食べる順序や量、時間が健康に大きな影響を与える といわれています。 その中でも多くの栄養が含まれる野菜の効果的な 食べ方を紹介します。 野 菜から食べる 食物繊維を多く含む野菜を先に食べることで、肥満の予防 につながるといわれています。 ● 血糖値の上昇を抑える 食物繊維はブドウ糖の吸収を穏 やかにし、血糖値の急激な上昇を 抑えてくれます。その結果、イン スリン※の過剰分泌も抑えられ、ブ ドウ糖が脂肪に変わりにくくなり ます。 ※す い臓から出る体内ホルモンの一つ で、血糖値を下げる働きがあります。 ● 過食の予防 食物繊維は胃の中に入ると水分 を吸って膨らむため、満腹感を与 えてくれます。また、野菜はよく かんで食べる必要があるため、満 腹中枢を食事の早い段階で刺激し てくれます。 ● コレステロールを下げる 食物繊維には余分なコレステ ロールを吸収して、体外に排せつ してくれる働きがあります。 1日の目安は 350g 「食」 から始まる健康づくり まずは野菜から 1皿 70g を目安に、1日5皿分 350g の摂取を目指しましょう。 緑黄色野菜を中心に、さまざまな野菜を食べましょう。 ● 簡単に食べられる野菜を常備 ● レタスやプチトマトなど、簡単に食べられる野菜 を常備しておきましょう。 和食をメニューの中心に 和食は、もともと一汁三菜の栄養バランスのとれ た食事です。和食をメニューの中心にして、野菜の 豊富な副菜を取り入れましょう。 皆さんは食事をするとき、何から食べますか。 実は食べる順序や量、時間を正しく理解することが、 健康への第一歩につながります。 今回、まず野菜を食べることで健康になるポイントを紹介します。 規 則正しい食の時間を 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 全体 24 H27. 2. 1 「食」で健康づくり 2.6 1.6 肥 満 や 糖 尿 病、 高 血 圧 な ど の 生 活 習 慣 病 は、 偏った食生活や運動不足、喫煙などが主な原因 10歳代 4.5 年度 2 4.3 で発症します。 4 5.1 生活習慣病の予防には、栄養バランスのとれ た 食 事 が 基 本 で す。 特 に、 ビ タ ミ ン や ミ ネ ラ 5.4 ル、食物繊維などが多く含まれる野菜の摂取が 6.5 6.4 6 8.4 7.6 7.2 必 要 不 可 欠 で す 。 一 日 の 目 標 摂 取 量 は35 0 ㌘ 8.4 8 以 上 、 一 日3 回 の 食 事 で 野 菜 を 使 用 し た 料 理 を 10.1 10 合 計5 皿 分 と い わ れ て い ま す 。 し か し 、 男性 女性 の市民生活習慣実態調査では、全年代で目標を 平成24年度 大分市民生活習慣実態調査より 達成してお 歳 20 ら ず、 特 に 歳・ 代の男性は 約2㌫とい 10 12 10 0 う結果でし 野菜料理を1日350g (平均5皿)以上食べる人の割合 12 2 た。 野菜などに含まれる食物繊維 が腸に刺激を送り排せつを促し ます。朝ごはんを習慣付けるこ とで便秘の予防や解消にもつな がります。 誰もが健 康で元気な おなかのスイッチ 生活を送る H27. 2. 1 肉や魚、卵などに含まれるた んぱく質が体温を上げます。体 の動きがよくなり、とっさの反 応にもつながります。 ● た め に は、 5 体のスイッチ 毎日欠かさ 食べ物をかむことで脳に血液 を送り、目が覚めて集中力が上 がります。米やパンに含まれる 炭水化物は脳に必要なエネル ギーになります。 ● ず 行 う「 食 」 脳のスイッチ を見直すこ ● 14 とが生活習 皆さん、朝ごはんをきちんと食べていますか。「朝は忙しくて」「朝は寝ていたい」など、そんな声をよ く耳にします。実は、この朝ごはんにこそ、朝食・昼食・夕食の中で、一番大きな役割があり、3つのス イッチがあるといわれています。 慣病予防の % 第一歩にな 健康づくりには欠かせない“朝ごはん” お問い合わせ 保健所健康課 ☎536-2517 ります。 朝食、昼食、夕食を規則正しくとっていれば、体は持って生まれ たリズムで動いていると考えられます。 生体リズムが乱れて代謝がスムーズでない人の場合、規則正しい 食生活を意識して実践するだけで減量につながることもあります。 また、夜遅い時間の食事は摂取したエネルギーが使用されず、脂 肪として蓄積されやすくなるため、夕食は就寝の 2 〜 3 時間前に 軽めにとるというのがおすすめです。 4
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