県内の導入事例その2(PDF:287KB)

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分譲マンションにおいて太陽熱の利用を推進
-大和ハウス工業株式会社・大栄不動産株式会社-
越谷レイクタウンでは、最先端の環境共生のまちづくりが進められていま
す。今回事例の分譲マンションでは、全500戸分の給湯と床暖房のエネル
ギーの一部を補うために、太陽熱を利用し二酸化炭素(CO2)排出20%削
減に取り組んでおります。
屋上には、住宅用途として日本最大規模となる総面積約 950 ㎡の太陽熱パ
ネルを設置しているほか、熱の不足分を補助するガスボイラは共同で利用し
ています。(「太陽熱利用住棟セントラル・ヒーティングシステム」)
図 5-8
「太陽熱利用住棟セントラル・ヒーティングシステム」概念図
出典:大和ハウス工業株式会社ホームページ
分譲マンションに設置された、太陽熱利用住棟セントラル・ヒーティング
システムは、再生可能エネルギーで熱を作り、グリーン熱証書を発行できる
グリーン熱設備として日本初の認定を受け、二酸化炭素(CO2)削減効果な
どの環境付加価値を販売しています。
図 5-9
グリーン熱証書の流れ
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出典:大和ハウス工業株式会社ホームページ
ウ
バイオマスエネルギー
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木質バイオマス(間伐材や林地残材など)を利用した発電事業等
-秩父市・ちちぶバイオマス元気村発電所-
(秩父市)
秩父市は、市域の 87%を占める森林の保全と再生に取り組むため、平成
19年にレクリエーション施設の「吉田元気村」
(秩父市上吉田地内)に、100
kW 級では全国初の木質系バイオマスのガス化・ガスエンジン・コージェネ
レーション施設を整備しました。
間伐材などを原料とした木質チップをガス化し、ガスエンジンにより発電し
ます。電気は、「吉田元気村」へ供給されるほか、余剰電力は売電し、システ
ムから発生する熱は温水、温風に変換して利用しています。
また、発電に伴い発生する木炭灰(土壌改良剤などとして使用可)の販売も
行っています。
そのほか、バイオマスを使用した排水処理実験設備やBDF(バイオ・ディ
ーゼル燃料)を製造する「てんぷら油リサイクル工場」なども併設され、ちち
ぶバイオマス元気村発電所とともに、見学が可能です。再生可能エネルギーを
学ぶ場としても活用されています。
ガスエンジン
出典:秩父市ホームページ
図 5-10
ちちぶ元気村バイオマス発電所
図 5-11
ちちぶバイオマスてんぷら油リサイクル工場
出典:秩父市ホームページ
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エ
温度差エネルギー
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地中熱ヒートポンプ実証実験(春日部市)
春日部市は、「春日部市エコまちづくり計画」に基づき、地中熱を冷暖房や
給湯に利用することで光熱費を 5 割以上削減し、大幅な二酸化炭素(CO2)
排出量削減を実現する地中熱利用ヒートポンプシステムを市役所別館に設置
して実証実験を行っています。
現在、地中温度の安定性や冷暖房効率、光熱費や二酸化炭素(CO2)削減
効果などのデータを収集しています。
図 5-12
地中熱ヒートポンプシステム
出典:春日部市ホームページ
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