理科 34 NO. 〈解答〉 1 茨 ① 水上置換 ② 空気 ③ 量(完答) 芋 ア 鰯 2H2+O2→2H2O 允 CO2 印 ① イ ② 下方置換(完答) 咽 ウ 配点 各1点 6点満点 〈解説〉 1 茨 うすい塩酸の中に亜鉛を加えると,次の化学反応式で表される化学変化が起こって,水 素(気体X)が発生する。 2HC l + Zn → ZnC l 2 + H2 水素はすべての気体の中で最も密度が小さい気体であるため,上方置換法によっても容 易に集めることができるが,水に溶けにくいという性質を持つので,水上置換法で集める ことが多い。水上置換法で気体を集めることには,次のような利点がある。 ・空気などが混入しにくい。 ・集めた気体の量が一目でわかる。 芋 茨の解説より,選択肢アが水素の性質で,その密度は0. 08g/ L(空気の約0. 0 7倍)で ある。イはアンモニア・塩化水素・硫化水素・二酸化硫黄など,ウは二酸化炭素,エはア ンモニアなどの性質である。 鰯 空気中で水素にマッチの火を近づけると,爆発して(ポンと音がして)水素が燃え,燃 えた後には水ができる。この化学変化は,次のような化学反応式で表される。 O 2H2 + O2 → 2H2 允 うすい塩酸の中に主成分が炭酸カルシウムである白色のチョークを加えると,次の化 学反応式で表される化学変化が起こって,二酸化炭素(気体Y)が発生する。 l O + CO2 2HC l + CaCO3 → CaC 2 + H2 印 二酸化炭素は空気中に約0. 0 3%ほど含まれている気体で,水に少し溶け(水溶液は炭酸 水),その密度は1. 84g/ L(空気の約1. 53倍)である。したがって,水上置換法以外にも, 下方置換法によって集めることも多い。また,二酸化炭素を石灰水(水酸化カルシウム水 溶液)に通すと,次の化学反応式で表される化学変化が起こって,炭酸カルシウムという 塩が生成する。 (OH) aCO3 + H2 O CO2 + Ca 2 → C 炭酸カルシウムは水に溶けにくい塩であるため,石灰水中に白い濁りが生じる。 咽 物質が状態変化しても,その質量は変化しない。また,水以外の物質の場合,体積の大 小関係は固体<液体<気体となる。したがって,質量M g,体積V mLの二酸化炭素から 得られるドライアイスの質量はM gで,体積はV mLより小さい。
© Copyright 2024 ExpyDoc