【がけ(1)隣接地が低い敷地のケース 【がけ(1)隣接地が低い敷地の

建築基準法第2章 建築物の敷地、構造及び建築設備
建築物の敷地、構造及び建築設備
(条例第 10 条)
【がけ(1)隣接地が低い敷地のケース】
】
【がけ(1)隣接地が低い敷地のケース
【質問】
敷地周辺が-5.0m の高低差がある場合は、県条例第 10 条(以下、
「がけ条例」という。
)の適用
を受けるのか。
【回答】
敷地右側について、勾配が 30°を超え、かつ、高さが 2.0m を超える場合は、がけ条例の適用を
受ける。<下図参照>
静岡県建築関係規則集[19 年度版]条例部分の解説イb及び宅地造成等規制法の自然がけ・切土の
安全勾配の基準から、斜面の安全角度(θ)の斜線より低い位置に建築物の基礎を設置する方法
ががけ条例(1)に適合すると解する。とすると基礎の底盤を法尻(がけ下)からの水平距離を L 以
上とれば条例 10 条の規定に抵触しない。
したがって、隣接地の高さが計画地より-5.0m、その斜面地が切土若しくは自然がけで地質が下
表の砂利、真砂土、関東ローム、砂質粘性土等の場合、下表より法尻から水平距離で高さの 1.43
倍の距離 7.16m を確保すればよいことになる。(H を 5.0m としたが、H に基礎の根伐り深さを
減じて L を算出して良い。
)
【参考】
宅地造成等規制法政令(以下。
「宅造法令」という。)第 5 条