宮 城 県 産 仙 台 味 噌 平成14年8月2日 宮城県告示第748号 (適用の範囲) 第1 (定 第2 この基準は,宮城県内で製造され,下記の製造方法に基づいて製造された宮城県産仙台味噌に適用する。 義) この基準において,仙台味噌とは,宮城県産大豆を蒸煮したものに,米を蒸煮してこうじ菌を培養した らいさい ものを加えたものに食塩を混合した後,擂砕し,これを発酵させ,及び熟成させた半固体状のものをいう。 (宮城県産仙台味噌の製造方法) 第3 宮城県産仙台味噌の製造方法の基準は,次のとおりとする。 大豆の処理 選別,洗浄の後,少なめの吸水になるよう浸漬し,蒸煮を行う。 米の処理・製麹 選別,洗米の後に浸漬し,十分に水切りをしてから50~60分間程度蒸す。 仕込・混合 蒸煮大豆,麹及び食塩(あるいは塩切麹),種水を加え,混合する。 発酵・熟成 仕込温度は常温とし,熱仕込は行わない。 あつ (宮城県産仙台味噌の品質及び品質表示) 第4 宮城県産仙台味噌の品質及び品質表示の基準は,みそ品質表示基準(平成12年農林水産省告示第1664 号),販売店店頭におけるみその表示について(昭和49年11月11日49食流第5591号農林省食品流通局長・食 糧庁長官連名通達)に準ずるほか,次のとおりとする。 区 分 品 基 位 1 準 赤味噌であり,その明度については,日本工業規格Z8721の色の表示 方法によるYc(%)の値が15以下であること。 品 主たる原材料 2 性状が良好であること。 3 色沢が良好であること。 4 香味が良好であり,かつ,異味異臭がないこと。 5 異物が混入していないこと。 使用する大豆及び米は,宮城県内で生産されたものであること。 原 質 材 原材料の配合 大豆に対する米の使用割合は,5分麹から8分麹の範囲とする。(5分麹とは大豆 料 割合 100kgに対する米の割合が50kgのことをいい,8分麹とは大豆100kgに対する米 の割合が80kgのことをいう。) 食品添加物 品 次に掲げるもの以外のものを使用していないこと。 発酵アルコール 質 製品の塩分濃度 製品の塩分濃度は11%から13%までとする。 表 特別表示事項及び 「宮城県産大豆,米100%使用」等,宮城県内で生産された大豆及び米を使用 示 その表示の方法 している旨を容器又は包装の見やすい箇所に記載すること。 (製造管理) 第5 食品衛生法(昭和22年法律第233号)等関係諸法令を遵守し,適切な製造管理を行うこと。 (認証方法) 第6 認証のための適合審査は,宮城県認証食品認証要綱(平成17年宮城県告示第900号)に基づき行う。
© Copyright 2024 ExpyDoc