TM を用いた受精確認について 美加レディースクリニック 齋藤 依子 佐藤

Embryo ScopeTM を用いた受精確認について
を用いた受精確認について
美加レディースクリニック
○齋藤 依子
佐藤 弘子
金谷 美加
【目的】
当院では平成 25 年 2 月に胚のタイムラプス撮影培養装置 Embryo ScopeTM(以下 ES)導
入した。従来の加湿型インキュベータにおける培養方法では、受精確認困難だと考えられ
る症例があったので報告する。
【方法】
患者様の同意のもと ES 培養にて受精確認した症例のうち 2 症例。従来の受精確認は ICSI
または cIVF 施行後 18~19 時間後に観察。ES 培養においては、画像情報により翌日受精確
認を行った。
【結果】
ICSI 施行後 17 時間後には前核消失し、従来の受精確認方法では不受精とされていたが、
ES 培養により正常受精と確認できた。
従来の受精確認では形態不良胚としていたが、培養継続した結果、正常受精胚となった。
【考察】
ES 培養により胚が受精しているかどうかの判断を、従来の方法より正確にとらえることが
でき、正常受精の見逃しを少なくすることができる。