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平成 27 年 1 月 18 日
・景気回復下の都心レジャー関連
22日にECB理事会があり、量的緩和で国債をさらに大量に買い込むと確実視されてい
るのを見越して16日にスイス中央銀行が1ユーロ=1.2スイスフランのユーロ買い&
スイスフラン売りの無制限介入を撤廃したようだ。
スイスの通貨高は、国内の輸出企業にとって大打撃だがスイスのバランスシートが大増発
するユーロにはもう付き合いきれないといったところだろう。
日本の10年もの国債金利は0.225%まで低下。5年物はついにマイナス金利の-0.
015%の異常事態となっている。
30年固定の住宅ローン金利がなんと1%まで低下し、個人が家を購入しないのはおかし
いくらいとなっている。
先のスイスも無制限介入撤廃と同時に政策金利を-0.75%としたが、スイスフラン高
は収まらなかった。
日本、ユーロ諸国、スイスなどは、量的緩和に突き進んでいる。
「通貨が安くないと輸出競争に負けて経済成長が保てない。株価も上がらない。デフレに
なる」という恐怖感に襲われている。
逆にブラジルやロシアは、いくら金利を高くしてもモノカルチャーの第一次産業や地下資
源に頼っているので資本が流出してしまう。中央銀行が通貨防衛してもインフレは止まら
ない。
日本にとっては外部要因が続々と好転している。金利低下、原油安、円安。このトリプル
メリットがなかなか評価されない。日経平均株価は、外国の要因に揺さぶられ、変動率が
激しくなっている。つまり安定していない。しかし、14年3Q決算が2月に15年期末
決算が5月。ここには上記の特に原油安が織り込まれていない。
15年決算→16年見通しはかなり良いだろう。日経平均株価のBPSも1250円予想。
PER15倍で18750円。16倍で2万円。17倍で21250円。
現在NYダウが15.9倍なので高値2万円行ってもおかしくないであろう。
もうひとつのメインの金利安から債券金利と株式利回りのイールドスプレッドが拡大して
おり、地方銀行などは国債運用から都心の私募リートや上場リートに資金をシフトしてお
り、ますます都心の不動産価格が上昇しやすい局面が迫って来ている。