第44号 2014 Vol.44 とく さん ひん おり もの 江南の特産品「織物」 を… とく さん ひん おり もの しら 江南の特産品「織物」をもっとくわしく調べるため に、 産業技術記念館に行きました。 ここは約100年 前に自動で動く織機が発明されたところです。 たく さんの展示物を目で見て、音を聞いて、質問をしま した。 みんなの後ろにあるのが世界でただ一台のゆめの 織機です。 幅の広い布を静かに作ることができます。 さん ぎょう ぎ じゅつ き ねん かん しょっ き てん じ ぶつ しょっ き はば ぬの しず こう さ ぬの 織物はたて糸と横糸を交差させて布にします。 まず糸作りを学習しました。 がく しゅう わた ・綿が糸になることが分かりました。 ・綿から種を取り、 ねじるようにしていました。 ・綿が植物からとれることを聞いてびっくりしました。 ・綿はさらさらしていました。 ・綿から糸を作るのにもいろいろな作業があり、おもしろい道 具を使っていました。 おりもの 織物 たね しょく ぶつ どう ぐ がい こく ゆ にゅう わた かる ・外国から輸入されてきた です。 軽くてふわっとした 「綿」 「綿」 ですが、 かためた物をさわったら、 とてもかたかったです。 いと き かい しん か ・糸を作る機械はだんだん進化して 一度にたくさんの仕事ができるよ うになっていきました。 ・説明を聞きながらさわることがで きたので、 とてもよくわかりました。 し ごと せつ めい 1 え ど これは江戸時代からよく使われ るようになった です。昔 「高機」 話の「つるの恩返し」 に出てきた 織機です。 たか ばた おん がえ しょっ き とよ だ さ きち もく せい じん りょくしょっ き 豊田佐吉は23歳の時、この木製人力織機を発明しまし た。高機との違いを、実演で教えてもらいました。両手 足を使って作業するのはすごいと思いました。 たか ばた たかばた 高機 き かい ちが じつ えん そう さ 機械は進化し、一人で何十台も操作できるようになっ たそうです。音の大きさにびっくりしましたが、 いろ いろ工夫しているんだなと思いました。 く ふう よこ いと そう にゅう もっ かん 横糸を挿入するためにシャトル (横糸を巻いた木管が 入った物)を利用しています。 そう にゅう よこ いと り 横糸を挿入するために水を利 用しています。 (ウォータージ ェット織機) 水の速さは目に見 えないくらいでした。 よう しょっ き そう にゅう よこ いと はや くう き 横糸を挿入するために空気を 利用しています。 (エアジェッ ト織機) うるさいくらいの音で した。写真のような布ができ ていました。 り よう しょっ き しゃ しん ・いろいろな布をさわれたので、 とてもおもしろかったです。 ・水や空気も利用しているのにはおどろきました。 ・布に絵や文字を入れることができるのはすごいと思いました。 ・ししゅうを作れる機械もありました。 ・私が着ているシャツの柄が織れる機械もありました。 ・最新の物ほど音が大きかったです。 ・機械のそばで、 動きを見ながら話が聞けたので楽しかっ たです。 ・つるの恩返しの機械で布を織ってみたいと思いました。 ・不良品を作らないための工夫もありました。 くう き り よう き かい き がら お おん がえ く ふう 2 れき し みん ぞく し りょう かん おり もの むかし しら 江南市歴史民俗資料館で織物(昔の道具)を調べてみよう ぶん か かい かん かい し せい しゅう ねん き ねん かい かん ここは江南市民文化会館の1階にあり、 市政30周年記念として昭和59年に開館し ました。昔の古文書や遺跡の出土品、 写真、 民具生活用具などを展示しています。 開館 9:00∼16:30 入館無料 TEL 0587 (55) 2391 昔の道具(織物)を調べて見よう むかし こ ぶん しょ い せき しゅつ ど ひん わた てん じ わた く ←綿の木と綿繰りの道具 (乾燥した綿の実から種 を取りのぞきます) かん そう 機織機→ (はたご) 民家の様子。 …。 奥に蚕の飼育棚が あります。 道具を使う写真や 絵があってわかり やすいです。 おく かいこ し いく だな ざ ぐり き ←座繰器 (糸引器) き かい おり もの せい さん 市内には、もっと大きな機械で織物を生産している工場がたくさんあります。 下の写真は飛高町の の工場内の様子です。 大きな音をひびかせなが 「吉田織物」 ら機械が休みなく動いていました。 こうして作られた織物が江南市から全国に 送られているのはすごいことだと思います。 ひ だか ちょう 3 み じか ざい りょう おり もの 身近な材料で織物をつくってみよう 1 丸いコースター 用意する物 段ボール、 ゴム通し、 毛糸 (たて糸) 、 布を裂いてひも状にしたもの (横糸) よこ いと ちょっ けい だん ① 段ボールを直径15センチくらいの円に切る とう ぶん えん しゅう ② 円周に図のように17等分の切れ目を入れる ま たて いと つ ③ 縦糸になる毛糸を巻き付ける さ いと ひと め ④ ゴム通しに裂き糸を通し、 中心から一目おきにすくって通していく うら めん き ぼう ちゅう おう ⑤ 希望の大きさになったら裏面の中央で毛糸を切る・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ とな あ むす さい ご ⑥ 隣り合う2本ずつ毛糸を結ぶ。 最後は3本で結ぶ ちょう ほう けい さん こう 2 長方形のコースター(参考) わくわくBOX 第44号 平成27年1月/年3回発行 4
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