<夏バテの3つの原因> <夏バテ対策のポイント>

<夏バテ対策のポイント>
No.132 (平成 24 年 9 月号)
事務局:大垣市藤江町2丁目118)
FAX:(0584)78-6617
①エアコンの設定温度は28℃を目安に、外気温との温度差が大きくなら
ないようにする。
室内外の温度差が5℃以上を超えると自律神経が乱れやすくなります。
夏バテとは、高温多湿の環境や冷房の使用によって起こる様々な体調不良のこ
②日頃から運動や入浴などで汗をかく習慣をつける。
と。暑気あたり・夏負けともいいます。夏バテの症状は「疲れがたまってだるい」
汗をかく機会が少ないと、いざ暑さの厳しい屋外に出た際に、体温調節に関わる自
「食欲が無い」「やる気が起きない」など様々です。
律神経が乱れやすくなります。
<夏バテの3つの原因>
◆温度差による自律神経の乱れ
③のどの渇きを感じる前に少しずつ水分を補給し、多量の清涼飲料水や
アルコール・カフェイン飲料は控える。
清涼飲料水のがぶ飲みは胃液を薄め、過剰な糖分摂取のために食欲不振が起こ
冷房の効いた室内と外気の温度差が大きいと、自律神経が乱れて、自律神経
ります。アルコールやカフェイン飲料(コーヒーなど)は利尿作用があるため、水分
の失調により身体に様々な不快な症状が現れます。
補給には適しません。
◆発汗の異常と食欲の低下
④睡眠環境を整え、早めに就寝する。
多湿環境で発汗が困難になると、体温調節がうまくいかなくなり、自律神経の乱れ
エアコンや扇風機を使い、快適な環境を作り、夏場に失われやすい体力を睡眠で
につながります。又、水分を取り過ぎると水分・電解質バランスが崩れるだけでなく、
回復させましょう。
胃液を薄めることになり、胃の働きを弱め、食欲不振の症状が出ます。食欲不振に
より食事量が減るとエネルギー不足になり、だるさや疲れの症状が出てきます。
⑤夏野菜や果物・良質なたんぱく質を意識して食べる。
夏野菜や果物は、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富なため、摂取することで
◆熱帯夜による睡眠不足
水分補給と同時に身体の調子を整えます。豆腐や肉類は良質なたんぱく源になる
人は寝つく際に体の熱を放出し体温を下げますが、暑さにより、熱を放出しにくくな
だけでなく、ビタミンB1も豊富なため、夏バテ予防に効果的です。食欲がないとき
ると、寝つきが悪くなります。睡眠不足は翌日に疲れを持ち越し、体調悪化につな
は、香辛料や酸味を加えると食欲が増進します。
がります。
成田.N
*原稿及び質問に対する答え・意見などFAXをおまちしております。