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2015/1/26発行
2015年1月26日~2015年1月30日の展望
◎株式相場見通し
◎主要マーケットの推移
【国内株式相場】予想レンジ 17,000円~18,000円
国内株式相場は底堅い展開か。ECB(欧州中央銀行)理事会による量的緩和決定を
好感した地合いが続き、今週も国内株式相場は底堅い展開を予想する向きが多い。今
週から本格化する主要企業の決算発表で好業績が確認できれば株価の支援材料になり
そう。一方、短期的な過熱感も警戒され利益確定売りが出やすいと見る向きもある。
【米国株式相場】予想レンジ17,000㌦~18,000㌦
米国株式相場はもみ合いか。今週はFOMC(米連邦公開市場委員会)や、米国実質
GDP速報値の公表といった重要なイベントや指標の発表を控え、米国株式相場はもみ
合う展開を予想する向きが多い。今週はアップルやキャタピラーなど主要企業の決算
発表も予定されており、内容を見極めたいとする投資家が積極的な売買を控えれば、
相場の重石となる可能性がある。
(NYダウ)
(日経平均)
18000
18000
17500
17500
17000
17000
16500
16000
16500
日経平均株価
15500
NYダウ
16000
15000
14500
15500
10/28
11/28
◎債券相場見通し
12/28
(国内金利)
【国内金利】予想レンジ 0.20%~0.30%
国内金利は横ばいか。原油価格の下落を背景に日銀がCPI見通しを大幅に下方修正
したことや日銀による大規模な国債買入れオペが引き続き見込まれることから、国内
債券相場は買い優勢(金利低下)の展開を予想する向きがある。一方、高値警戒感から
、金利低下余地も限られ、横ばいトレンドが続くとの見方もある。
【米国金利】予想レンジ 1.65%~1.85%
米国金利は低下か。ECBの量的金融緩和導入を背景に欧州主要国の金利が低下して
おり、米国債券相場は買い優勢(金利低下)の展開を予想する向きが多い。今週予定さ
れているFOMCの声明文で、利上げを急がない姿勢が示されれば、米国の利上げ時期が
後ずれし、債券買い(金利低下)が一段と強まる可能性もある。
(米国金利)
0.55
2.40
0.45
2.20
0.35
2.00
0.25
国内金利
1.80
米国金利
0.15
◎外国為替相場見通し
1.60
10/28
【ドル/円相場】予想レンジ 116.50円~119.50円
ドル/円相場はもみ合いか。ギリシャ新政権が緊縮財政への反対姿勢を強めれば、
投資家のリスク回避姿勢が強まり、円買いが優勢となる見方がある。一方で、今年中
に利上げが見込まれるドルも買われやすく、ドル/円相場はもみ合う展開を予想する
向きが多い。今週は米国でFOMCが開催されるが、議長会見は予定されておらず、大幅
な政策変更も見込まれていないことから相場への影響は限定的と見られている。
【ユーロ/円相場】予想レンジ 128.50円~134.00円
ユーロ/円相場は、ユーロが弱含む展開か。ECB理事会で量的緩和が決定されたこと
で、引き続き主要通貨に対するユーロ下落が意識されやすい。また、ギリシャの政局
不安もユーロ売りの材料となりそう。一方、ドイツの景況感指数やユーロ圏消費者物
価指数などの経済指標が市場予想を上回る内容となれば、急激にユーロ安が進んだ反
動もあり、一時的にユーロが買戻される可能性もある。
11/28
12/28
(ユーロ/円)
(ドル/円)
150.00
124.00
122.00
120.00
145.00
118.00
116.00
140.00
114.00
112.00
110.00
ドル/円
ユーロ/円
135.00
108.00
106.00
104.00
◎マーケット情報
◎今週のトピックス
【主要株価指数】
指標
週終値
前週末比
日経平均株価
NYダウ(米国)
17,511.75
17,672.60
+647.59
+161.03
ブラジルボベスパ指数
48,775.30
-241.22
上海総合指数
3,351.764
-24.73
指標
日本10年国債利回り
週終値
0.234
前週末比
-0.009
米国10年国債利回り
1.7968
-0.0400
豪州10年国債利回り
2.634
+0.075
130.00
10/28
11/28
12/28
【今週の注目される材料について】
・今週は27~28日にFOMC(連邦公開市場委員会)が開催される。
・前回12月の記者会見で、イエレン議長は今後2回のFOMCで利上げに動くことはない
と明言していることから、市場では大幅な政策変更はないと見られている。
・声明文で利上げ時期の表現がどのように変わるのかが注目されており、原油安でイ
ンフレ率見通しが下がっていることを受け、FRBが利上げを急がない姿勢が示されれ
ば、米国株価の支援材料になると見られている。
◎今週の経済指標・政治日程など
【債券】
国 内
指標
海外
市場予想
26日 (月) 貿易収支(通関ベース、12月、億円) -7,352
前回
-8,935
指標
国
独 Ifo景況指数(景気動向、1月)
独 Ifo景況指数(現況評価値、1月)
独
ブラジル10年国債利回り
カナダ10年国債利回り
11.717
1.447
-0.312
-0.090
29日 (木)
週終値
117.77
前週末比
+0.26
ユーロ/円
131.95
-4.00
豪ドル/円
93.19
-3.50
カナダドル/円
94.83
-3.23
米
Ifo景況指数(予想値、1月)
耐久財受注(前年比、12月)
米
ケース・シラー住宅価格指数(11月)
米
米
30日 (金)
31日 (土)
1日 (日)
前回
106.5
105.5
110.8
109.8
102.5
101.4
0.4%
172.96
-0.9%
173.36
新築住宅販売件数(12月、万件)
45
43.8
消費者信頼感指数(1月)
95
FOMC理事会(~28)
豪 消費者物価指数(前年比、4Q)
-
-
1.8%
2.3%
米
28日 (水)
【外国為替相場】
通貨
ドル/円
27日 (火)
市場予想
米
FOMC理事会
92.6
-
-
ユ
欧州員会景況指数(1月)
0.12
0.04
米
新規失業保険申請件数(万件)
300
30.7
-0.5%
-0.2%
消費者物価指数(全国、前年比、12月)
2.3%
2.4%
ユ
消費者物価指数(前年比、1月速報)
消費者物価指数(全国、除く食料エネ、前年比、12月)
2.1%
2.1%
ユ
消費者物価指数(前年比、1月速報コア)
0.7%
0.7%
消費者物価指数(東京、前年比、1月)
2.2%
2.1%
ユ
失業率(12月)
11.5%
11.5%
消費者物価指数(東京、除く食料エネ、1月)
1.8%
1.8%
米
GDP(前期比年率、4Q速報)
3.1%
5.0%
失業率(12月)
3.5%
3.5%
米
シカゴ購買部協会景気指数(1月)
57.8
58.8
鉱工業生産指数(前月比、速報)
1.2%
-0.5%
50.1
50.1
中 製造業PMI(1月)
※本資料は各種データに基づき参考資料として作成しておりますが、その正確性・確実性を保証するものではありません。ここに記載された意見等が事前の連絡なしに変更されることもあります
。 したがいましてこれらのコメントに全面的に依存して市場性商品の取引導入を決定することはお勧めできません。また本資料は情報提供を目的とし、商品の売買勧誘や申し出を意図したもので
はありません。