www.monex.co.jp 2015.1.5 フィナンシャル・インテリジェンス部 世界経済のトレンド丸解り!今週の注目レポート このコーナーでは、フィナンシャル・インテリジェンス部に配属された新人のルミが「世界経済の 今・そしてこれから」を把握するために是非読んでおきたい、今週の重要レポート・ニュース記事 を紹介します。(原則月曜日更新) 「部長、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。」 「槙原君、おはよう。晴れ着はやっぱり華やかでいいね。」 「なかなか着る機会もないので、気持ちも引き締まります♪」 「槙原君、浮かれてないで今年もレポートはちゃん書いてね。」 「もちろんですよー。2015 年初回の世界経済トレンド丸解りです。 宜しくお願いいたします。」 今週の注目レポート・重要ニュース FOMC 議事要旨や米雇用統計など年明け早々に重要なイベントが目白押し ■経済指標や重要イベントなど 【1.米国】 先週の米国市場は、ギリシャの政情不安や利益確定の売りなどから下げました。ダウ平均は 30 日に 節目の 18,000 ドルを割り込むと 31 日には 160 ドル安と大幅下落となりました。2015 年の初 取引となった 2 日は 4 営業日ぶりに反発しましたが小幅な上げに止まっています。なお、2014 年 のダウ平均は年間で 7.5%の上昇となりました。 1-1. 米消費者信頼感指数 12 月 30 日発表の 12 月のコンファレンスボードの米消費者信頼感指数は 92.6 で市場予想を下回 りました。 1-2. ISM 製造業景気指数 2 日に発表された 12 月の ISM 製造業景気指数は 55.5 と前月から 3.2 ポイント低下し半年ぶりの 低水準となり市場予想以上の悪化となりました。6 日には 12 月の ISM 非製造業景気指数が発表さ れます。 –1– Copyright (C) 2014 Monex, Inc. All rights reserved. 世界経済のトレンド丸解り!今週の注目レポート 1-3. FOMC 議事要旨 7 日には 12 月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されます。12 月の FOMC では金融政策の先行きを示すフォワード・ガイダンスが変更されただけに、どのような議論があった のかが注目されます。 1-4. 雇用統計 9 日には 12 月の米雇用統計が発表されます。11 月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は 32 万 1000 人増と市場予想を大きく上回り 2 年 10 カ月ぶりの高い伸びとなりました。今回は 23 万人 程度の増加が予想されています。 詳細は「米国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント」をご覧ください。 【2.欧州】 先週の欧州の主要株価指数は、ギリシャの政情不安や原油価格下落、ユーロ圏製造業 PMI の下方修 正などを受けて下落しました、ドイツ、フランスとも先週の株価指数は 1%を超える下げとなりまし た。 2-1. ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI) 2 日に発表されたユーロ圏製造業 PMI(改定値) は 50.6 で速報値の 50.8 から下方修正されました。 2-2. ユーロ圏消費者物価指数 7 日にユーロ圏の 12 月の消費者物価指数(速報値)が発表されます。11 月は前月からプラス幅が 0.1 ポイント縮小し前年同月比 0.3%上昇となりました。12 月は一段の低下が見込まれておりマイ ナスの伸びになるとの見方もあります。ECB が国債購入を含めた量的緩和に今月にも踏み切るので は?とみられているだけに物価の動向がより注目されます。 【3.日本】 先週の日本市場は年末年始の休場を前に 2 営業日のみの取引で、日経平均は 29 日に年初来高値ま で後 20 円余りまで迫る場面もありましたが、高値を前に失速すると 2 日間で 370 円近く下落して 年内の取引を終えました。その結果、期待されていた 3 年連続の年末高値引けとはなりませんでし たが、2014 年の日経平均は年間で 7.1%の上昇となりました。 3-1. 小売り企業の決算発表 今週は 2 月期決算の小売り企業の決算発表が本格化します。6 日にはファミリーマート(8028) –2– Copyright (C) 2014 Monex, Inc. All rights reserved. 世界経済のトレンド丸解り!今週の注目レポート や良品計画(7453)が、7 日には ABC マート(2670)が、8 日には 8 月決算のファーストリテ イリング(9983)が、そして 9 日にはローソン(2651)やセブン&アイホールディングス(3382)、 イオン(8267)などが決算を発表する予定です。 【4.中国】 先週の上海市場は年明けの 1 日、2 日が休場で 3 日間の取引でしたが、中国人民銀行が実質的な金 融緩和策を発表したことを好感して上昇すると、上海総合指数は 3,200 ポイントを回復し年初来高 値を更新して年内の取引を終えています。その結果 2014 年の上海総合指数は年間で 52%の高い 伸びとなっています。 4-1. 製造業 PMI 1 日発表の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想と同じ 50.1 となり前月の 50.3 から 低下しました。一方で非製造業 PMI は 54.1 と前月から小幅に改善しています。 詳細は「中国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント」をご覧ください。 詳細レポートは以下をご参照ください。 ■[日本]チーフ・ストラテジスト広木隆の「ストラテジーレポート」 ■[日本]シニア・マーケットアナリスト金山敏之の「投資のヒント」 ■[日本]フィスコの「週刊マーケット展望」(ログイン後限定レポート) ■[日本]J.P.Morgan(J.P.モルガン)社や TIW 社の「アナリストレポート」(ログイン後限定レポ ート) ■[日本]主要日本企業決算カレンダー ■[米国]主要米国企業決算カレンダー ■[米国]米国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント ■[中国]中国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント ■[その他] J.P.Morgan(J.P.モルガン)社の、「マクロ経済レポート ウィクリー・データ・ウォ ッチ」「グローバル・データ・ウォッチ」(ログイン後限定レポート) グローバル・マクロ・ビュー(世界経済の基本観) 1. 日本(前回からの変更なし) 政府は 3.5 兆円規模の経済対策を閣議決定。2015 年以降の景気浮揚効果に注目。 –3– Copyright (C) 2014 Monex, Inc. All rights reserved. 世界経済のトレンド丸解り!今週の注目レポート 2.米国(赤字が前回からの変更点) 景気回復鮮明に。今後は利上げ時期が焦点に。 3.欧州(前回からの変更なし) ECB が量的緩和に踏み出すかが焦点に。 4.新興国(前回からの変更なし) 中国は、約 2 年 4 ヶ月ぶりに利下げを実施。今後の景気動向等に要注目。 利益相反に関する開示事項 マネックス証券株式会社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価 を契約先証券会社より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではあり ません。レポート対象企業の選定はマネックス証券が独自の判断に基づき行っているものであり、契約 先証券会社を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びにマネックス証券 と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。 ・当社は、本レポートの内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するもの ではございません。 ・記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨 し、勧誘するものではございません。 ・過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。 ・提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございま す。 ・当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございま せん。 ・投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。 ・本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに 転用・複製・配布することはできません。 マネックス証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、 一般社団法人 日本投資顧問業協会 –4– Copyright (C) 2014 Monex, Inc. All rights reserved.
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