ・インド・ルピーは、インド準備銀行が金融緩和に踏み切ったこと で先行きの景気回復が加速するとの期待が高まり、上昇しました。 ・インドネシア・ルピアは、債券市場への資金流入が続いた一方、 製造業景況感や貿易収支の悪化が重石となり、下落しました。 ・トルコ・リラは、12月のインフレ率の伸びが鈍化したことや、政策 金利の引き下げなどを受けて、下落しました。 ・メキシコ・ペソは、世界経済の先行き不透明感や原油安を嫌気 してリスク回避姿勢が強まり、下落しました。 ・南アフリカ・ランドは、国営電力会社が電力の供給量削減の可 能性を示唆したことなどを嫌気し、下落しました。 ・ブラジル・レアルは、先行きのインフレ率上昇見通しが強まった ことやブラジル中央銀行の3会合連続利上げなどを受けて、上昇 しました。 1月末 債券 ブラジル国債利回り インド・ルピー 1.93 1.91 1.05% インドネシア・ルピア 0.95 0.97 ▲2.06% 48.92 52.01 ▲5.94% 7.99 8.17 ▲2.20% 南アフリカ・ランド 10.25 10.38 ▲1.25% ブラジル・レアル 45.40 44.52 1.98% トルコ・リラ 為替 メキシコ・ペソ ※国債利回りは2年国債利回りを使用、ただし南アフリカは4年国債利回り を使用 ※債券の騰落率は利回りの変化幅、為替の単位は円 ※インドネシア・ルピアは100ルピア当たりのデータ ※数値は小数点第3位を四捨五入して表示 【為替の推移(対円)】 (2012年1月末~2015年1月末、日次) 160 150 インド・ルピー 140 インドネシア・ルピア 130 トルコ・リラ 120 メキシコ・ペソ 110 南アフリカ・ランド 100 ブラジル・レアル 90 80 70 12/1 13/1 14/1 15/1 (年/月) ※グラフ開始日を100として指数化 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 今後の見通し 新興国通貨はECBが大規模な国債購入を含む量的金融緩和拡大を決定したこと、米国の利上げ後ずれ観測がやや高まったこと が下支え要因になる見込みですが、原油や商品市況の低迷が続くなか、資源輸出国通貨と同輸入国通貨で2極化の様相が強まり そうです。一方、一部の高インフレ国を除き総じてインフレ率が鈍化傾向にあり、新興国債券は底堅い推移が見込まれます。新興 国株式は1月同様、原油安によるファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の改善期待の高い国の市場が人気化する展開を予想し ます。ただし、ギリシャ新政権とEU(欧州連合)等の債務減免交渉や、ロシア・ウクライナ情勢の再緊迫化などリスク要因もあるため、 振れ幅が大きくなる局面もありそうです。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 4/6 ご参考資料 R E I T 市 場 前月の振り返り ●J-REIT 東証REIT指数は、小幅に下落しました。 原油価格の下落等を受けた世界的なリスク回避の動きが意識さ れる場面もありましたが、東京都心オフィス賃貸市況が改善傾向 にあるなか、相対的に高い配当金利回りや国内金利の低下など を背景に堅調な推移が続き、一時2007年12月以来の高値水準と なる1,990ポイントまで上昇しました。月末にかけては長期金利の 低下一服を受けて、前月末からの上昇幅を縮小する展開となり ました。 ●市場データ 1月末 J-REIT 東証REIT指数 1,886.51 1,897.92 ▲0.60% 268.16 253.81 5.65% 海外REIT S&P先進国REIT指数 月間 騰落率 12月末 ※いずれも配当なしベース ※S&P先進国REIT指数は除く日本、米ドルベースを使用 【REIT指数の推移】 (2012年1月末~2015年1月末、日次) 400 2,500 ●海外REIT 海外REIT市場は、上昇しました。 米REIT市場は、世界的なリスク回避の動きが強まるなか米金利 が低下したことなどを好感し、上昇しました。欧州REIT市場も、 ECBによる国債購入を通じた量的金融緩和拡大を受けて欧州金 利が低下したことなどを好感し、上昇しました。 2,000 300 1,500 200 J‐REIT(左軸) 1,000 海外REIT(右軸) 0 15/1 500 12/1 13/1 100 14/1 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 今後の見通し ●J-REIT J-REIT市場は、国内長期金利が低位で推移するなか、利回り面でみたJ-REITの相対的な魅力度は引き続き高いものと考えていま す。不動産市況は、中古マンション市況の改善やオフィス空室率の低下、基準地価の上昇など様々な指標において地価の底打ち が確認されており、当面、改善傾向は続くものと思われます。今後は、政府・日銀の政策効果による不動産市況の一層の改善が想 定される環境下、日銀の追加金融緩和においてJ-REITの買い入れ枠が拡大されたことや、相対的に高いJ-REITの投資魅力度に 着目する見方は依然根強いことなどから、J-REIT市場は引き続き底堅い展開を見込みます。 ●海外REIT 海外REIT市場は、原油安などを背景に世界的なディスインフレ傾向が続き、金利も低位で推移するとみられることから、底堅い推 移が続くと見ています。米REIT市場は、低インフレを背景に金利が安定的に推移すると見られることから、底堅い推移を見込みます。 欧州REIT市場は、ギリシャ情勢などが重石となるものの、ECBによる量的金融緩和拡大が下支えし、底堅い展開を見込みます。 コ モ デ ィ テ ィ 市 場 【コモディティ価格の推移】 ●原油市場 大幅に下落しました。 石油輸出国機構(OPEC)が石油生産量を維持するとの見方が根 強く、世界経済の減速懸念や米原油在庫増加、米ドル高などを 背景に先行きの原油需給の緩みを意識した売りが続き、大幅に 下落しました。 ●金市場 金相場は、上昇しました。 米株式市場や原油価格の下落、スイス・フランを巡る為替市場の 混乱などを背景にリスク回避目的の資金が金に流入し、上昇しま した。 (米ドル/バレル) (2012年1月末~2015年1月末、日次) (米ドル/トロイオンス) 120 2,000 100 1,600 80 1,200 60 800 原油(左軸) 金(右軸) 40 12/1 13/1 400 15/1 14/1 (年/月) WTI*先物価格、 ※原油:ニューヨーク・マーカンタイル取引所 金:ニューヨーク・マーカンタイル取引所 先物価格 *WTI:ウエスト・テキサス・インターミディエート (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 5/6 ご参考資料 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融 商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動 します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に 帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、 証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。 また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは 保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは 公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 6/6
© Copyright 2024 ExpyDoc