5 行ってみたよ!参加してみたよ!シリーズ Vol.6 関戸公民館市民企画講座 古典芸能で知る江戸時代の文化 H27・12/4~2/5(全 5 回) 歴史には疎いが時代劇や落語の大好きな私の目に 飛び込んできた「古典芸能で知る江戸時代の文化」の チラシ。江戸時代の風物にはとても興味があったの で、早速申し込み、初日の開始時間をワクワクしなが ら待つ。 第 1 回は俳優の森章二氏。舞台を 中心に映画、テレビ、ラジオと大活 躍のキャリア 50 年を超すベテラ ン。主な出演作は、暴れん坊将軍、 水戸黄門他多数。 内容は、『江戸煩い』について。 この奇病は、明治に入って解明された「脚気」(胚芽部 分をそぎ落とした白米中心の食事が原因のビタミン B1欠乏症のこと) 開府以降、仕事のために江戸に集まった人たちの主 食が玄米や雑穀などから、白米に変わった。どっさり の白いおまんまと漬けものが「江戸っ子の心意気」と ばかりに白米ばかり食べていると、倦怠感や足のしび れが出て体調が悪くなったり、参勤交代の侍達が江戸 に来ると身体の調子が悪くなり、寝込むものが続出し たり。お勤めを終え箱根の山を越える頃には症状が緩 和したことから『江戸煩い』と呼ばれるようになった。 徳川家康が自身のお守りとして信仰していた愛知県 の三河稲荷神社に参ったところ、身体の不調が治った ことから、庶民達は様々な奇病を治すため、現荒川区 にある三河島稲荷神社にお参りするようになった。そ の頃から江戸に稲荷神社が多く造られたようだ。 当時の町医者は資格がなくても、二つの言葉「手遅 れですなぁ」「寿命ですなぁ」を知っていれば誰でも 医者になれた?!に思わず笑いが・・・ 江戸の街は女性が男性の半数くらいしかいなか っ たそうで、女性はとても大切にされた。亭主の稼ぎ を芝居見物等に使って楽しんでいた「かかあ天下」 。 だから、稼ぎ手の男衆は「宵越しの銭は持たねぇ」 とその日の稼ぎを一日で使ってしまったんだよ!と ユーモアたっぷりに話される。お色気たっぷりの色 小話や川柳など、紙面には書けないようなお話もあ り、会場はニヤニヤ、クスクス・・・ 第 2 回は落語家の瀧川鯉橋(りきょう)師匠。 まずは『時』の話。江戸の時刻は、季節によって 長さが異なる「不定時法」 。日の 出と日没を基準とした。日の 出の約 30 分前を「明け六 ツ」、日没の 30 分後を「暮 れ六ツ」とし、昼夜をそれ ぞれ六等分して一刻(いっ とき)とした。 また、時刻には「十二支」と「数」 の2種類の呼び方があった。子の刻は午後 11 時~ 午前 1 時。数の九ツは、午前 12 時頃と午後 12 時 頃を指す。生活に欠かせない刻を江戸の町に知らせ る「時の鐘」が当初、本石 3 丁目に設置された。後に 寛永寺や浅草寺他数カ所にも。注意喚起の「捨て鐘」 を初めに 3 回鳴らした後、時の数を鳴らしたとか。 さぁ~てお待ちかね、師匠の得意ネタの「時そば」 。 麺を勢い良くすする音やその表情に会場から笑い が・・・。さんざんそば屋を褒めた後の支払時に「亭 主、今何時だ?」とお馴染みの噺に大爆笑、大拍手。 夫婦の愛情を温かく描いた屈指の人情噺「芝浜」 の好演にウルウルきてしまったの は私だけ? 派手で賑やかな「上方落語」が 好きだが、渋くて粋な噺がたくさ んある「江戸落語」も大好きだ! これからどんなお話が聴けるの か、楽しみ楽しみ!! (今) 「花アート友の会」 《サークル作品紹介: 》 (多摩市の HP では、カラーでご覧になれますよ!) 【リボンアートフラワー】を作ってみませんか? 永山公民館で月1回第2月曜日の午後活動しています。 菜 の 花 大 輪 の 薔 薇 只 今 、 会 員 募 集 中 !! 人が好き、文章やイラストを描くのが好き、パソコンが得意などなど、自分たちの手で楽しい紙面を作りま せんか?興味をお持ちの方は、公民館にご連絡下さい。編集会議は、月1回程度です。
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