2014年11月号

2014.11月
号
11 月の下旬になってようやく身近に紅葉を見ることができるようになります。私が以前
住んでいた岡山県は県花が「はなみずき」で、街路樹としてたくさん植樹されていました
が、この時期は 6 月の花の時期と同様に、緑から褐色に変化する葉を楽しむことができま
した。幼稚園でも、ウッドデッキにカサカサになった柿の葉がお子さま方のおままごとの
大切な材料になっています。11 月 6 日には年長さんが収穫してくれた大きなさつまいも
をほかの学年が一生懸命洗ってくれて、厨房で蒸かしていただきました。「秋」を探しにお
子さまと散策してみてください。
21 日にはお遊戯会にお越しいただきまして、ありがとうございました。また,衣装に関しまして
も名前付け、洗濯などのご協力をいただき、ありがとうございます。どのお子様も、役になりきって、
本当に楽しく踊ること、演じることができました。年長さんのお子様が練習のときに、「先生、練習の
ときは本番のように、本番は、練習の時のようにすればいいってお母さんが言ってたよ」と教えてくれ
たそうで、担任がいたく感動していました。おうちでの会話が聞こえてきそうです。幼稚園での練習
の様子をおうちの方にお伝えしたのでしょう。楽しく、また一生懸命踊る様子がお母様にも伝わって、
先ほどの言葉をお伝えいただいたことと思います。
年長、年中が描いた「お話の絵」も、保育者の話(絵本を使わず、保育者はお子さまに語りかけます)
に吸い寄せられてその後、ごっこ遊びをして描き始めます。真っ白い画用紙を前に、一瞬たじろぐ様
子もありますが、お話の世界に入り込んだお子様方は、自分のイメージを絵具やクレパスで一気に描
き上げます。「登場人物」になりきって演じたり、描いたりすることができる幼児期は、想像力の源を
作っているように感じます。そして、おうちの方、お友だち、保育者から投げかけられる、(先ほどの
お母様の言葉のように)「その気にさせる言葉」が想像の力をさらに広げます。
今、幼稚園にはホールにも保育室にもアナや雪の女王エルサがいっぱいです。お子様方の「その気」
を盛り上げるために、私は「ありのままで」をピアノで練習中です!!
おひさま文庫の前で絵本を読んでもらい
キッズスペシャルではおにぎを作りまし
年中さんは「さんびきのやぎのがらがら
ました。絵本が大好きなお子様方です。
た。手つきも素晴らしい!! おいしい三角
どん」年長さんは「3まいのおふだ」の
おにぎりが握れました。
お話をもとに絵を描きました
」
上の 3 枚は年長さんの作品ですが、3 枚とも題名(一人一人のお子様に聞きます)は「こぼうずが栗を拾っ
ているところ」です。一人ひとり、想像する世界がみな違っていて素晴らしいです。